2023-3-3記事「Russia’s Wagner Mercenary Group Launches Youth Club in St. Petersburg」。
サンクトペテルスブルグに11月から「ワグネリョノク」(少年ワグネル団)という組織が立ち上がっているという。
高校生が60名くらい所属しているという。少女も入団可能。
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Defense Express の20233-4記事「Massive Missile Attacks May Soon Come to Halt, russians Looking for a New Tactic in Ukraine War ? Ukrainian Military」。
ウクライナの南方軍の見立て。
露軍の都市攻撃用ミサイルは底を尽きつつある。今後は、海上と空中から、少数ずつを発射するようになるであろう。
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Josh Luckenbaugh 記者による2023-3-3記事「Power-Hungry Navy Ships Require New Engine Tech」。
海軍艦艇は、何もしていないときでも電力を消費している。これを「ホテル需要量」と称している。現状、この電力をまかなうためには、主機とは別に、発電用の小型ディーゼルが回っている。
これから建造される艦艇の、トレンドのひとつ。ディーゼルと電池のハイブリッド。プリウスのディーゼル版だと思えばよい。
レーザー砲を発射するときなど、急激な電力のピーク需要が発生するであろう。従来のシステムでは、ガスタービン発電であろうと何であろうと、それに対応し難かったので。
実験的な駆逐艦『ズムウォルト』の場合、内燃エンジンとスクリューのあいだにメカニカル・リレーが無い。完全電動モーターのみの推進。システム構成は、2基のガスタービン発電機+2基の補助発動発電機+2基の交流電源モーター。
ただしこのシステムの燃費は、理想的とはいえない。
これからの海軍は、省エネと省人を、もろともに追求しないといかんのだ。
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2023-3-4記事「Russia reports a drone attack on an oil tank」。
ロシアが報じた。ベルゴロドにある「トランスネフト-ドルジバ」石油パイプライン施設が、1機のドローンによる攻撃を受けたと。金曜日の午前に。
爆装特攻機は、ラズミノイェ村にある容量3000トンの、カラッポの貯油タンクに、1平米の穴を開けたという。
爆装特攻機がどこの国籍なのか、ロシアの報道は、沈黙している。
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Sam Skove 記者による2023-3-3記事「A Lack of Machine Tools Is Holding Back Ammo Production, Army Says」。
米陸軍の調達責任部局の高官いわく。工作機械が足りない。そのためにウクライナが必要とする弾薬を増産できない。
砲弾製造用の工作機械は、ビル1棟分くらいのサイズがあるもので、おいそれと、どっかから買ってくるというわけには、いかぬのだ。
炸薬や装薬の原料ケミカル品は、米国は十分にストックがあり、足りている。
しかし他の原料となると、すこし覚束ない。
世界のどこかに原料がある、というのではダメなのだ。米国内で、弾薬工場が、すぐにそれを買い付けられるようになっているのでなければ……。
高官いわく。同盟諸国国もぜひ、弾薬を増産してほしい。今、ポーランドは、その国内で「ジャヴェリン」を製造しようと動いているところ。歓迎したい。豪州も、精密誘導弾薬を内製化したがっている。
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Boyko Nikolov 記者による2023-3-4記事「400 next-generation tanks can be produced annually by Ukraine」。
ラインメタル社の社長は言う。ウクライナ軍が露軍を領土から追い払うためには、レオ2級の戦車が600両から800両は必要であろう、と。
そこでとりあえず2億ユーロを投資し、ウクライナ国内に戦車工場を建てたい。そこでは新型戦車「パンター」を年産400両、製造できるだろう。
詳細は明かされていないが、この工場は、露軍から空襲されても、持ち堪えるという。
※雑報によると、キエフのTV塔を空爆したあと撃墜された「スホイ34」のパイロットの大佐がウクライナの裁判所からこのたび懲役12年を言い渡された。
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Boyko Nikolov 記者による2023-3-4記事「Ukraine uses an American hydraulic frame to deploy M120 mortar」。
