くら寿司の透明キャノピーを設計した者の意図を理解し得たときには、すでに満腹……。

 それまで力ずくでこじ開けること十回前後……。(女房とあわせると二十回前後也。バカス……)。

 あと、目の前に皿が積みあがらないので、「この辺にしとくか」と、視覚的理性に忠告させないシステムは、上手だと思った。

 最新回転ずしシステムの精華を学ばせて貰いましただよ。

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 Sean Lyngaas 記者による2023-9-7記事「CNN Exclusive: ‘How am I in this war?’: New Musk biography offers fresh details about the billionaire’s Ukraine dilemma」。
    ウォルター・アイザックソンが『イーロン・マスク』という公式伝記を書いた。9月12日に発売予定だ。
 その中に、昨年、クリミア半島近海でウクライナ軍が使っていたスターリンクがとつぜん使用不能になったのは、マスクが出した指示によるものだったと明かされている。

 このとき宇軍の複数の爆装された潜水型無人艇がロシア艦隊の泊地に迫っていたのだったが、リモコン電波が衛星中継されなくなったために逸走し、岸に打ち上げられたという。

 それに先立って、マスクはロシア高官との会話の中で、「核兵器で反撃する」と脅されたので、衛星サービスを停止したのだという。

 ※ロシア発の工作がそんな「お上品」なものであったわけがない。FSBは、マスクのプライベートな部分を狙い撃ちにしてコバートな脅迫とイヤガラセを豪雨のように集中したのだろう。ちょうどプリゴジンに北上を諦めさせたときと同じように。何の覚悟も無いマスク氏はそれでパニックに陥り、倉皇として衛星サービスを一方的に遮断したのだが、「わたしはビビりです」と正直に明かしては体裁が悪すぎるので、「パールハーバー」だの「核反撃」だの、「もともと軍事用ではない」だのの奇麗事を並べて話を整えているのではないかと疑う。

 ※この話から日本政府が学ぶべき戦訓。スターリンクに限らず、私人の所有する民間企業が提供する通信サービス等に、自衛隊が依存するのは、とても危険だ。理想的には防衛省専用のLEO通信衛星群が確保されていることが望ましいにちがいないが、役所絡みのシステム開発はとにかくスピード感がなさすぎて、台湾有事に間に合うわけがないから、民間企業が外国企業と組んで、シーズ先行でデジタル信号リレー専用の無人機を完成してしまうのが正しいだろう。官から仕様と開発予算を引き出す旧来の流儀では、これまた十日の菊になることは必定。成功させるポイントは、常識では数百億円かかる開発を、数百万円でなんとかやってしまうことだ。企業の社内負担でなんとかできてしまうレベルにまで仕様をどこまでも落とすという発想が必要なのだ。その低い仕様でも何とかなる通信や攻撃方法も、後から必ず考えられるのである。無人機は、洋上の船舶から発着させる運用とすれば、FAAの型式認証(日本国内でもこれがないと飛ばせない)は、まったく必要がない。だから「拡大しらね型」あるいは「無人機母艦」なんですよ。

 ※マスクは「07/09/2023」の「23:41」に「エックス」にこう書き込んでいる。《両陣営とも休戦に合意するべきだ。毎日毎日、さらなるウクライナ人とロシア人が、ちっぽけな土地を取り合って死んでいる。境界の線はほとんど変わらない。こんなの命を賭ける価値は無い》。そして暫く後にツイートを削除した。なにか上位のイデアを奉戴することなしに、ただ単に己れのきまぐれを商品にして売り歩いているだけなのは、マスク氏とトランプ氏の共通点。そこから、両名ともに、どうしようもない卑小感が漂い出てしまう。

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 Joseph Trevithick 記者による2023-9-7記事「LongShot Air-To-Air Combat Drone Bid Won By General Atomics」。
    ジェネラルアトミクス社が開発中の無人機は、AAMを内臓して、有人爆撃機に先行して飛ぶ。つまり、無人機がAAM空戦する時代をきりひらこうとしている。もちろんジェットエンジンだ。

 初飛行は年内を予定しているという。

 同社はDARPAから「ロングショット」計画の開発を受注した。それがこのようなカタチに具体化しつつある。

 この無人機を吊下して、途中で放つのは、「F-15EX」の役目である。

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 Amelia Smith 記者による2023-9-7記事「Examining The Deployment Of The U.K.’s Troubled Watchkeeper Drones At Fort Bliss」。
    「タレスUK」社とイスラエルのエルビット社は、「ヘルメス450」を元にして、英陸軍のための長時間偵察用無人機「ウォッチキーパー」を開発しようとしている。2004年から米陸軍の「グレイイーグル」の基地があるフェニックスに拠点を置いているのだが、いまだに大成しない。

