Phoebe Grinter 記者による2023-3-7記事「Gyro-Stabilized Automatic Aviation Cannon Developed for Drones」。
UAVHE社は、ドローンに自動火器を吊下する場合の「安定化銃座」を開発した。バレルを俯仰させても「重心」が変動しない。また、ボルトコッキングは電動なので、空中で装填や不発弾排除ができる。
弾倉は、小口径ならば容量が270発にもなる。
発射反動や、それにともなう軸線のブレも局限される。
メーカーは、これを有害獣の駆除用として提案しているが、もちろん対人用(軍用、特殊作戦用)にもなる。
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Parth Satam 記者による2023-3-8記事「Gaping Holes Between S-400 Radars & Low AWACS Sorties ? How Ukrainian Drones Are Exploiting The Gaps In Russian Air Defenses」。
露軍のSAM配置には隙があるという。たとえばS-400は、隣のS-400レーダーとのあいだが70kmから75kmもあるという。この隙間は、ウクライナ軍の低速低空ドローンにとっては、容易に突破できる。
それで、あちこちでドローン奇襲が成功しているのだ。
ロシアは、防空レーダーを地上から40mも高く持ち上げるマスト装備を開発しているのだが、これの配備が遅れている。
またAWACSのA-50の稼働率が低い。だから、ギャップを埋められないでいる。
ドローンに50m以下の高度を飛行させれば、常に奇襲が成功する情況である。
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Boyko Nikolov 記者による2023-3-7記事「Ukraine lost 12 aircraft in March to Russia’s new air-to-air missiles」。
ロシア空軍は新型AAMを投入し、3月だけでもウクライナ軍機を12機も撃墜した。
このAAMはいままでよりも長射程。
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Lar Seligman 記者による2023-3-7記事「U.S. military eyes mounting Western air-to-air missiles on Ukrainian MiGs」。
ウクライナ空軍の「ミグ29」からAMRAAMを発射させればいいんじゃね? ――と、米空軍が気付いてしまった。
この改造は、案外かんたんに、できるらしいのである。
米国はこれまで、ウクライナ軍にAAMを供与したことはない。これが初ケースとなるだろう。
ウクライナ軍は、今から6~8週間後に、春季攻勢に出ようとしている。それに間に合わせる。
選抜された地上部隊も、ドイツで猛訓練中だ。すべてのプログラムが、春季攻勢に照準を合わせているのだ。
AMRAAM運用の関門と考えられるのは、こいつを発射する前には、母機のレーダーが標的を認知していないことには、話にならない。ミグ29のFCSとAIM-120をシステム上で結合せねばならん。
旧ソ連のコンピュータと米軍最新のコンピュータは「言語」からして違うから、このすりあわせには苦労するだろう。
※理論的には、ポーランド領空を旋回するNATOのAWACSが、ウクライナ上空の特定のミグ29にキュー出しをして、そのミグ29のレーダーではまるで見えていない遠くの露軍機に対してAMRAAMを発射せしめることは、できるはずである。むしろE-3とミグ29の「通信リンク」を確立させる工事こそが、喫緊だ。これがうまく行けば、西側がウクライナに戦闘機をくれてやる必要もなくなる。AMRAAMの在庫は西側諸国内に唸っている。対峙線の上空を支配したあとなら、低速・低性能のCAS専用機も、爆弾のトス爆撃で大活躍できるようになる。その段階で、ロシア地上軍は2014いらいの占領地から追い出されるしかなくなるだろう。ざっとこのようなシナリオだろう。
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Eduardo Baptista and Greg Torode 記者による2023-3-8記事「Studying Ukraine war, China’s military minds fret over US missiles, Starlink」。
中共の軍事専門家たちは、今のウクライナ戦争から、とりあえず二つの結論を導出している。
ひとつ。スターリンク衛星を撃墜しなくてはならない。
ひとつ。ジャヴェリンから支那軍AFVを、MANPADSから支那軍航空機を、防禦できなくてはならない。
