バックファイアー×1機がファイアー!

 2023-8-20記事「The Russians lost a Tu-22M3 after a drone attack」。
   ロシア国内のSNSに、飛行場で派手に燃えている「ツポレフ22M3」の写真が出てきたので、ノヴゴロド州の「Soltsy」空軍基地に対する8-19の宇軍のドローン攻撃には顕著な戦果があったことが確認された。

 この燃え方を見れば「全損」だと誰でも分かる。

 テレグラムの複数のチャンネルは、爆撃機×2が損傷したと言っている。

 ロシアの公式発表では、たった1機のドローンが、モスクワ時間の午前10時に当該空軍基地に着弾したのだと。

 基地の露兵は、小火器で迎撃しようとしたが、阻止できなかった。

 露軍は、当該基地から、残余の爆撃機を、ムルマンスク州にある「Olenya」空軍基地へ疎開させているところだという。

 ※雑報によると、基地の名称は「Soltsy-2」。ウクライナ国境からは650km。
 ※雑報によると、この攻撃のあと、モスクワの2つの国際空港が、一時閉鎖された。

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 ポピュラーメカニクスの最新記事「The spider boot’s journey from Canada to Ukraine」。
  軍靴に重ね履きして、下肢を対人地雷の爆発から守ろうという「スパイダー・ブーツ」。

 足裏を接地させず、代りに四本の枝先で接地させようというスパイダーブーツのコンセプトは、25年くらい前に遡る。カナダの「Med-Eng システムズ」社が、爆発物処理要員用のPPE(パーソナル・プロテクティヴ・イクィップメント)として、今と同じような形状に、2002年くらいに完成したのだ。

 もっと古い避爆靴の実物サンプル〔試作品?〕が、ニューヨークメトロポリタン美術館の「現代アート」コーナーに1998年から展示されている。
 その説明書きによると、靴底の下面はスチール板でV字断面形。その内側は、衝撃吸収材としてアルミのハニカム構造になっていた。

 2000年頃には「ブラスト・ブーツ」と呼ばれていた。
 50グラムよりも炸薬量の少ない対人地雷から兵隊の下肢を守るのがコンセプト。

 なぜプラスチック樹脂ではなく金属製だったかというと、プラスチック製では瞬時に粉砕されてしまって、爆発衝撃を吸収・緩衝することができず、兵隊の足の骨を衝撃から守れない、と判定されたので。

 露軍の車載システム「ISDM Zemledeliye」は、複数のロケットの斉射により、9マイル離れた場所に、600個の対人地雷を撒布しなおすことができる。こんなものいちいち除去していられるかという話になっている。

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 2023-8-19記事「Indian Air Force Inducts Israel Aerospace Industries Heron Mk II MALE UAV」。
   インド空軍が4機、導入する、イスラエルの「ヘロン マーク2」無人機。
 エンジンは「Rotax 916 iS」を使っている。

 最大離陸重量1430kg。
 ペイロード490kg。
 高度は3万5000ftまで行ける。
 滞空45時間可能。
 ロイタリング時の機速は60~80ノット。
 最高速度150ノット。
 ウイングスパン16.6m。
 衛星を経由しない通信の場合、250kmまでリモコンできる。

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 Gary Mortimer 記者による2023-8-19記事「Is Autel a Chinese company?」。
    Autel社のことを多くの人は米国企業だと思っているが、中国企業だ。

 2014年に、中国系米国籍人と、元DJIの重役の2人が、起こした。

 本社はシンセン。米国、イタリー、独、シンガポールに現地オフィスがある。
 「Autel Robotics」社は、やはりシンセンにある「Autel Inelligent Technology」の子会社である。

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 AFPの2023-8-18記事「US accuses Chinese companies of evading solar panel tariffs」。
   中共製のソーラーパネルには米政府が懲罰関税をかけている。そこで5つの中共企業が、タイやベトナムなどにいったん輸出し、そこから米国へ再輸出させるという回避策を使い始めた。

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 Brad Bartz 記者による2023-8-21記事「Light trapped inside a magnetic crystal can strongly enhance its magneto-optical interactions」。
    ニューヨーク市立大学の研究者が、磁石の中に光を閉じ込めることに成功した。

 これが実用品になるとしたらどんな製品だろうか?
 電気の代わりに光で制御されるコンピュータメモリーというものがまず考えられる。
 あと、磁力によって易々と増幅される強力なレーザーができるかもしれない。

 ※光→磁力→電力という、あたらしい発電プロセスも可能になるじゃないか。さらに、熱を光として扱うプロセスをその前に噛ませたなら、都市排熱を電力として回収できることになるから、地球温暖化とやらの問題に、人類はおさらばする。

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 Elizabeth Thomson 記者による2023-8-16記事「Simple superconducting device may slash energy use in computing」。
   強磁性体の短冊でできたダイオードを、超電導性の薄膜と合わせる。これが劇的に調子が良いという。
 コンピュータの消費電力を半減させられる可能性が開けた。
 量子コンピュータとの組み合わせが期待されている。

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 AFPの2023-8-16記事「Air Force selects Wallaroo.AI for On-Orbit AI advancements」。
   マシンラーニングをいろいろ商品化している「ワラルー.AI」社。
 米空軍省の発明推進部局である「AFWERX」は、このほど、同社に「STTR フェイズ2」をやらせる契約を締結した。

 米宇宙軍が宇宙空間で使用する機材は、放射線に強い集積回路を必要とする。それは市販品であることが望まれる。そこで、そのようなチップをAIに設計してもらうという。

 ニューメキシコ州立大学のコンピュータサイエンス部とも、コラボする。

 「AFWERX」の使命は、零細規模ながら先端的な挑戦を続けている新鋭企業を見い出し、軍の大きな仕事を提案し、急速に育ててやること。

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 2023-8-21記事「South Korea Plans Mass Production of Medium-Altitude Unmanned Aircraft by 2028」。
   韓国は2028年までに、リーパー級の「中高度」用無人機を国内で大量生産できるようにもって行くつもり。
 これは韓国の防衛調達プログラム局「DAPA」(米国のDARPAもどき)が金曜日に発表した。