Nick Paton Walsh and Darya Tarasova 記者による2023-7-25記事「Rare testimony reveals brutal life for Russian convicts fighting in Ukraine」。
刑務所から兵隊を徴募しているのはワグネルだけではなかった。正規ロシア軍の「ストルムZ」なる大隊(複数)。
CNNはこれらを記事にするにさいして、証言内容を他と入れ替えて、本人が同定されないように計らう。
ある兵隊。まさに九死に一生。「ストルム-Z」に入れられたが、生き残ったのだ。
ただし、いまだに砲弾炸裂の耳鳴りが続いており、静かな自宅でも眠れないという。
この兵隊は徴兵されて8ヵ月以上、最前線にいた。近くで炸裂した砲弾のため、彼は9回、人事不省に陥っている。
昨年の冬、彼は片足を射たれ、後送されたが、10日後にはまた、元いた塹壕に戻された。
するとこんどは肩を撃たれた。
それを2ヵ月かけて治療したところ、またしても最前線行きに。
そこでは、手足のない囚人兵たちが、無線係の仕事を与えられていた。
兵隊たちは防弾ヴェストを脱ぎ捨てていた。敵の砲弾が至近弾になれば、そんなものは役立たないというので。
ウクライナ軍砲兵の砲弾は正確であるという評判。露軍の野砲は3~4倍の弾丸を発射するが、先に命中するのは宇軍の砲弾なのである。
彼の大隊は10月時点で600人の受刑者から成っていた。最後はそのうち170人が生き残った。そして無傷なのはその170人のうちの2名だけだった。
中には四度、負傷していた者もいる。
彼が九度目に意識不明になったときの状況はこうだ。突撃発起。敵のRPGとドローンが次々、降ってくる。指揮官が無線で叫んでいた。「目標を奪取するまで戻るな!」。彼ともう1人の兵隊で、同時にひとつの砲弾痕にとびこんだ。
そこに宇軍のドローンが手榴弾を上から落としてきた。それは2人の中間で爆発した。距離にして30センチだ。戦友は破片を浴びて即死。彼は視力を失った。5時間、白い靄しか見えない。その状態で後送されて、助かった。
軍医が彼に同情してくれて、野戦病院での雑用係の仕事に就けてくれた。おかげで「契約年季」の最後まで、前線には戻らずに済んだのだ。
前線のメシは、罐詰肉とインスタントヌードルばかりだった。ところが最前線では、水を貰うのがとても面倒なのだ。給水所まで4km、徒歩で往復することもあった。冬には仕方なく、雪を溶かして飲用水にした。
糧食の配給もいいかげんで、数日間、メシ抜きということも、ときたまあった。
塹壕内で盗みを働いたり仲間を殺すような者もあり。その場合、他の仲間が小銃で処刑してしまう。
もうひとりの、徴兵後三週間で死んでしまった23歳の男。この若者も既決囚で、懲役9年半を言い渡されて、そのうち3年を務めたところで徴募された。
シャバで20歳のとき、麻薬所持で刑務所に入れられたのだが、23歳のとき獄中から徴兵された。
まず占領中のウクライナ領内で、簡単な突撃訓練を受けた。
5月9日の未明に突撃が発起され、それは宇軍も予期していたので、彼の大隊は60名が死んだ。全員、囚人兵である。
チャットの記録を母親がスマホに残していたので、この3週間の詳細も分かる。
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The Maritime Executive の2023-7-24記事「ABS Completes Groundbreaking Study on Nuclear-Powered Merchant Ships」。
ABS(アメリカ船舶協会)は、二酸化炭素削減のため、コンテナ船やタンカーに小型原子炉を搭載すべしという考え。その予備研究を公開している。
1万4000TEUの積載容量のコンテナ船(船幅はポストパナマックス)、ならびに、15万7000dwtの原油タンカー(船幅はスエズマックス)をモデルに考えた。
コンテナ船ならば、そのいちばん低いデッキの、船尾近くに、60メガワット=8万馬力の、鉛冷却式・高速原子炉を置けばよいという。
ちなみにソ連のアルファ級SSNが、鉛-ビスマス冷却の高速リアクターを搭載していた。それで40ノット出していた。
高温ではあるが、高圧ではない。よって事故を起こし難い。
原油タンカーのほうは、速力は要求されないので、20メガワット=2万7000馬力でよい。
こっちの原子炉形式は「ヒートパイプ型」。冷却液は自然循環し、外部電力は要らない。
