ロシアは1952年デビューの「BTR-50」型APCまで持ち出すようになった。

 ストラテジーペイジの2023-2-23記事。
    ドーナツのような環状体を「トロイド」と総称する。
 今のドローンのプロペラ騒音源は、プロペラの先端部から発生している。だったら、この「先端」というものをトポグラフィカルになくしてしまうことはできないか……? というので、プロペラを環っか状に延長してループにしてしまった人が昨年いた。

 それが大成功の手ごたえをいきなりもたらした。騒音は、ガックリと下がったのだ。
 トロイダル・プロペラー……爆誕。

 ※ユーチューブで確認したら、これを「三ツ環」にした「トライ・ループ」(それが4軸ごとにつく)をMITのお兄ちゃんは推奨している。「二ツ環」よりも安定しており、かつ、何かに衝突したときの問題が小さくなるそうだ。

 エネルギー効率の点でも旧来の「線分」プロペラより良好だという。こうなるともう、近未来の業界を支配できることは確実だ。「ドローン」という呼称も古くなる。蜂のような唸り音は、過去の物語になってしまうのだ。

 とうぜん、水中プロペラでもトロイダル形状がテストされた。抜群に静粛であった。キャビテーション発生部位が分散されたので。
 まちがいなく、潜水艦や魚雷のスクリューも、これにとっかえるしかなくなるだろう。

 いまや、3Dプリンターを使えば、理論をすぐに実験に移せる。それが、このような発明が生まれた下地のようだ。

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 Thomas Newdick, Tyler Rogoway 記者による2023-2-22記事「Wing Kits For Ukraine’s JDAM Bombs Would Be A Big Problem For Russia」。
   ブルームバーグが最近、報じている。米政府が「JDAM-ER」(展開滑空翼付き自律誘導爆弾)をウクライナへの供与武器に加えることを決めていると。

 これが実現するとどうなるか。ウクライナ空軍機から攻撃目標までのレンジはHIMARSと変わらないが、着弾したときの破壊力はHIMARSとは比較にならず圧倒的になる。

 ※ウクライナ戦線では、AHはすっかり「ロケット弾運搬機」と化している。見えない敵に見当をつけて、ポッドのロケット弾を、仰角をつけて一斉乱射したのち、機体はUターン。ほぼ効き目はなく、ひたすら燃料と弾薬の無駄遣いだろう。まったくおなじことを、こんどは戦闘機にさせようという話だ。ただしこっちの弾薬は終末自律誘導される。だから効き目は期待できる。

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 ロイターの2023-2-23記事「Exclusive: Russia plans deep March oil export cuts, sources say」。
   ロシアは同国西部の港から来月にタンカーで輸出する原油の量を、今月比で25%減らすつもりである。

 米政府の財務官僚は指摘する。これは売りたくとも売れなくなってしまったので、出荷を減らすのだ。

 ロシアは通常、「プリモルスク」「ウスト・ルガ」「ノヴォロッシスク」の三港から、日量250万バレル=1000万トン/月 ほどを輸出していた。

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 Isabel van Brugen 記者による2022-2-22記事「Ukraine Must Strike Targets Inside Russia to Win War-Ex-Kremlin Official」。
   ロシア外務省の高官だったがプー之介を批判して昨年辞表を叩き付けたボリス・ボンダレフ。『ニューズウィーク』のインタビューに答えて、ウクライナはロシア本土の軍事施設を攻撃する権利があるという。しかし発電所を攻撃してはいけないという。

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 2023-2-20記事「More charges of sexual harassment in the Norwegian military」。
   ノルウェーでは進歩を気取り、徴兵は男女とも内務班居室を区別しない。これがまったく裏目に出ている。そこはセクハラ地獄と化していた。

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 ERR News の記事「Ukraine sends captured Russian tank to Estonia」。
    ウクライナ軍は、鹵獲したT-90などのAFVを、欧州の与国に参考品としてプレゼントしている。

 今年はすでにエストニア、ラトビア、リトアニア、ドイツへ、複数の鹵獲戦車が転送された。

 昨年はポーランドとチェコに贈られている。