ブラジル大統領がチャイナの暗黒面に堕ちたことで、スーパーツカノが中共国内でライセンス生産される可能性が出てきたと思う。

 ソ連はアフリカの旧ポルトガル植民地で工作員を操るために、ポルトガル語ができるスパイを長年、育成してきた。彼らが自然に対ブラジル工作に振り向けられた結果、今日があると思う。

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 ポーランドニュースの2023-4-14記事「Poland develops plan to create depleted uranium ammunition for Abrams tanks」。
    米国を訪問中のポーランドの首相が、米陸軍の弾薬デポにて、演説。
 ポーランド国内にて、M1戦車の120粍砲から発射できる劣化ウラン弾芯のAPFSDS弾を製造したいと。

 また全欧のM1修理を請け負える整備工場もポーランド国内に建てたい、と。

 同首相いわく。1983にレーガン大統領が言った「悪の帝国」が、まさに蘇った。ロシアはウクライナに対してばかりでなく、全世界にとっての禍いである。

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 2023-4-13記事「Poland’s F-35A aircraft begin production」。
    ポーランド首相は12日、ジョージア州にあるロックマートのF-35工場を訪れ、その演説で、すでにポーランド国内でもF-35の「組み立て」製造が始まっていることを明かした。

 ※スーダンのRSF(アラブ語の原音が不詳だが、ラピッド・サポート・フォースと英語で通称される組織)は、スーダン政府軍が利用している民兵組織。ダルフール戦争では住民虐殺もやらかしている。雑報によると、このRSFが、このほどマラウィ空港を占領して、そこにあった、エジプト空軍の「ミグ29M」を複数、鹵獲した。長射程AAMの「R-77」もいっしょに。これをR SFは、ウクライナに寄贈するかもしれないという。

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 Andrew Jeong and Mikhail Klimentov 記者による2023-4-15記事「Ukraine live briefing: Wagner chief suggests Moscow declare end to war; leak suspect charged」。
   プリゴジンはプーチンによびかけた。勝利宣言をして、この戦争を終らせろと。すでに、ウクライナの兵役年齢男子を大量に殺し、多数を国外逃亡させた。それで目的は達成されたじゃないか、と。

 ※ロシアには大きな商用港が5つあり、そのうち4つは、すぐに封鎖される。すなわち、バルト海の入り口と、ダーダネルス海峡がボトルネックなのだ。その沿岸はすべてANTO加盟国+スウェーデンなので、ロシアはいくら強がっても欧州と全面戦争を始めたら経済的自殺だとよく分かっている。

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 APの2023-4-15記事「Russia trains Belarusian pilots in nuclear weapons use」。
    ロシア国防省、金曜日発表。ベラルーシの空軍が、戦術核兵器を運用できるようにする訓練を、完了したと。
 「PH-40」原爆を投下するのは、低空専用で低速の「スホイ25」対地攻撃機だそうである。まずまちがいなく、30キロトンの核爆発に巻き込まれてパイロットも助からないだろう。

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 Taylor Nicioli 記者による2023-4-14記事「Paper airplane designed by Boeing engineers breaks world distance record」。
    A4の紙を折った飛行機が、飛行距離の世界記録を達成。投げたのはボーイング社のエンジニア。2022年12月2日のこと。

 飛翔距離は88mであった。
 それまでの記録保持者は韓国人チームで、77mであった。

 投げる角度だが、地面に対して40度にするのが最善である。その正しい角度が定まったら、投げる力は、全力でなくてはならない。

 用紙サイズは、「A4」が優れているという。「レターサイズ」ではなくて。

 なお紙飛行機の滞空時間レコードは、ギネスによれば、29.2秒だ。

 ※西一[にしはじめ]の新聞紙飛行機スウォームを現代の技術で洗練しようじゃないか。擲弾キャリアとして使えるだろ、実戦で。

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 David Axe 記者による2023-4-14記事「Russia Sent 70-Year-old T-55 Tanks To Ukraine Without Even Upgrading Them」。
    T-55が早くもザポリジア戦線で鹵獲されている。どうやら、何のアップグレード工事もしていない。
 ERAも取り付けられていない。ヤケのヤンパチか?

 ※露軍の撃破されたT-80の車体正面の装甲の裏側に、ぶあつく、木材を何層にも貼ってあるのが、写真で確認されている。これはスポーリング対策かと思う。単鈑装甲の表面で小型爆弾がはぜると、あるいは機関砲弾が当たると、衝撃波により、アーマーの裏側のスチールが剥離して、超音速で乗員を襲うのだ。そのスプリンターを材木中に吸収させようというのだろう。そうでないとしたら、この分厚さが説明できない。

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 2023-4-15 記事「Canada deploys three Leopard 2 simulators in Poland to train Ukrainian Armed Forces」。
   カナダは、レオ2の装填動作や照準発砲動作を演練するためのシミュレーターを3台、ポーランドに搬入した。C-17で。
 操縦シミュレーターではない。車長、砲手、装填手の訓練用である。

 カナダが宇軍に寄贈する予定の8両の「レオ2」も、すでにポーランドに到着した。
 これまたハリファックスからC-17で輸送したのである。

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 ロイターの2023-4-15記事「Polish government bans grain and food imports from Ukraine」。
   ポーランド政府は、ウクライナからの安い穀物および他の多数品目の食糧品の輸入を禁止した。EU加盟国でもないのに無税で大量に搬入されてはたまったものではない。国内農家を保護する必要があるから。

