ある人が気付いた。屍体袋×4万5000個 事前調達の意味。

 SNS投稿。「That’s why Ukraine has no choice but fight」。
   2022-2-24の一斉侵攻の前に、プー之介は露軍をして45000個の屍体袋を調達させていた。この数値の意味は、本当のところ、謎であった。3日間でキーウを占領する気でいたプー之介は、その代償として4万5000人もの戦死者を覚悟していたのか? それは戦傷者(5倍になる筈)を含めれば全滅的な大損害である。まちがいなく露軍の敗退を意味するではないか? あまりに矛盾した準備だ。

 しかし、マリウポリに移動式屍体焼却炉が持ち込まれていたという話や、ブチャ市の占領流儀をよくよく聞いて、ずっとあとになってこの投稿者は、やっとプー之介の真の計画を理解し得た。

 キーウを3日で占領したあとに、市民を4万5000人、虐殺するつもりでいたのだ。気骨ある政治家、軍隊幹部、マスコミ人を一網打尽にしたぐらいでは、とてもそんな数にはならない。被占領国民をおとなしくさせるためには、4万5000人くらいランダムに屠殺しておくのが上策だと妄想していたのだ。しかも、それを世界に対して隠せると考えていた。屍体を移動させることで。

 こんなキチガイ国と、ほどほどの妥協なんて、考えられますかい?

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 Bloomberg News の2023-3-25記事「Russia seeks 400,000 more recruits as latest Ukraine push stalls」。
    ブルームバーグ特派員は部内者から聞きだした。モスクワ政府は、さらに40万人を徴兵しようとしている、と。プーチンはもう動員はしないとか言っていたが、もちろんそれは嘘にきまっていたし、今更、誰も驚きはしない。

 今年後半からの大統領選挙で対抗馬など立つわけがないとプーチンは見切った。だから、いいのだ。

 国家総動員体制が続く限り、何ぴとも、動員権力者には逆らえなくなる。すなわち東條英機幕府である。モスクワはいまや、今次戦争が半永久に続くことを、望んでいる。

 ショイグが2022末に語った数字。2-24前の露軍の「契約兵」(非将校)は40万5000人。それを2023末までに52万1000人に増やす、と。

 ※バフムトの包囲戦は、三方向から圧迫しているようでいて、じつのところ、1本の鉄道線を骨幹にしている。鉄道が大動脈。道路網は毛細血管だ。その鉄道が走っている地域がぜんたいそもそもウクライナ領なのであるから、こうなってしまった遠因は、ウクライナ人の私利私欲にあると評し得る。たとい開戦直後からでも、サッサと全土の鉄道ゲージを欧州標準に改軌する作業を、銃後を総動員して推進していれば、露軍はドンバス地域の鉄道を活用することが逐次に難しくなり、マスのストックをダイレクトに最前線への圧力として転換することは不可能であった。あるいは宇軍側に、敵の後方線の鉄道線路を執拗に爆破し続けられるだけの、片道特攻自爆機の大量の備えがあった場合でも、この窮地は生じなかったであろう。どちらもしていなかった。その無策の責任は誰に? 軍隊幹部? 政府幹部? 彼らは、平時から鉄道を軽視し、国防国策としての鉄道事業を後回しにしていたツケを、今、ドンバスで支払い続けている。日本はこのような国になってはいけない。

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 Anna MALPAS 記者による2023-3-24記事「’Just a typical day’: rescuing wounded soldiers on Ukraine front」。
    バフムトでのメディック活動は三段構えになっている。
 最前線からは、装甲車で負傷兵が郊外まで後送されてくる。

 前線の繃帯所では処置が間に合わない重傷者たちだ。

 そこには、民間有志が、無装甲の救急車とともに待っている。だが野戦病院としての設備はほとんどない。彼らは、さらに後方の地域病院へ、負傷者を逓送する。
 もちろん初歩的な応急救命措置は、その途中でも、なされるが。

 臨時の兵站病院のようになっている小さなクリニック。30歳の先生は、もともと、顎骨の美容整形外科医であった。だが今は、重傷兵の手足切断術で忙しい。

 彼はリシチェンスクやヘルソンの野戦病院でも手伝ってきた。それらと比べてバフムトは最も酷いという。

 殊に、上肢の切断を必要とする患者が多いという。

 ※塹壕戦なので下肢には被弾しない。また上半身のうち中心部はボディアーマーで守られているので、必然的に、両手の受傷が多くなるわけか?

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 ストラテジーペイジの2023-3-26記事。
   ロシアはイランからいろいろなモノを貰う代価のひとつとして、「カノプス-V」偵察衛星の写真を提供している。イラン本土から離れた「敵地」を撮影したものだ。

 また、ウクライナから強奪した穀物もイランに運び入れているが、これは特にイラン人からよろこばれているという。

 昨年5月、シリアのアサドは、マスコミには発表せずにイランを訪れ、シリア領内の露軍基地に残置された兵器類の管理について合議した。在シリアの露軍がウクライナ戦線へ引き抜かれるために、基地がガラガラになってしまうからだ。

 じっさい、いくつかの旧露軍基地は、いまや、イラン兵が乗り込んで管理しているという。

 在シリアの露兵は、地中海に近い飛行場から空路でロシア本土に戻った。地中海から遠い、多くの分屯地が、その過程で放棄されたようだ。

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 2023-3-26記事「Isn’t Leopard 1 too old to make a difference in Ukraine? Not at all ? especially after some upgrades」。
   「レオパルト1A5」は、じつは「レオパルト2A4」よりも2年あとの1987年に登場している。
 FCSはレオ2と同世代。露軍戦車ごときが相手なら、これでも十分だと言える。

 ※ロシア本土各地から、帳簿と現品の数が合わぬ、さまざまな製造業の施設が、放火や意図的爆破で炎上したらしいニュースが、頻々と発信されつつある。サンクトペテルスブルグ郊外では、軍の訓練施設に弾薬を納品していた責任者が、その自動車内で自爆自死。同乗の部下数名も、冥途の道連れにした。