これで砲兵の弾着観測をしようというのだ。APの写真が出回っている。
ちなみにTVドラマシリーズの「マクガイバー」は全139エピソードもあるそうなのだが、小生はほとんど視ていない。
原作チームはベトナム戦争時代に爆破のプロだった。だからこそ、ガレージで爆弾を造る方法などをテレビで伝授するわけにはいかず、毒にも薬にもならないネタを毎回工夫する必要があったのだろうと思う。
唯一、これは知っていてもいいかもしれない。オートバイの部品から削り取ったマグネシウム粉と、ペンキ缶からこそぎ落とした赤錆(酸化鉄粉)を混ぜて、自動車用の発煙筒で着火すると、テルミット熔接ができる。
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Seth Robson 記者による2023-1-3記事「Chinese surveillance drones, naval task force operate around Okinawa」。
中共が「RQ-4 グローバルホーク」への対抗機種として開発した「WZ-7」を今週、南西諸島に飛ばしてきた。日曜日と月曜日に空自機が東シナ海上空で撮影した写真が公表されている。
グロホは高度6万mを巡航できる。WZ-7も宣伝ではそこまで上昇できるという。またレンジは4350海里という。
米空軍は、日本国内では、鹿屋からMQ-9 リーパーを運用中。米海軍はトライトンを三沢と岩国から運用中。
※中共は「長期の大戦略」で大きな誤りを犯しているさいちゅうである。海警船を倍々ゲームで増やしていた頃は、中共はわが国にとっての真の脅威だった。その路線を続けられていたら、いまごろ沖縄はどうなっていたかもわからない。しかし危機は去った。連中は長期の「空母打撃軍」整備に目標を据えた。1年で倍にすることも不可能ではない海警船とは異なり、空母打撃軍の洗練には、数十年かかる。数十年後には何が起きるか? GDPと税収は思うように延びなくなり、老人福祉予算は厭でも幾何級数的に増え続けているだろう。これと海軍軍備競争は、両立させようがないのである。よく中国人は百年千年単位で競争するからこわいというのだが、少子高齢化は人類史に1回しか起こらないイベントなので、過去の経験など役立たない。中共軍には「数十年後」は無いのである。米国をGDPで追い抜くという夢物語も、実現しないことはすでに確実になった(2022-12の最新推計)。もちろん中国人は頭が良く、先のことが考えられる。考えられるからこそ、ますます少子化は加速するのだ。「ガッカリしない人生」を設計しようと思ったら、あたりまえである。「いま、汝は画[かぎ]れり」と言われるのが嫌なので、ポンコツ空母でグァムまで出かけたが、勝負は始まる前から終ったと彼らは心の中で判っているのだ。戦争できるチャンスはあと数年しかないのだ(だから台湾侵攻があるとすれば3年後という奇妙な米軍証言も飛び出す)。その数年のうちにピークにもっていける軍戦備を構築することに、彼らは失敗した。天命なるかな。
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APの2023-1-3記事「1st tanker carrying LNG from US arrives in Germany」。
米国からドイツへのLNGタンカーによる定期的な天然ガス輸送が始まった。第一船が北海のヴィルヘルムスハヴェンに着港。
この液化天然ガスを気化させるプラントは、洋上に、フローティング工場として急遽、設けられている。
ドイツの中には、「フラッキングで得たガスの輸入には反対」と叫ぶ運動家がいて、港近くで抗議行動を計画していた。
石炭火力と原発も総動員しつつあるドイツのエネルギー備蓄準備は万全で、加えて今年は暖冬なので、不安なし。
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Toms Bricis 記者による記事「January 1 was the warmest January day ever in Latvia」。
2023-1-1、ラトビアで1月の気温としては過去最高の摂氏11.7度が記録された。2007年も暖冬だったが、記録はプラスの10.7度。今回は新レコードである。これから数週間、欧州では暖冬傾向が予報されている。
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2023-1-3記事「Gyrocopters for the Turkish Gendarmerie」。
トルコ憲兵隊(内務省治安部隊)の航空部が、ドイツの「オートジャイロ社」に「カヴァロン」という2人乗り(サイドバイサイド)のマイクロプレーンを、偵察用として3機、発注した。さらに5機の追加もあり得るそうだ。
「カヴァロン」は2011年から売られている。ロタックスの145馬力のインジェクション・エンジン(914UL)でプッシャー・プロペラを回す。時速165kmで6時間巡航できる。
タンデム複座の「カリドゥス」という機体も同社は製造している。
よくあるオートジァイロは搭乗者は外気にむき出しだが、この会社の商品は、完全密閉コクピット内に2名を収容する。
ヘリコプターと違ってオートジャイロは整備コストが低くて済む。気軽に上空から見回りできるわけである。
※こういう装備があったら、重囲におちいった味方守備隊の負傷者を緊急エバキュエートしてくる手段が、ひとつ増えるわけである。
※HIMARSで部隊宿舎が正確に狙われる原因は、多数の兵隊が1箇所で携帯電話を発信することから、傍受によって容易にそれが高価値目標だと判定されてしまうのだという。じぶんたちが今夜寝る場所で携帯を使うのは、現代戦場では、まさに自殺行為だ。