これは、ロイターの調査チームが、さいきん支那語で書かれた軍事文献をあらかた読み込み、その内容を統合することで、浮かび上がらせた。
むろん、紙媒体だけではない。人民解放軍とかかわりのあるすべての大学、シンクタンクのオンライン投稿も、ロイターは目を通している。
6つの文献が、スターリンクに大注目している。
スターリンクは、次の極東戦争でも必ず大々的に駆使されると中共軍は信じている。
そして、中共軍もまた、中共版のスターリンクを持たなければならないという。
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Kris Osborn 記者による2023-3-7記事「China to Arm Its J-20 Stealth Fighter With Lasers」。
『ニッカンペキスポ』がまたフカしている。「殲20」がもうじきレーザー砲を搭載する、と。
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Poornima WEERASEKARA 記者による2023-3-8記事「China’s students leap ‘Great Firewall’ to get homework help from ChatGPT」。
中共の生徒が、学校の宿題を「チャットGPT」にやらせて高得点を狙うチート行為。英語を操るスキルがあれば、中共政府の「金盾」を突破し、そのうえで、AIに支那語で「作詩」させることもできるという。散文の小論文なら、さらにわけもなく可能だ。
外国の電話番号を購入し、それを経由してVPNを使えば、「金盾」ファイアウォールはバイパスできる。
米国の番号なら5.5元、インドの番号なら1元だ。
そして「AI Life」という「ウィチャット」のアプリにアクセス。1つの答えについて1元を払えば、チャットGPTがむずかしい数学問題を解いてくれる。ちょろいもんだ。
先月、ウィチャットの親会社であるテンセントと、そのライバルのアント集団は、「チャットGTP」に人民をアクセスさせてはならぬ、と北京政府からきつく命じられた。北京の懸念は、それが中共党の権威や正統性をゆるがすことだ。外国発の政治プロパガンダよりもタチが悪い。
読書感想文の宿題もあっという間にできてしまう。チャットGPTに尋ねると、新刊の章ごとの要約をしてくれる。登場人物やテーマも教えてくれる。
学校の先生は、宿題のどの部分がAI代作なのか、見破る作業に追われる。
困ったことに、じつは学校の先生も、AIに授業プランを作ってもらっている。だからAIを禁止することなどできないと、よく分かっている。
※近未来の方向はもう見えている。おそらく「留学」の意味は半減する。ほとんどの授業は「AI授業」で代行可能だから。とうぜん、大学の「一般教養」課程も、存在意味がなくなるだろう。AIは、現存のほとんどの大学の必要をなくしてしまうだろう。それでも残るところだけが、真に必要な教育機関ということになるはずだ。
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Tomohiro OSAKI 記者による2023-3-6記事「Machine magic or art menace? Japan’s first AI manga」。
ぜんぶAIに作画させたSF漫画が日本で公刊された。
作者(ペンネーム)は「Rootport」氏(37)。100ページの単行本を仕上げるのに6週間しかかからなかったという。
もし、手描きだとしたら、1年かかる分量だ。フルカラーなので。
版元は新潮社。3月9日にオンラインで先行発売。
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Jeremy Stillwagner 記者による2023-3-8記事「Japanese mayor commends US sailors for saving driver from burning vehicle」。
奥入瀬市の市長が三月一日、二人の米海軍兵曹を人命救助の善行で表彰した。
2名は三沢基地の海軍航空隊所属。
2022-4-17に、街灯に衝突して炎上した民間車両内から運転者を救出した。
初め、窓をブチ割ろうとしたが、運転者に合図して車内からウインドウを下げさせた方が早いと判断。それでドアのロックを外し、ドアを開けて、運転者をひきずり出すことができた。
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MARCIA DUNN 記者による2023-3-8記事「California company’s 3D rocket poised to make debut launch」。
ケープカナヴェラルに新型宇宙ロケットの発射準備が整った。ほとんどの部品を3Dプリンターで製作することでコストを激減した「Terran 1」というロケットである。
打ち上げは水曜日を予定。
