これも近郊からの小型ドローンによるゲリラ攻撃だという。
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Victoria Butenko 他の記者による2023-9-20記事「Exclusive: Ukraine’s special services ‘likely’ behind strikes on Wagner-backed forces in Sudan, a Ukrainian military source says」。
CNNの特派員たちがウクライナ軍幹部から聞き出したところによると、スーダン国内のワグナーに対するドローン攻撃や地上での襲撃に、なぜかウクライナ軍の将兵が関与している。
ワグナーのロシア人たちは、現地で「RSF=急速支援部隊」と名乗るパラミリタリー集団の中核である。
RSFは、スーダン政府軍と角逐している。
RSFの四駆車をFPV操縦で自爆攻撃しつつある市販ドローンの映像。それをリモコン制御しているPCにウクライナ語の文字が……。
ウクライナの軍人がスーダン国内で対ワグネルのドローン攻撃に任じている動画は火曜日からSNSに出回っている。
場所はオムドゥルマン市近郊。そのナイル川対岸は首都ハルツームである。
ドローンはDJIの「MAVIC 3」だ。航続距離30km、ビデオ電送距離15km、滞空46分可能。
それをリモコンしているモニターが動画撮影されており、その機材に英語の他にウクライナ語が見える。
※このニュース、朝の寝呆け頭でハナシを想像するのにはちょっと時間がかかってしまった。おそらくこういうことだろう。米軍と仏軍はアフリカ大陸に「MQ-9 リーパー」級の無人機を配備しているのだが、スーダンのロケーションがそれらの基地から微妙に遠いのと、ニジェール政変の混乱等もあり、無人機作戦アセットが足りなくなっていた。そこで米軍のアフリコムは、ワグナーの撲滅のためにウクライナ軍部隊を借用することにした。ウクライナ軍将校なら、ロシア語の携帯電話通話を聴いて内容を理解することができる。また、UAVや地上リーコンがビデオ撮影したロシア人の「アイデンティファイ」の助言もできるだろう。さいしょはそういう助っ人として期待していたのだろう。が、ウクライナ兵は今や近距離偵察向きの小型UAVと特攻FPVドローンのオペレーションでも世界一の経験技倆を誇るに至っていて、人員も豊富だ。そこで、おそらくウクライナ側からの提案があり、「爆殺」チームごと現地へ来てもらうことにしたのではないか。千何百kmも離れた空軍基地からMALEを運用しなくたって、すぐ隣のハルツーム市内から「MAVIC3」を運用するほうが、何百倍も仕事がはかどるということを、今やAFRICOMは学習できたに違いない。
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Jenny Beechener 記者による2023-9-19記事「Zipline becomes fourth drone operator to secure FAA authorisation to fly beyond line of sight」。
FAAは、「ジップライン・インターナショナル社」に、目視操縦距離を越えた固定翼ドローンによる荷物配達サービスを開業するライセンスを与えた。
「スパロー」という機体から、落下傘付きの小荷物を投下する。
営業エリアは、ソルトレイクシティと、アーカンソー州のベントンビルの周辺。※この記事はソルトレイクシティと明記しているが、それはアーカンソーからは飛び離れたユタ州にあるので有名で、アーカンソー州には「レイクシティ」しかないように見える。
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Boyko Nikolov 記者による2023-9-19記事「Russian Lancet flew 70 km and damaged a Ukrainian MiG-29 fighter」。
スプリンターという投稿者が9-19にツイッターに書き込んだところによると、露軍の「ランセット」が70km以上飛行して、ドニプロペトロフスク基地に駐機していた宇軍の「ミグ29」に特攻して破壊したという。
これはランセット攻撃が成功した長距離レコードだという。
※ランセットの最新型である「ランセット3」の宣伝パンフによると、弾頭重量3kg、巡航速度95km前後で、電動プロペラで40分間飛行するとある。理論上、95km/時で40分飛翔したら63kmいけるわけだが、おそらく今回は追い風だったのか。ここでまたくだらないことを思いついた。「投棄式増槽」は「電池」でも可能なはずじゃないか? 小さな乾電池をいくつも胴体下に吊るして、それを先に使っては次々に投棄しながら飛び続けるようにしたら、進むにしたがって機体は軽くなり、飛距離をもっと伸ばせるのではないか? あと、露軍の場合、コラテラルダメジに一切考慮無用だから、通信量を節約できる余地もある。
※ロシアでは今、米国の「スイッチブレード300」のマルパクの試みが進んでいるという。名称は「BAS80」。
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Viken KANTARCI 記者による2023-9-19記事「Solar panels go into service near North Pole」。
ノルウェー軍は北極圏のスヴァルバード諸島(スピッツベルゲン。北極から1300km)に360枚の太陽光発電パネルを立てて、冬季でも通信機材の電源にできるかどうか、実験を開始した。
おそらく太陽光パネル発電の試みとしては北限だ。
この緯度では、10月初旬から2月中旬にかけては、1日じゅう太陽が水平線から顔を出さなくなるので、太陽光発電もお休みとなる。しかしその前後は、雪面からの反射があるのと、低温効果とにより、むしろ発電の調子は良いかもしれないという。
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Defense Express の2023-9-20記事「Minsk Landing Ship and Rostov Na Donu Submarine Destroyed Thanks to the Ukrainian SAR Satellite」。
セワストポリの乾船渠攻撃にさいしては、民間のICEYE衛星のSAR撮影写真が役立てられたという。
アイスアイはフィンランドの企業が回している衛星で、カネさえ払えば誰でもその画像を買える。ウクライナ軍はその購入費用のためのクラウドファンディングも受け付けている。
※ルーマニア船籍でシリア人船員が乗組んだセメント運搬船が黒海で浮流機雷に触雷か。
※ソチで軽油貯蔵タンクが早朝5時に爆発して火災に。UAV攻撃説あり。そうでないかも知らん。