 ※このあとの中共の動きが気になる。東欧から食糧がボイコットされたら、まさに中共がそれを安く買い取るチャンス。そこからまた全ユーラシアへの影響支配力を拡大できる。

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 Defense Express の2023-4-15記事「Russia’s ATS-59G Artillery Tractor With Maritime 2M-3M Gun Spotted」。
   露軍は、海軍艦艇用の連装の25粍機関砲を、汎用砲兵トラクターの荷台に据えつけたものを、戦場に出してきた。

 ※日本の敗戦後の復興にいちばん役立った旧陸軍の装備は、トラックを除いたら、装軌式の「6屯牽引車」(ロケ)だった。重砲を牽引するための砲兵装備だったのだが、万能トラクターだったので、大砲の代わりに、鋤などを引かせ、山林原野を開墾するのに、大いに重宝したのだ。ここから逆の発想が可能になる。外見上は、農耕用または民間運送用にしか見えず、じっさい、民間支援として現物援助するが、貰った側が、それを現地で活用すれば、あらゆる武器も牽引することができるし、また荷台に、なんでも臨時に搭載することができる。そのような汎用輸送機械を、緊急救済支援用に平時から大量に準備しておくと、わが国は短期的に世界を救えるし、長期的に世界中から感謝されるのである。偽善はやめよう。日本政府が人道資金として大金をウクライナへ提供すれば、ゼレンスキーはそれで浮いた予算を使って西側の兵器を買う。けっきょく間接的な武器援助なのだから。

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 Inder Singh Bisht 記者による2023-4-14記事「Raytheon Developing Next-Gen Over-the-Horizon Radar」。
   レイセオン社は、敵の巡航ミサイルをより遠くから探知するための「OTHレーダー」の新型を開発することになった。

 5メガヘルツから35メガヘルツの短波(短波は通常、3MHz ~ 30MHz)を使い、電離層で電波を何度も反射させることで、水平線の向こう側の物体のドップラーを捉える。探知距離は、調子が良ければ数千浬になる。

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 Ellen Nakashima, Christian Shepherd and Cate Cadell 記者による2023-4-15記事「Taiwan highly vulnerable to Chinese air attack, leaked documents show」。
    リーク文書でわかったこと。米軍が抱いている、台湾防衛上の懸念は、開戦第一撃の大量のミサイル奇襲から、台湾空軍機が守られるかどうか。山腹トンネルのシェルターはあるのだが、そこに軍用機を引き入れる前に敵のミサイルが降って来たらおしまいだから。その一斉引き込み作業が、果たしてちゃんとできるのかどうか。

 飛来する1発のミサイルにつき、2発ずつのSAMを発射するという従来の方針も、逆にこっちが弱るだけだから、考え直す必要がある。

 台湾空軍機は、地上で動かない標的を攻撃する訓練をしているが、中共はSSMの発射プラットフォームをますます機動式にしているから、その訓練ではダメだ。

 台湾政府のミサイル空襲避難訓練は、筋書きがすべて決まっている学芸会の劇でしかなく、民間防衛部門の政府役人に対する非常時対応訓練に、ほとんどなっていない。

 中共本土には、台湾を攻撃するための空軍基地が40箇所近くあり、そこに付属する航空機シェルターは800以上。これが、台湾本島から600マイル以内に集中しているのである。

 ※「Huntress II」というUAVのペーパープランが面白い。小型のガスタービンエンジンを垂直に立て、そのカウルから4枚の主翼を四方に張り出し、その先端に電動モーターとプロペラ回転軸を設ける。ハイブリッドのドローンだ。このレイアウトにより、50kgのペイロードを載せて垂直に離陸させることができ、しかも上空で機体を傾けて水平飛行へ遷移すれば時速300マイルとなり、それで2時間飛翔できるという。いま仮にこれを信じて、片道1時間とすると、155ミリ砲弾改造爆弾を頭(中心のガスタービンエンジンのスピンナー部分)に載っけて島から150km沖合いまで飛翔させ、高速度緩降下爆撃法によってそれを海上目標に対して精密リリースさせ、すぐに自動でまた戻って来られるわけである。このコンセプトでペイロード50kgの大型機とペイロード25kgの中型機をこしらえておけば、ストック量の豊富な155ミリ砲弾と120ミリ迫撃砲弾を使って、ハープン/12式SSMの、とりあえずの代用とすることが可能になるであろう。先島群島に有象無象のシナ船が何百隻押し寄せようとも、陸自の継戦には不安がなくなるのだ。

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 2023-4-13記事「DJI’s New Inspire 3 Is The World’s Ultimate Cinema Drone」。
  プレスリリース。
 DJI社は、8K規格の映画撮影ができるクォッドコプター「インスパイア3」を発表した。

 バッテリーを2個積むと、28分間、滞空できる。

 脚は空中で折りたためるので、パンをしてもカメラ視野は邪魔されない。

 衛星航法電波は、GPSとガリレオと北斗のすべてを利用できる。

 このマシンがあれば、もう地上ドリー撮影は考えなくていい。こいつにウェイポイントと高度とスピードを指定すれば、すぐに「3Dドリー」になるからだ。クレーン撮影も同様に、要らなくなる。

 複雑な飛行をしながら、カメラが常に1人の人物だけをフレームの中心に捉えつづけるという、トラッキング撮影も、AIに人物を認識させることによって、楽々と実行できる。

 機体と地上の人間が接近しすぎたときには音声で警告を発するという機能も、利用可能。

 「インスパイア3」の値段は、いちばんシンプルなセットで1万4999ユーロ。6月末から購入可能になるだろう。