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「mil.in.ua」の2023-7-25記事「M58 MICLIC」。
「M58 MICLIC」という地雷啓開システム。1トンのTNTが長さ100mのホースの中に詰まっている。これをロケットで投射する。ロケットは射角45度で発射する。
爆発すると、幅8mの啓開路ができる。
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AFP の2023-7-21記事「Amazon invests $120 million in internet satellite facility」。
アマゾンが金曜日に発表したこと。1億2000万ドルを使って、ケネディ宇宙センターに自社の施設を建設する。ゆくゆくはスペースXのスターリンクに対抗する3200機の衛星群を構築し、インターネット商売を展開すると。特に、世界の僻地の、ブロードバンド環境が無いエリアから、誰でも安価にインターネットアクセスできるようにしたい。
スターリンクは2019年に3700機の衛星で商売をスタートしている。
中共は「国網」という衛星を1万3000機、投入する計画あり。
カナダの「テレサット」計画は300機。
ドイツのスタートアップ会社「リヴァダ」は600機から始めようとしている。
EUは「アイリス」衛星を170機、回したい。
米軍は、米軍専用のインターネット通信衛星を300機から500機、独自に回したがっている。
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Geoffrey Aronson 記者による記事「Biden’s Search for a Security Model for Ukraine Comes Up Short」。
バイデン政権としては、ウクライナに対する安全保障は「イスラエル方式」にする気だろう。NATOには加盟させない。
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Kris Osborn 記者による2023-7-23記事「New Army XM-17 Handgun Arrives With Advanced Fire Control, Grip & Magazine」。
MHS……これは米軍の新拳銃の呼び名である。モジュラーハンドガンシステム。SIGザウアーのM17とM18を総称する。以前はX-17、X-18と言った。これまで長いあいだ、米陸軍は、米空軍といっしょに、これを完成させようとしてきた。
ちなみに従来SIGザウエルのM11という古なじみも米軍は使ってきたが、これも、MHSによって更新される。
2018年には、ドロップ・テストに合格しなかった。拳銃を落としたときにストライカーがプライマーを叩いてしまうのだ。
その後、「二重排莢」という問題も報告されている。空薬莢といっしょに、次の実包までエジェクトされてしまうのだ。
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Seth Robson 記者による2023-7-25記事「Bell tolls for 53-year-old motorcycle shop outside US airlift hub in Tokyo」。
横田基地の近くのバイクショップ「バイクランド Keisho」は1970年開店。それが今月かぎり、店仕舞いする。高齢店主の さたけ・しょう が月曜に公表。
店の跡地には、アパートが建つという。
ケネディ大統領が暗殺されたとき、すでにさたけは基地内で自動車・オートバイを販売する仕事をしていた。60年代当時、1ドルは350円以上であった。
その後、ベトナム戦争に深入りした米国は戦費を垂れ流し、それにともなってドルが弱くなった。
この結果、さたけは、外国製の自動車を基地内で売るのが困難になってしまう。そこでさたけは基地のゲートのすぐ外にショップをオープンして、強くなった円をもつ日本人客を相手にするようになったわけ。
当初は、輸入ハーレーを売った。とても安く輸入することができた。円高のおかげで。
さたけ自身、かつてはライダーで、1984にボルチモアからホワイトハウスまでツーリングしたこともある。
この頃では米兵&米軍属たちは新品のバイクを買ってくれなくなった。むしろリペア・ショップとして店は利用されている。
ちなみにヨコタにはC-130のシミュレーターがあり、そのメンテナンスのために米国から契約軍属(元米空軍の整備兵)がやってきている。