弾薬のような消耗品とは別の、甲類装備。これは「リース」の建前で援助するのが適当だ。
侵略事態が早くおさまれば、その装備は戻ってくる。
状態がくたびれきっていれば、そのまま「寄贈」に切り替えても可い。
状態が比較的に良くて、被援助国で「買い取りたい」という希望があれば、それも戦後オプションとして可い。
リースだからメンテナンスの面倒は、とうぜんに見る。被侵略国の隣国に整備拠点を開設してもいいし、日本本土からの「リーチバック」でもいいだろう。
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ストラテジーペイジの2023-3-14記事。
NATOメンバーでないウクライナ軍に外国から技術的なアドバイスを与えるのは、人員を現地へ送り込めないために、隔靴掻痒の仕事である。
なんとかリモートでサクサクとそれを実現できなくてはいけない。
その枠組みを「リーチバック」という。
NATOは2014からこの仕組みを構築してきた。
ウクライナ国外から、最前線のウクライナ将兵のスマホやタブレット端末と通信をつないで、リアルタイムで、技術的な指導を行なう。
会議ソフトウェアの「Zoom」も活用されている。
リーチバックの流儀は、米国が、イラクやシリアに最小限の関与を続ける方法として編み出した。それが担保されればイラクからも表向き、軍隊を撤収させられる。
民間の技師は現地ではテロの対象になるし、精密誘導のミサイルも、いつ降って来るかわからない。
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TOC の2023-3-14記事「New Russian LANCET ―― no cruciform wings, new warhead, and guiding」。
ZALAアエログループの発表。ロイタリングミュニションのランセットを進化させたと。
新型ランセットは、十字翼がなくなり、弾頭は強力になっている。
現状、ランセットは、レンジ40km、速力110km/時で、弾頭は、タンデム対戦車、HE対人、サーモバリック対物の3種類。弾頭の重量は3kg、それを含めた全重が12kg。
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Defense Express の2023-3-14記事「Ukraine and NATO Launched Joint 125mm Tank Shell Production」。
ウクライナの国営工廠「ウクロボロンプロム」は、国名非公表の某NATO加盟国の領内に設立した弾薬工場にて、このほど、125粍戦車砲弾の製造も開始した。すでに先行して120ミリ迫撃砲弾の製造は行なわれていた。
その工場労働者は全員、ウクライナ人である。
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ディフェンスエクスプレスの2023-3-13記事「Switzerland Has the Rapier Air Defense Systems And Almost 2,000 Missiles to Them, But Plans to Dispose Them Instead of Giving to Ukraine」。
スイス陸軍は、60基ほど持っている英国製の「レイピアー」短距離SAM発射機と、そのミサイル2000発を、古くなったという理由ですべて廃棄する方針。
西側諸国は、だったらそれはウクライナにくれてやれや、と意見しているのだが、スイス政府は頑として断っている。
スイス保有のレイピア・システムは、交換部品がなくなったという理由で公式に2019年に退役。部隊の訓練も停止している。2022年にはその一部の廃棄が始まった。
廃棄しないで英国にひきとらせるという選択が可能なはずなのに、スイスはそうしない。
※今次戦争いらい、スイスのイメージがとても下がっている。しかし、もともと、FIFAの地下要塞があったり、三代目の留学を受け入れていたりと、金儲けのためならば大抵のことには眼を瞑ろうという小国自己中の、汚い国柄だったのだ。
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2023-3-14記事「Romania will build a new gunpowder plant」。
ルーマニアの経済相が発表。同国内に火薬工場を新設する。米国および韓国の企業が、それに協力する。
ルーマニアは2004年に国内にただ一箇所あった火薬工場を閉鎖してしまった。いらい、国軍が必要とする弾薬も火薬類も全部外国からの輸入に頼っている。これではマズい。
ルーマニア政府は、韓国製の戦車、IFV、155SPを購入したい希望もあるようだと国内メディアは報じている。
※雑報によるとオランダは2隻の掃海艇をウクライナ海軍に寄贈する。乗員の訓練もしてやる。引渡しは2025予定。
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2023-3-14記事「Russia Turns to Women’s Prisons for Fresh Recruits ―― Reports」。
露軍はロシア国内の女子刑務所から、女囚を志願兵として徴募し始めた。
先週、囚人志願兵を乗せたドネツク戦線行きの寝台列車のうち1両が、女子専用車両になっていた。
今回の囚人動員は、クラスノダール南方のクシチェフカ流刑地からなされた模様。
いまのところ、ウクライナ戦線のロシア女囚兵は総勢100人ほど。
志願の実態が、半強制なのかどうか、いまのところ情報は無い。
2月には、ウクライナ領のSnizhneにあった刑務所内の女囚を、占領軍(ロシア軍)が勝手に50人くらい徴兵して、とりあえず訓練のためとしてロシア本国へ移送している。
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英紙『ザ・テレグラフ』によると、イタリア政府は、さいきんのボート難民の殺到はワグネルの作戦だと承知している。大量のアフリカ人をイタリア半島に送り込むと同時に、イタリアのSNSに反難民の過激な意見を偽名投稿し、イタリア社会を分断させ、対露で団結できないようにするのが狙い。