 ※そんなに長く、いったい何にひっかかっているのかと想像するに、おそらくFAA認証ではないか? 「ヘルメス450」は性能的にはとっくに完成機である。ところがFAA認証制度というやつは、開発のスタート段階からすべてのことが「記録」されていないと、ダメなのだ。そのため、ぎゃくに「(未認証の)完成機」ベースの方が、道が遠くなってしまうのである。ここを思うにつけ、ホンダジェットの成し遂げたことは「偉業」と呼ぶしかない。日本の大手軍需メーカーは、米国ホンダに頭を下げて、ホンダジェットをベースにして無人機を開発させてもらうしか、「陸上運用機」に関しては、選択はないのかもしれない。

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 The Maritime Executive の2023-9-7記事「Royal Navy Carrier Lands Autonomous Cargo Plane for the First Time」。
   英海軍はHCMCという、空母のために荷物や郵便を運んでくる無人機を開発中。このほど、『プリンスオブウェールズ』への全自動着艦が成功した。

 HCMCは、双胴、アルミ外皮の高翼固定翼STOL機で、双発のエンジンは中央胴の荷室前縁に左右に並べてある。この配置だと1発が停止してももう1発だけでバランスを崩さずに飛び続けられる。

 だいたい500フィートの長さがあれば着陸できる。『プリンスオヴウェイルズ』は飛行甲板が900フィートあるので余裕だ。

 荷物は220ポンドまで。レンジは500浬。

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 Defense Express の2023-9-8記事「One Tu-141 Strizh Damaged Three Tu-22M3 and a Kh-32, russians Officially Admit」。
   牽引プロペラ+高翼配置+固定前輪1+固定主輪2 という、わかりやすくいえば単発セスナ機を縮小した外見の、ウクライナ国産の無人機「UJ-22 エアボーン」が、大戦果を挙げていたことが分かった。

 2022-10-7に、「Shaikovka」空軍基地の上空に単機で至り、高性能爆弾を投下し、それが、地面から10mの高さで爆発。1機の露軍の爆撃機を破壊したという。無人機は、そこから帰還した。

 この作戦とは別に、2022-12-5には、「ツポレフ141」というジェット機式の無人特攻機が、国境から500km以上ある「Dyagilevo」空軍基地に突入し、いちどに「バックファイアー」×3機などを損壊させたという。

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 Defense Express の2023-9-8記事「Ukrainian Drone Makers Reveal New KH-S7 FPV Drone and Announce Multirole KH-S10 Attack UAV, Too」。
    ウクライナは「KH-S7」というFPV操縦式の自爆ドローン(クォッドコプター型)の量産に入った。部品はすべて海外からサプライされている。それを国内でアセンブルしている。爆装ペイロード1kg。設計通信距離は7kmだが、実戦においては9.5kmで攻撃成功した例あり。

 いま、この強化型の「KH-S10」を開発中。ペイロードは3kgに増える。衝突自爆か、投弾かを選ぶこともできるようにする。

 ※ロシア式対戦車地雷は重さが10kgある。これを宇軍の大型マルチコプターから投下爆弾としてそのまま使っている動画がSNSに出ている。弾薬不足はこれに関しては心配無いといえる。しかしこのクラスのUAVは超高額だ。それがEWで手もなく墜落させられると大損だから、現実には、持続不可能であろう。宣伝としての意味があるだけだろう。

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 DAVID LAGUE 記者による2023-9-8記事「In U.S.-China AI contest, the race is on to deploy killer robots」。
   豪州海軍は、有人のSSNを13隻も調達する計画だが、その傍ら、1隻が180億米ドルと、SSNの1割で済む無人の潜水艇「ゴースト・シャーク」の開発も進めている。海底の「無人機」には無線のコマンドは届かないから、高度にAIに頼るしかない。

 ゴーストシャークの寸法は、スクールバスに等しい。

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 Nicholas Fiorenza 記者による2023-9-6記事「Saab launches Barracuda ULCAS camouflage」。
   SAAB社はバラクーダの超軽量版の新型を発表した。敵のレーダー波は通さないのだが、こっちの役に立つ通信電波は通すという。GPS信号も受信できる。

 ※いっそのこと、カモフラネットそのものが、同時に「アンテナ」でもあるような設計としたらどうだろう?さらにそのマテリアルが、「コープ・ケージ」にもなる物理性状なら、最新需要にマッチするじゃないか。