『RFE/RL』の2023-1-2記事「Kyiv, Pro-Kremlin Russians Say Hundreds Killed In Attack On Makeshift Donetsk Barracks」。
ドネツクのマキイウカ市にある「PTU-19」という職業訓練学校。そこを親露派の民兵が臨時の兵舎に使っていたのだが、ウクライナ軍がそこをHIMARSでダイレクトヒット。地下に貯蔵していた大量の弾薬が殉爆したためいちどに400人が死亡し、300人が負傷したという。
別のインターネット・チャンネルは、500人が死んだと言っている。
※雑報では600人が消し飛んだと最初に速報された。ロシア政府は63人が死んだと公式報道した。
ロケット弾攻撃は現地の1月1日の零時01分になされたのだという。
※最新の雑報に現場写真が出ているので、事情が推定できる。3階建てのビルだったのだが、1階がどうやらピロティ構造だった。それが潰れてぺしゃんこになったのである。1983のベイルート海兵隊宿舎ホテルの爆破でやたら死者が多かった機序と近いか。1995阪神大震災でもピロティ型中層ビルが地震に弱いことが印象的だった。
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Chris Isidore 記者による2023-1-1記事「Canada is banning some foreigners from buying property after home prices surged」。
1月1日から施行されたカナダの法律。これから2年間、外国人は、カナダで住宅を買うことはゆるされない。
これはパンデミックいらい、シナ人が投機目的で住宅を買い漁るために不動産市況が異常化してしまったので、それを規正するのが目的である。
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Sakshi Tiwari 記者による2023-1-2記事「6000 KM Away From Ukraine, Russia Moves Its Nuclear Bomber Fleet From Engels Air Base To The Far East ? Reports」。
「エンゲルス2」基地が危なくなったので、ロシア空軍は、すくなくも6機の「ツポレフ95 ベアー」を、そこからシベリアの「ウクラインカ・セリシェヴォ」基地へ疎開させた。
エンゲルス基地はウクライナ領土から600kmの近さだったが、セリシェヴォ基地は6000kmも離れている。さすがにそこまでは、ウクライナの特攻ドローンはリーチが及ばない。
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台湾ニュースの2022-12-30記事「Tainan ultra-pure water recycling plant begins operations」。
台南に、日量8000トンの超純水を供給できる新プラントが運開した。
※その前には3ナノのチップ製造プラントも完成している。
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ストラテジーペイジの2023-1-2記事。
ロシア系のスリーパー・エージェントたちのことを欧州では「イリーガルズ」と呼ぶ。
今、イリーガルズたちは、NATOがウクライナに何を援助しているかを、探索することに努めている。
よく訓練されたイリーガルズは目立たない。ところが一部の愚か者は市販のクォッドコプターなどを飛ばすものだから、不必要に目立ってしまう。
欧州当局はイリーガルズが活動を起こす前から、だいたい、目星をつけて動静を監視している。いつでも逮捕できるが、泳がせているのである。
2019年にフランスの新聞が、GRU系統の特務機関である「29155部隊」について報道している。その時点ではスイス国境に近い仏領内にアジトを構えていたが、連中は欧州内で拠点を転々と移し続けている。
ドイツ政府が2011年に逮捕した51歳のロシア人夫婦は1988年に偽のオーストリー人のIDとともに送り込まれたスリーパーエージェントであった。ふだんは何もしていないが、指令があったときだけ動いていたという。
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Nicholas Slayton 記者による2023-1-1記事「Ukraine is using its old tanks as artillery amid trench warfare in Bakhmut」。
バフムト戦線はWWI 式に膠着している。宇軍は塹壕を掘って戦車を囲い、古い「T-64」を野砲砲台のようにして間接照準射撃させている。観測にドローンを使うので、特に問題はない。
1980年代の「イランvsイラク戦争」も膠着した。その折、イラク軍は戦車を砂に埋めて掩蓋付きトーチカに仕立てている。
今次戦役の宇軍は、戦車を機動できる状態に保ちながら、用法としては、野砲代わりに使っているのである。
バフムト戦線では、露側の主力はワグネルである。その装備する戦車は新品だが、彼らもその新品を野砲のように使っている。
対する宇軍は、バフムトには古い年式の戦車を充当している。
宇軍の戦車兵いわく。緒戦に「ジャヴェリン」が豊富にあった頃は、こんな戦術は必要なかったが、ATGMの補給が細ってきたので、その節約のために、今の戦術に自然に移行した。
またバフムト正面では、露軍は戦車をあまり前に出して来ない。歩兵と砲兵とCASの組み合わせで圧迫してくる。だからますますATGMの出番が少ない。