フィンランドの新政権は、ロシアの侵略戦争を支持するアフリカ諸国には、開発援助は与えないという方針を打ち出した。

  そして、そこから引き揚げた資金を、まとめてウクライナに援助するという。
 出典は、 Pekka Vanttinen 記者による 2023年6月20日 記事「Finland may cut aid to African countries supporting Russian war in Ukraine」。

 次。
 ストラテジーペイジの2023-6-20記事。
   イラン国営の「マハン航空」が最近、2機の「エアバスA30-212」を手に入れた。
 この機体は30年近く前に製造された四発機。もともとフランス空軍の所属であったが、インドネシアの会社に売却された。その会社がイランと通じていた。

 フランス政府は、売却されたこの飛行機がアフリカのマリへ飛ぶと思っていたところ、マリへは向かわずにイランに着陸した。

 げんざい、世界で6機の「A340-212」が現役だという。

 イランはこの寿命の来ている機体を何に使おうというのか? シリアまでの長距離輸送である。武器を満載してダマスカス空港へ直行し、荷を下ろし、そこからまたイランに戻ってくる。このための輸送機はいくらあってもよい。

 このような武器輸送の目的でダマスカス空港に飛来した「マハン航空」の機体を、イスラエル空軍は、空港を空襲して破壊することがある。だからイランは空輸機材を補充する必要が常にあるのだ。

 次。
 Boyko Nikolov 記者による2023-6-20記事「US railroads carry inflatable decoys of Russian Tor-M1 and S-300PS」。
  ウクライナでは、高価値目標であるHIMARSやSAM発射機などに擬した精巧な木製の「デコイ」が、これまで10発以上の「カリブル」巡航ミサイルをひきつけているという。

 精巧で安価なデコイの価値は今日、非常に高いと認知されたため、米軍も本格的な「空気で膨らますデコイ」シリーズの開発に着手しているようである。その一部が無蓋貨車に積まれて移動しているところが撮影されている。

 ※ウクライナ軍は、コマンドポストとして、「三重連」の大型トレーラーを使う《平時感覚》を改められず、それが上空からすぐに区別がつくので、ランセットが次々と襲っているようだ。おそらく旧海軍の「大和ホテル」のように居住性抜群で、司令部要員たちの満足度が高いのであろうが、まったく愚かな悪慣行だとしか評しようがない。すでに高級指揮官が重傷を負って国外の病院に担ぎ込まれたという噂もある。現代戦場では、上空のUAVから視て、車両に「特徴」があったら、それだけでもうダメなのである。わが国の「指揮通信車」も、できれば民間の「中型4tトラック」(引越しによく使われるサイズ)をベースにして、上空から見たときに、形状に何の特徴もない車両としておかないと、かならず後悔する日が来るだろう。外見を商用車のようにして、構造と機能はあくまで軍用の特別なものにする。この工夫が、今は求められるのだ。

 ※牽引式野砲の対空偽装としては、火砲の「脚」を丁寧に「草のカーペット」で覆ってしまうようにすると、とても効果的であることが、ロシア軍が公表している最近の動画から分かる。砲架と砲身はむき出しなのに、パッと見たときの特徴が消えてしまうのだ。そして、金属薬莢の撃ち殻が出るタイプの野砲の場合、1発ごとに遅滞なくその撃ち殻を遠くの穴かどこかに隠すように捨てるべし。薬莢が砲尾の近くに散乱していたら、どんな対空偽装もブチ壊しなのである。