マグロメロン。

 2023-8-31記事「Thales and Schiebel Successfully Conduct FAT for UK MOD Peregrine Programme」。
    英国海軍は、水上艦に、無人ヘリコプターを搭載するつもりである。その機体はタレスとシーベル社が開発した「カムコプター S100」、別名「ペレグリン」。

 このたび英国防省によるFAT(ファクトリー・アクセプタンス・テスト=工場受入試験)が完了した。

 この無人1軸ヘリコプターは、タレス製の「I-マスター」レーダーを吊るして海面を捜索し、情報を集める。

 機体担当のシーベル・グループは1951年にウィーンで創業。今も本社はオーストリー。
 現在、米国のヴァジニア州、アブダビ、豪州のショールヘヴンにも支社がある。

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 2023-8-31記事「Australia Procures Smart Sea Mines From Rheinmetall」。
   豪州国防省は、ラインメタル社の子会社である「PWMイタリア」社から、まとまった数のスマート機雷を購入する。

 この機雷の特長は、急速に仕掛けられることである。

 完成品を買うだけではなく、技術移転がなされる。ゆくゆくは、豪州国内で、生産されるのだ。
 最初の製品納入は、年内に。

 この機雷のセンサーは、磁気、電気、音響、水圧、振動のすべてを複合。
 それによって、艦船が軍艦なのかそうでないのかを識別する。

 水上艦艇から、クレーン、レール、ランプを経由して海中に投入される。
 また潜水艦の魚雷発射管からも敷設可能である。そして沈底機雷になる。

 充填する炸薬は、豪州メーカーが提供する。

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 2023-8-31記事「Israel Begins Tests of ‘Most Advanced Spy Plane’」。
   「ガルフストリームG550」の機体にIAIがISR機材とC4Iシステムを乗せた哨戒機「オーロン」のテスト飛行が始まった。開発計画は2年前から。

 高度1万5200m(=5万フィート)を巡航できる。飛行レンジは1000km。

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 KYODO NEWS の2023-8-31記事「Russia has moved missiles off isles disputed with Japan: expert」。
   東京大学講師の小泉悠氏がマクサーの衛星画像を見ていて、択捉島と国後島から「S-300」がなくなっていることに気付いた。

 樺太には古い戦車と野砲の集積場があったが、それも空になっているという。

 ※エトロフ島のことは欧文表記では「イトルップ」とも書かれる。おそらくそっちの方がアイヌ語発音に近いだろう。ところで比島最北端の国境の島は「Itbayat島」という。また『魏志倭人伝』には、倭国の中に「伊都国」があったとある。その場所は今の福岡県糸島市や旧怡土郡じゃないかといわれる。要するに弥生時代から太平洋地域では島のことを「イト」と通称したのだ。同様に「つしま」や「アッツ島」の「ツ」、「あはぢ(淡路)」や「粟島」の「アワ」も太古から島の代名詞だったと考えて、何の矛盾があろうか?

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 2023-8-31記事「Video emerges of a test of drones attacking an airfield in Kursk」。
   8-27夜にクルスクを空襲した固定翼ドローンの「空中爆発モード」を、事前にモックアップの飛行場を原野に仮設して確かめていた動画が、ウクライナのSSUによってユーチューブにUpされた。

 機体の姿にはボカシがかかっているが、寸詰まり胴のシルエットから、例の「ボール紙ドローン」であろうと推測が付く。

 地上の敵戦闘機を直撃するのではなく、その真上を航過しざまに空中爆発させることを最初から計画していた。

 破片の貫通力も確かめられている。地表に並べられていた材木板に、細かい穴が開くほどの威力。

 リアルの戦闘機の機体に細かい穴を開けられたら、それを修理しないで飛ばすというわけにはいかない。長期にわたってその戦闘機は戦力外となる。

 この細片による毀害は、穴が小さすぎて、衛星写真では確かめられない。

 ※北方のプシコフ航空基地では29日にUAVが「イリューシン76」を4機破壊したと報じられているが、すくなくも1機の右翼が派手に炎上しているのは、地上から夜間撮影した写真によって確かめられる。

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 ロイターの2023-8-31記事「Russia faces domestic fuel crunch, braces for more shortages」。
   石油精製プラントのメンテナンスが西側からの制裁禁輸のおかげで滞っていること、タンク貨車を走らせる鉄道網の疲弊、そしてルーブルの価値下落により、ロシア国内で消費するための石油製品が逼迫しており、国内卸し価格が暴騰している。モスクワ政府は小売価格に上限を設定しているが、それをすれば「闇市場」を活性化させるだけであることは歴史が教えている。

 クラスノダール、アストラハンでは「Ai-92」ガソリンは品切れ。「Ai-95」ガソリンと軽油が、わずかに流通している。

 ※「Ai-92」はオクタン価が「AKI 87」と同じ。「Ai-95」は「AKI 91」と同じ。

 ヴォルガ河沿いのサマラ州では軽油の在庫がゼロになっている。

 軽油の卸値は7月から急上昇を開始していた。今は1トンあたり700米ドルくらいだが、これは2ヵ月前よりも15%高い。

 ロシア・エネルギー省は、輸出を抑制することで内需を満たす策を採るしかなくなっている。

 しかし南ロシアの農業地帯で軽油が逼迫し値上がりしている影響は、来年の国内食料品価格にかならず跳ね返るであろう。