このベンチャー企業は、カリフォルニア州にある「リラティヴィティ・スペース」社。
ロケットの全長は110フィートと、比較的に小型である。
試射では、衛星は搭載しない。
この「テラン」ロケットの85%は、3Dプリンター製。加州のロングビーチにある、会社所有の工場でこしらえた。エンジンも、自社製である。
リラティビィティ社としては、ゆくゆくは3Dプリンティング比率をさらに高めたい。
ちなみにスペースX社の「ファルコン」ロケットにも、3Dプリント部品は使われているが、機体全体のうちのわずかな部分にすぎない。
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Boyko Nikolov 記者による2023-3-8記事「Vaunted T-90M tank uses outdated power units inherited from T-72」。
T-90Mのエンジンは「B92C2」という1130馬力のディーゼルで、これは「T-72B3M」と同じものである。
ギアチェンジはマニュアルである。クラッチペダルを足で踏まねばならない。
後進は、1段しかない。ひどく低速でバックするしかない。
これはおそるべきことである。というのも中共の「99式A」戦車は、西側エンジンの技術を導入して、1500馬力ディーゼルを搭載しているのだ。中共のMBTは、いまやロシアのMBTよりも強力かもしれない。
トランスミッションも油圧トルコンである。後進でも高速を出せる。
ロシア・ソースによると、T-90Mのエンジンを分解してまた組み立てるには、3.5時間かかる。ちなみにT-80だと6~8時間もかかるという。
要するにロシアの戦車は、被弾したその場でエンジンを直すことなど、ほとんど諦めるしかないのだ。
西側戦車と、中共の「99式A」は、エンジンがモジュラーになっているから、エンジンまるごとを30分~45分で取り替えられる。これならば被弾戦車はその場ですぐに復活する。
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Anna Skinner 記者による2023-3-7記事「Wagner Troops in Bakhmut are ‘Definitely’ on Drugs, Ukraine Fighter Says」。
バフムトにおけるウクライナ兵士の印象。どうもワグネルの歩兵はクスリをやっているように思える。というのも、おびただしい戦死傷や酷い環境を、まるで意に介していないのだ。
たとえば、ウクライナ陣地から猛烈に射撃されている中を、淡々と塹壕を掘っている。一人がタマに当たって斃れれば、別な兵隊がそのポジションにつき、同じように作業を継続する。そいつが戦死すると、また別な兵隊が作業を続行。
こんなパターンを連続3日間、繰り返せる。どうも普通の精神状態じゃない。
もうひとつの疑わしき風情。ワグネル兵の中には、冬なのに、Tシャツの者がいるのだ。覚醒剤かなにかで体温センサーが狂ってしまっているんじゃないか。
だがワグネルは、囚人の志願兵が、契約任期中、麻薬にも酒にも手を出さないでいることを、解放除隊の条件にしている。それは表向きなのか?
彼我の戦死者数比は、露兵7に対して宇兵1である。それでも敵は後退しようとしていない。
戦場一帯、ワグネルの死体だらけだ。
※近未来の露軍にはどんな兵器が必要か? もう結論が出たと思う。それは「1人乗りの豆戦車」だ。旧日本軍の97式軽装甲車のサイズで可い。兵装は30ミリ機関砲が理想だが、それが重過ぎるのなら、30ミリ自動擲弾銃か、14.5㎜の単装でよかろう。半分、「決死兵器」だから、火器はじつはどうでもいいのだ。この単座の豆戦車を雲霞のごとく前進させる。ワグネル歩兵の人海戦術機能を、そっくり豆戦車で置き換えるのだ。従来の3人乗りMBTは、なまじ、3人乗りであるがゆえに、敵からちょっと撃たれると、逃げ出したいという生存欲を抑えられない。だから、停止位置でひきつづき交戦できるのに、一瞬で放棄されてしまい、あとはただの高額な鉄塊と化してしまう。投資が全部無駄になるシステムだったといえる。ひきかえて、単座の豆戦車なら、撃たれても、脱出欲求は起きない。なぜなら、車内の方が確実に車外よりも安全だし、たったひとりで火力交戦を継続できるからだ。さいしょから、火力発揮のときには停車するしかないシステムなので。よって、死を恐れないワグネル歩兵のような、死を恐れない有人スウォーム突撃軽戦車隊が実現する。自車の前後左右には、同じような豆戦車が何百両も密集して進んでいる。もし車外に出れば味方のタマに当たって死ぬと考えられるほどの乱射乱撃だ。NATO軍の砲弾もひっきりなしに降って来る。もし足回りが損傷して動けなくなったら、その場にとどまって、車内から火力戦闘をあくまで継続するしかない。この《戦車》には、もはや何のハイテクも要らない。西側製の集積回路も要らない。戦闘室バスケットも要らない。こんな戦法は露軍でしか、実現ができない。誰もこのシステムの真似はできない。