古い対戦車手榴弾の炸薬量(500グラム未満)でHEATが有効なのである。ご愁傷さま、だ。
別なSNS動画、ふたつ。
どちらも宇軍使用中の「Mk-19 40ミリ擲弾銃」と「AGS-17 37ミリ擲弾銃」の発射動画なのだが、37ミリの方は不発が多いようで、そのたびにレシーバー尾端の「紐」を引っ張って故障排除しているのが面白い。40ミリの方はごく普通の、レシーバー右サイドのコッキングレバーだ。
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Michael Nienaber 記者による2022-12-24記事「German allegedly spying for Moscow used NSA material, magazine says」。
ドイツの対外情報部BNDの中に対露内通者が居り、米NSAや英GCHQから得た情報をこっそりロシアへ渡していたとして、今週、逮捕されたという。容疑者はドイツ国籍のカルステン・L。
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David Choi 記者による2022-12-26記事「South Korea responds in force to North Korean drone intrusion near Seoul」。
最初に、金浦市(ソウルの西隣で黄海に近い)上空で、午前10時25分に1機の侵入UAVを探知した。
すくなくも5機の固定翼無人機が領空に入ってきた。すべて、同じ型。長さ6フィート半。
ターボプロップ単発複座のCAS機「KA-1」がこの迎撃のために発進せんとしたが、離陸失敗。墜落した。ソウルの東の、江原道にて。脱出した乗員2名は病院へ運ばれた。民間被害は無い。
国際空港の金浦空港や仁川空港は、このさわぎのため1時間近く、離着陸が止められた。
前回の偵察ドローン侵入騒ぎは2017年であった。
※この無人機が悠々と飛び過ぎて行くところを真下から撮影したビデオもSNSに出ている。機関銃では撃墜できなかったそうだが、これを見てますます確信できた。現有の陸自の装軌戦車はすべて改造して防空戦車に生まれ変わらせる必要がある。105mmか120㎜の近接炸裂弾頭でないと、このグレードの無人機から原発や変電所を防衛することはできないだろう。そのような「防空戦車」を広範囲に散開させるしか、敵のスウォーム作戦からの有効な防禦法はないのだ。今次ウクライナ戦争で分かったと思うが、距離1500mでの戦車同士の撃ち合いなど、もはや平地でも起こりはしない。期待される任務は、間接照準支援ソフトウェアを利用した距離2000m以上での遠射か、野戦榴弾砲代わりの曲射弾道射撃か、低空飛行機を直接照準で叩き落すか。砲耳と制退機は高角90度まで対応できないと不覚をとるだろう。砲塔装甲は全周2cm厚で可いだろう。シルエットもいくら高くなっても可い。防衛省は直感的に「高等政治」も考えられないとダメだ。敵の巡航ミサイルや自爆機がわんさか襲来する事態になったとき、そこにオムニプレゼンスに「防空戦車」が存在してみ。たった1両、それが見えるだけで、どれほど国民には頼もしく感じられるか。「ああ、自衛隊がいてよかった」と思うだろう。今のような戦車や自走砲では、国民感情の支持は得られない。「こいつではドローンは撃墜できないだろ」「尖閣近海の敵艦を射撃できないだろ」と思われてしまう。「だったら税金の無駄使いではないのか」と。そのとおりじゃないか?
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2022-12-26記事「Moscow Claims Downed Ukrainian Drone Kills Three At Russian Air Base」。
エンゲルス航空基地を再び宇軍の特攻自爆機が襲った。
露軍はその3機を撃墜したと発表したが、同時に地上で3人死亡したとも認めた。いずれも飛行場の整備兵。
※例のジェットエンジン付きの大きな奴。
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Boyko Nikolov 記者による2022-12-26記事「120 quasi-ballistic missiles Pralay along the border with Pakistan」。
インドがパキスタン国境に120基の国産の弾道SSMを展開。
レンジ500kmだが、通常の抛物弾道ではなく、擬似抛物弾道で飛翔するところに特色がある。
インドは、これは「イスカンデル-M」のコピー品ではないということをしきりに強調している。
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Defense Express の2022-12-26記事「Chef of Ukraine’s Intelligence Says No Missiles Delivered to russia from Iran, China」。
ウクライナ国防省の把握しているところでは、中共はまだロシアに武器を渡しておらず、イランは特攻自爆機は渡しているもののSSMは渡していない。
中共は今後も当分、ロシアに武器は売らないだろうとウクライナ政府は見ている。