昔、モスクワ空港で孫娘に乞食をさせていた婆さんを目撃したショックが蘇った。ちょうどあの孫娘が成長すれば、今頃は中年のオバハンの年頃だ。そう思うと、真夏なのに寒くなるわ。芸風か?
雑報によると、ロシア国内で最新映画『バービー』が封切られた。もちろん、違法複写ビデオの上映だ。酷い画質らしい。その上、地下スポーツ賭博の胴元の広告が入っているという。
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David Brennan 記者による2023-8-10記事「Where Will Wagner Go Next After Exodus from Belarus?」。
水曜日のテレグラムのチャンネル報道によると、数百名のワグネル隊員がバスでベラルーシからロシアに戻り、ヴォロネジ、ロストフ、クラスノダール、さらにはリビアへ分散移動したという。ルカシェンコがワグネルの国内での生活費の面倒を見ないと分かったため。
米シンクタンクの戦争研究所に言わせると、これまた、プーチンの統率に、定見や重みが欠けていることの反映だと。
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Beka Chedia 記者による2023-8-10記事「Geopolitical Surprise in the Caucasus: Georgia Declares a Strategic Partnership With China」。
ジョージアの首相が中共を訪問し、7-31に中共との「戦略的パートナーシップ」をブチ上げた。
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モスクワタイムズの20238-10記事「Fireworks Firm’s Technical Director Detained After Deadly Blast Outside Moscow」。
モスクワ市の北東70kmにある、暗視双眼鏡の工場で起きた大爆発の責任を、ロシア当局は、「花火会社」の幹部にとらせるつもりらしい。
水曜日の爆発では女性1名が大火傷で死亡した。他に12名が、行方不明。
「パイロ・ロス」という会社。ロシア政府が大イベントで花火演出を必要とするとき、この会社が出てきたものだという。
ただしこの会社、今年に入って破産手続きに入っていたという。税金の未納を追及されていて、窮地に陥っていたようだ。
どうやら光学兵器メーカーのZOMZ社は、工場敷地内の倉庫を「パイロ・ロス」に貸していたようだ。
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Alison Bath 記者による2023-8-10記事「Army project uses AI to develop better diagnostic tools for combat-related burn injuries」。
大量の火傷患者が発生したとき、そのトリアージをさせるAIの開発が進んでいる。
※これは将来の核被弾を考えたとき、必須の技術だよ。
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Edward Luttwa 記者による2023-8-10記事「Why Ukraine’s offensive has stalled There is only one route forward」。
ミサイルであれ、ドローンであれ、精密誘導兵器は、非核弾頭では、都市に対して、小さな損害しか与えられない。
敢て言う。小さな損害と。
比較せよ。WWII中の英国の体験と。
1942-3から、英空軍のボマー・コマンドは、「ランカスター」四発重爆を飛ばしている。この飛行機は爆弾を6.4トンも搭載できた。最初のランカスターによる夜間都市空襲は、延べ400機。つまり2560トンもの爆弾を落としたことになる。
この重量は、2022-2-24以降、ロシアとウクライナが発射したすべての巡航ミサイルの総計よりも、大きいのである。
こうした四発重爆による都市空襲(米軍は昼間爆撃、英軍は夜間爆撃)を猛烈に続けた結果、1945までに、ドイツの主要都市は焼け野原になるか、瓦礫山と化す大破壊を蒙った。
それと同じことは、今のキエフには起きていない。つまりは対都市攻撃力の桁が違うのである。今時のミサイルによる対都市空襲なんてものは、ちゃんちゃらおかしいレベルの損壊しか敵にあたえられないもので、それでぎゃあぎゃあさわぐ者は、過去の都市空襲史を学び直した方がいい。
今、ロシアはほんのわずかの「戦略爆撃機」しか保有しておらず、それも、前へ出せばSAMに墜とされるから、敵国上空へは飛ばせない。ウクライナ軍にはそもそも戦略爆撃機はゼロである。
WWII中に英ボマーコマンドが1回の夜間空襲でドイツの都市に落としてやった焼夷弾の量の方が、いま、全世界に存在する攻撃型無人機の総装薬量よりも、大きいのだ。比較にもならないのである。
なぜ今、機動戦は不可能か。機動戦の大前提は、奇襲にある。奇襲の前提は、敵のISRにこっちの作戦前の準備移動を偵知されないことにある。それは今日、可能か? たった1両の戦車の動きでさえ、偵察衛星に見られてしまうだろう。合成開口レーダー衛星なら、密雲も暗夜も関係ないのだ。
1944-6-6のノルマンディ上陸を成功させるためには、連合軍はカレーに上陸すると敵をして誤断させる必要があった。それはうまくいった(パットンの偽司令部が囮に対岸に置かれ、ダブルエージェントが偽情報をしきりにドイツ側へ流した)。
ノルマンディ作戦はドイツにとっては奇襲だったのである。だから成功した。
今、このような大掛かりな奇襲(欺騙)は可能か? まず無理なのだ。
※ルトワックのとっつぁんは、レオ2はイスラエル製の「トロフィー」のようなアクティヴ防禦装備がないからダメなんだと説明している。つくづく人間の理性は有限だ。ある方面ではシャープなのに、同時に別な方面では、至ってシンプルな勘違いを維持し続ける。レオ2にトロフィーをつけてやったって、何も変わりゃせんよ。
※ウクライナがクリミアを奪い返せばプーチンの権威は終る。だから主攻は南部、と誰もが考える。おそらく露軍参本の奥の院の作戦課長級は、その先を読んだ。南部が主攻になるのは当然だ。……と思わせておいて、宇軍は北東部国境からモスクワに向けて突出するのではないかと。真の戦略奇襲だ。それで、そっちに露軍の戦略予備をあつめておいた。ところが宇軍側には「戦略家」はいなかった。それで、今、あらためて、ハリコフ方面に、露軍の攻勢が行なわれているのではないか。せっかく集めた部隊を、そこへ活用しているわけだ。
※技術戦術奇襲は、やろうと思えばできたのである。それは、敢て泥濘期に反対攻勢を開始すること。農耕トラクターや民間工事車両を総動員すれば泥濘は克服できた。露側には打つ手はなかったはずだ。しかしNATO上層部にはそんな知恵者はいなかった。WWI の戦訓すら消化してないボンクラばかりだった。
※自爆特攻機やミサイルを都市攻撃に使うのは真の無駄だというルトワックの指摘は正しい。それらの精密誘導攻撃兵器は、ロシア領内の鉄道やパイプラインに指向されてこそ、真価を発揮するのだ。わたしは22年の開戦直後からそう書いている。
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Ashish Dangwal 記者による2023-8-11記事「US Unlocks ‘CAPTURE’ Program To Capture High-Altitude Balloons Instead Of Shooting Them With Expensive Missiles」。
高高度のバルーンに対してAMRAAMを発射するのはカネの無駄すぎるというので、なんとかもっと安価にそのバルーンをひきずりおろす方法はないかと、DARPAが模索しはじめた。