犬を使わない時点で「OSO18」対策は本気じゃない。

 雪が積もったから北海道の羆も穴に入っただろう。放牧牛はとっくに畜舎に収容された。
 道東で、放牧乳牛を散発的に襲撃する羆個体が数年間、駆除されずにいるという、モヤモヤした話。今年のシーズン中も解決しなかったようだが、これまでの対策の内容を見ると、そもそも現地農家に《こいつを駆除しなかったら死活問題だ》という切迫感は無さそうだ。

 それならそれで、緩く安価に実行できる来シーズン向けの対策が、いろいろあるだろう。

 まず試す価値があるのは「人間臭さのスプレー」。
 熊の嗅覚は犬をも凌ぐという。だったらその敏感なセンサーに働きかけることを考えねば。

 ヒトの鼻ではギリギリ感知ができないレベルに抑制した、人間たちの濃密な臭いを、慣れさせてしまわぬ用心として何十種類も用意し、それを数日おきに、デントコーン畑や放牧地に、ランダム曲線を描くように散布する。
 これで深夜向きの「臭いの結界」ができるはずだ。それも数日おきに変わって行くのだ。
 用心深い成獣なら、落ち着いて餌あさりはできなくなるだろう。

 ところで、鼻が敏感な動物は、じぶんの体表に、何か異常な強烈な臭気を付着させられることも、厭うはずである。
 そこで、そうした強烈で非自然的な「異臭」のミストを、センサーと連動して大型獣に対してスプリンクラーで狙撃的に浴びせかける「ブービートラップ」を、樹幹の地上高3mくらいの位置に仕掛ける。

 庭に猫が入ってくるのを撃退する市販装置の応用でいいのだから、1個数千円で製造できるだろう。

 直近の家畜襲撃現場の周辺には特に集中的に。
 あえておびきよせる目的の《ハチミツ餌》の近くに「地雷」的にセットしても可い。

 罠猟ではないので、免許も要らないはずだ。(庭に野良猫が侵入できないようにする仕掛け水鉄砲装置に、免許は必要無い。)

 いうまでもなくこの異臭物質は、「人畜無害」の無毒な成分でなくてはならない。しかし染料のようにいちど体表に付着したら何日もこそぎおとせないような性状のエアロゾルとする必要はある。

 たとえば都市ガスには、ヒトの鼻でもすぐに分かる臭いが、ガス漏れ警告の意味で、つけられている。そもそも無臭の天然ガス成分に、無毒だが「ガス臭い」と感ずる成分を、人工的に混入させているから。
 その原液の臭いが作業員の服地に付けば、体表までしみわたり、何日もその臭気は消せないそうだ。風呂に入っても落ちないという。しかし、とうぜん、無毒。

 このような、人間のバカな鼻でも気になってしまうくらいの強烈な人工臭が、犬の数十倍も嗅覚が敏感という野生の熊の体表に1滴でもついたらどうなるか? おそらくふだんのねぐらへは戻れないだろう。「臭い道」がついてしまうからだ。
 野生羆にとっては、最悪の経験となるだろう。

 次。
 The Maritime Executive の2022-12-1記事「Royal Navy Orders its First Crewless Submarine」。
    英海軍は、長さ39フィート、径7フィート、自重17トンの無人潜水艇を発注した。
 これは貨物船の「40フィート・コンテナ」の中にすっぽりとおさまる寸法である。だから世界のあらゆる場所へ、すぐに搬入できる。

 次。
 Mykhaylo Zabrodskyi, Dr Jack Watling , Oleksandr V Danylyuk and Nick Reynolds 記者による2022-11-30記事「Preliminary Lessons in Conventional Warfighting from Russia’s Invasion of Ukraine: February?July 2022」。
  英国の研究所による、ウクライナ戦争の戦訓抽出。

 すべての軍種が、陸上の「特殊作戦」に奉仕させられている。

 コンバインドアームズなのはよいが、それを機能させるに必要な下級指揮官の能力が不足。

 露軍は偽情報に弱く、すぐひっかかる。嘘によってその場しのぎをすればいいというインセンティヴが文化的にあるので真偽はどうでもよくなっている。

 ※ベラルーシの外相が急死したのは、対露全面協力をのらりくらりとかわしているルカシェンコに対するFSB流の脅しかもしれない。そうだとすれば今度はルカシェンコに、報復としてラブロフを暗殺する動機ができた。

 敵味方識別システムへの無関心。

 砲熕砲兵の数。開戦時点では、露軍2433門、宇軍1176門。ロケット砲兵の数。露軍3547台、宇軍1680台だった。

 もはや「聖域」なし。あらゆる場所が攻撃される。

 ※『フィナンシャルタイムズ』によればジャック・マー氏は日本国内某所に落ち着いているそうだが、外国籍の富豪が日本国内で比較的に安全である場所とはどこだろうか? 複数の目立たない拠点を確保して不定期に転々とするのは当然として、その有力候補地のひとつは三沢市だと思う。米軍の軍用宇宙通信網のハブがあるため、ここでは日米両国による外国人監視は特別に厳しいはず。また土地柄、怪しい東洋人がうろつけば、どうしても目立つ。地元駅も地元空港も小さいので、利用者全員のカメラ撮影が可能である。国際空港からは遠いので、工作員がそこでなにかやらかした直後、いちはやく国際空港へ移動しようとしても、駅でも高速道路でも、監視カメラを韜晦し難い。