Alexey Lenkov 記者による2023-8-6記事「Production of 5,000 Gastello kamikaze UAVs monthly begins」。
ノヴォスチ通信社によると、FPV操縦で特攻させる固定翼無人機のロシア国内製造バージョンが完成。「ガステッロ」という名前。これを月産5000機のハイペースで量産する、と、いきなり例によって吹かしている。メーカーはZALA航空グループ社。
カーボンフレームを含む、およそ30%の部材は、純ロシア産になるという。
そして長期的には、95%を内製化するつもりだと。
1927にソ連で墜死したニコライ・ガステッロという英雄パイロットがいた。その名前をつけている。
ガステッロのウイングスパンは3m。全長2.4m。全重40kg。高度は5000mまで行ける。
エンジンは5キロワット出力の電動モーター。
最高速力120km/時。滞空10時間可能。
ガステッロの対人用の弾頭は、地面スレスレの空中で爆発する。それによって塹壕内に殺傷性の破片を効率的に降り注がせる。※おそらくクレイモアの応用。
もちろん対AFV用途の弾頭も考えてある。
弾頭の種類やサイズ、信管の起爆設定高度等は、可変である。
関連したニュース。エカテリンブルグにあるメーカーが「ククシカ」という戦闘ドローンを開発した。偵察にも攻撃にも使えるという。
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Tzally Greenberg 記者による2023-8-4記事「Israel orders tens of thousands of 155mm artillery shells from Elbit」。
イスラエル政府は、数万発の「M107-A3」155ミリ砲弾を、メーカーのエルビットシステムズ社に発注した。
契約総額は6000万ドル。
これは、シリア方面に接する北部国境が緊張しているからだという。
なお1月には米国政府が、イスラエルに貯蔵してあった米軍用の155㎜砲弾×30万発をウクライナ向けに搬出するという報道があった。
今回発注された砲弾は、2024年中に納品されるであろう。
エルビット・システムズ社は、何十年も砲弾を製造している。2018年に、「IMI システムズ」社を4億9500万ドルで買収してからは、エルビット社がイスラエルで唯一の、野砲弾の供給メーカーになっている。
「A3」の特徴は、ふつうの「M107」よりも射程が長いことだという。
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「mil.in.ua」の2023-8-6記事「Ukrainian Defence Forces use Sudanese-made shells」。
第24機械化旅団が、フェイスブックに写真を載せた。スーダン製とわかるマーキングのある120㎜迫撃砲弾を、ウクライナ兵が抱えている写真。
製造年は2023年であるとも分かる。
スーダンにはYIC(ヤルモク軍需工業コンプレックス)という兵器製造拠点がある。ソ連式のたいていの火器や車両は製造できる。
中共の88式戦車も、「アルバシーア」の名で生産中である。
YICの設備の35%は、IRGC(イラン革命防衛隊)が握っている。その中で働いている技師にも、IRGC(イラン革命防衛隊)が混じっているのである。
だから2012年にこの工場は、謎の外国から空爆を受けている。もちろんイスラエルしかないわけだが。
おそらくこの迫撃砲弾も、イランがどこかのシンパゲリラに向けて海送しようとしたのが洋上臨検で押収され、まわりまわって、米国からウクライナにプレゼントされたのだろう。
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ストラテジーペイジの2023-8-6記事。
UAEはひとつの国家ではなく、7つの首長国の連合体である。1960年代にイギリス軍がスエズ以東から撤退する流れになり、それと同時にイランがこの地域の征服を狙いだしたので、UAEは結成された。
イギリスに代わる保護者として、UAEは、米国を引き入れた。
UAEの総人口は1000万人というところ。そのうち地元民は12%弱。のこりは市民権をもたない外国籍人である。
国家の年収を人口で割れば、1人あたり8万8000ドル。これではイランから狙われ続ける。
UAEには軍用車両メーカーがある。最初にNIMRが、90年代にロシア企業GAZの協力を得て創設された。
HMMWVをロシアで真似た「GAZ Tiger」というのがあるのだが、それのバージョンを2005年から内製した。これはリビア、レバノン、チュニジア、アルジェリアなどに売れた。
これが刺激となって、類似の、ただしロシアとは関係ない国内資本のメーカーが蔟生している。
製品はいずれも、4×4の軽装甲車が目玉。
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2023-8-4記事「Russian Lawmakers to Trade Foreign Cars for Domestic Brands, State Duma Speaker Says」。
ロシア国会の下院議長は、代議士たちは外車を捨てて国産車に乗れ、と金曜日に語った。
すなわち「モスコヴィッチ」「ラダ」「ヴォルガ」「アウルス」に乗るべし。9月には切り替えろ。
「ヴォルガ」はもうじきニュー・モデルができるのだそうである。ソ連時代の特権階級用の高級車。
議長の声明の1日前、プーチンは、公務員は外車の購入を止め、移動用には国産車を使え、と号令していた。
TASSが報ずるところでは、2023年の最初の6ヵ月で、ロシア政府機関が購入した外国車の数は2倍以上に増加。もちろんこれもプーチンの命令で買い込んでいるのだが……。
プーチン自身は2018年に、それまでの大統領公用車であったメルセデスを、国産の「アウルス」のリムジンに変えている。
※トヨタの高級車が日本国内で盗まれて、それが跡形もなく消えてしまうという怪事件の続発は、私には信じ難いのだが、たとえば中古車業界の捜査が新たに進展することで、その謎を解くヒントも得られると期待していいのだろうか?
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Air Marshal Anil Chopra 記者による2023-8-6記事「China Plans 500 J-20 Stealth Jets By 2035-38, Should India Consider Su-75 Checkmate Till AMCA Arrives」。
中共空軍はげんざい、「殲20」を150機、整備しているが、これを2038年には500機まで増やすと言っている。
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AFPの2023-8-4記事「NZ election frontrunner backs Chinese cash for roads」。
ニュージーランドは国政選挙を控えている。有力な野党党首クリストファー・ラクソンが、金曜日に語った。中共資本を受け入れ、NZ国内に道路をいっぱい造るぞ、と。
彼の率いる国民党は、中道右寄りである。クリス・ヒプキンス率いる現政権は、中道左派政権である。
ラクソンのレトリック。NZの国土面積は、英本土や日本と大差がない。人口は500万人しかいないが、道路網インフラが整備されれば、そのポテンシャルは英国や日本並のはずである、と。
NZの最大の貿易相手国は中国。その中国を人権問題などで怒らせるな。
しかし中共資本を呼び入れたら、シナ人労働者もわんさかNZに入ってくるのでは――?
そんなことはない、とラクソンは太鼓判を押している。