米軍はウクライナ陸軍に「M326 迫撃砲保管キット」を供与している。BAE設計のこの器材は、トラックで牽引できるミニトレーラー。そこには油圧装置がついていて、トレーラーに載せている120迫撃砲を、ベースプレートや脚とともに、自動で、3分間で地面に下ろしてくれる。したがって砲側員がとても楽である。
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Carlotta Gall 記者による2023-3-4記事「Whirring Into Action in Ukraine’s Skies」。
ウクライナ軍のヘリコプターは役に立たないだろうと思われていたが、どっこい、活躍し続けている。
航空旅団を取材した。
宇軍には4個のヘリ旅団がある。そのうち「第18シコルスキー旅団」が、NYT記者による2日間の取材を受け入れた。
旅団の副官は38歳の大佐。
ロケット弾で地上を攻撃するヘリコプター〔ミル8?〕のコクピットには3人が乗り込む。
同旅団では、ヘリコプターを運用する場所を頻繁に変えている。すべて、臨時の飛行場である。東部ウクライナには、それに適した平原がいくらでもあるのだ。
飛行高度は30フィート。速度は150マイル/時。このくらいでないと、やられてしまう。
攻撃目標の手前に来たら、機体を急上昇させて、30本から40本のロケット弾を発射し、Uターンで逃げる。
通常、攻撃飛行は2機がひとくみ。まれに4機で行くこともある。
発射のさい、上昇する瞬間が、敵のSAMから狙われる危ない時節である。
その瞬間に露軍から撃たれた経験を有する31歳のパイロットいわく。爆発の瞬間すべてが真っ暗になった。感覚が消えてしまう。しかしなんとかヘリを飛ばし続けた。無我夢中というやつだ。
ヘリは森林内に不時着した。副操縦士は死んだ。主操縦士と機関士は、コクピットの前方機外へ投げ出された。機体は炎上したという。
主操縦士は頭部にバックリと裂傷。背骨と足一本を骨折。這って動くしかない。機関士は鎖骨を2本やられていた。
敵か味方かわからない偵察ドローンが上空を航過する。そのあいだは動いてはならない。現場は、露軍の砲弾が届く位置なのだ。
無線連絡が通じ、彼らはメディックに救助された。
宇軍のヘリ部隊は、開戦直後に、機体と整備兵を、広くあちこちに分散疎開させた。
この疎開計画は開戦前からあった。露軍のミサイルが基地に降って来るのは想定内だった。
ヘリは飛んで逃げればいいが、整備部隊はトラックで移動するしかない。次に落ち合う場所だけ、決めていた。
アゾフスタール工場からのエバキュエート作戦のために敵占領地深くまで往復したのは冒険だった。最初の一回は敵はまさかヘリでは来ないだろうと思っていたのでうまくいった。二回目からはこっちのヘリはよく撃墜された。
1機のヘリは、最大で、1日に10回、飛ぶことがあるという。
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Emma Helfrich 記者による2023-3-3記事「KC-46 Expands Its Austere Airfield Capabilities, Could Include Roadways In Future」。
米空軍は、AMP=飛行場マーキングパターン を工夫することによって、空中給油機のKC-46A「ペガサス」を、道路のような簡略滑走路からでも運用ができるようになると見込んでいる。
AMP装備には、たとえば、「マーカーパネル」「全方位視認性発光照明(ストロボ)」などがある。
ランディングゾーンには、「オーバーラン」と「アンダーラン」も300フィートずつ、必要である。
いかに少数のマーカーを置くだけで、ただの道路を、戦術滑走路として使えるように変えられるか。このパターンの工夫を、空軍は研究しているところだ。
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Ashish Dangwal 記者による2023-3-4記事「US Deploys ‘Angel of Death’ AC-130J Ghost Rider For The Very 1st Time To South Korea For Teak Knife Drills」。
米空軍が特殊作戦用に持っている、地上砲撃任務専用機「AC-130J ゴーストライダー」が、はじめて韓国との合同演習に顔を出した。
105mm榴弾砲、ブッシュマスター30ミリ機関砲、諸種のミサイルで、対地攻撃できる。
実弾射撃は、群山[クンサン]沖の「Jikdo」射爆場でなされた。高度3kmから。
※AHを廃止する陸自が、AHの代わりに保有すべき装備は、まさに、これだよ。ヘリからターボプロップ固定翼機へのパイロットの機種転換は、木更津でふつうに行なわれていて、何の問題もない。AC-130は先島群島の一般道路上から作戦ができて抗堪性が高い。航続力は長いので、必要に応じて、先島群島からの住民エバキュエートの役にも立つから、大蔵省を説得しやすく、国会で答弁しやすい。尖閣だろうが竹島だろうが、ドローンのスウォームのあとからこいつで仕上げをしてやるのだ。