ちゃわんむし、しらんぷり。

 Abi Wylie 記者による2023-9-20記事「New Portable UAS Interceptor from MARSS」。
   「クラス1」の敵ドローンを、1km強の距離で迎撃する、ポータブルで短距離の「インターセプター・SR(ショートレンジ)」という、空中体当たり専用迎撃UAVを、英国のMARSS社が「DSEI 2023」に出展した。
 この製品が完成したのは2022年で、飛翔体にはAIが搭載されているという。

 この飛翔体には爆薬が入っていない。また、ジェット燃料も内臓されないという。

 ※イラストを見ると小型のジェットエンジン型もあるように見えるのだが……。

 ボタンスイッチを押して放つと、勝手にサーマルセンサーで標的にくらいつくという。

 ※「ランセット3」のような電動プロペラ式の固定翼特攻機を歩兵がバラして背負って敵地に挺進潜入し、ギリギリのレンジで組み立ててラーンチして、敵の飛行基地に駐機中の高価値目標を破壊してやろうと狙うオペレーションの場合、リリース地点において、ヘリウムバルーンを使うという方法がいいかもしれない。それがカタパルトの代わりになる。スタート直後の上昇段階では電池をまったく消費しなくて済む。深夜、モーターをスタートさせた時の地上騒音で付近住民に気取られることもない。バルーンで浮揚中の物体はドップラーレーダーにもかからない。固定翼UAVの上昇限度を超えるくらいの相当高いところまで持ち上げても構わないはずだ。その位置エネルギーを水平レンジへ変換できる。浮揚中はもちろんモーターは始動しない。高空でワイヤーをカットして落ちる途中からモーターを始動する。地上ではそのモーター音はまったく聞こえないだろう。

 次。
 Sarah Fortinsky 記者による2023-9-20記事「Poland’s president: Ukraine like ‘drowning person clinging to anything available’」。
    ポーランドのデュダ大統領がフィナンシャルタイムズ記者に語った。溺れつつある者は危険である。救出しようとする者にしがみついて溺れ死なせてしまうこともある――と。

 次。
 Jonathan Saxty 記者による2023-9-21記事「Ukraine bombshell: Millions of EU citizens are praying Putin will win」。
    2022年のある世論調査。東欧圏で実施した。対露制裁に全面的に賛成する人の割合。ポーランドでは57%、エストニアは55%、スロバキアは35%、ハンガリー30%、ブルガリア20%……という温度差がある。

 最近の調査だと、チェコ共和国では48%の住民が「親露」の傾向を有しているという。また別な調査では、スロバキア人の半数以上はロシアの勝利を歓迎だという。

 スロバキアでは近々、国政選挙がある。ロベルト・フィコが首相に返り咲く可能性が高い。彼はプロ・ロシア派である。対宇の武器援助は停止すると公言している。

 ※対地ミサイルに改造された「ネプチューン」が、クリミアで露軍の「S-300」の車体を破壊したという。

 次。
 Sakshi Tiwari 記者による2023-9-21記事「Ukraine Rejects Delivery Of Leopard Tanks From Germany While Poland Says No More Weapons To Kyiv」。
    『シュピーゲル』誌の報道によると、ドイツは、中古の「レオパルト1A5」を10両、陸送によってウクライナにとどけようとしたのだが、国境において、ウクライナ側がその引取りを拒否した。
 それらの車体は修理が必要なコンディションであるためだという。ウクライナ国内ではスペアパーツは用意できず、またその作業に熟練工を割く余裕もなくなっているという。

 ※今日、まったくあたらしい「特技サービス会社」が、世界各地に必要なのであると信じられる。げんに侵略を受けている国に対し、海外の友邦から「寄贈」される、ボロボロのコンディションのAFVを、がんらいの姿によみがえらせようとするのではなく、もっと現実的に、違った用途の、しかし確実に三流弱国の素人兵の生残率向上に役に立つ、あんしん・あんぜんな気の利いた「再生兵器」として仕立て直す。事前によくそのへんを研究しておいて、最低のコストと最短の納期で、それをやってしまう。そういう民間サービス会社こそが求められているのじゃないか? たとえばこの「レオ1」ならばどうする? 車体内のパワーパックは外して捨ててしまう。そのスペースは「物置」兼「仮眠所」にする。履帯も外し、それを「増加装甲」としてエンジンルーム上に巻いておく。焼蝕が進んでいる主砲も捨ててしまう。その「砲なし・エンジンなし」の車体全体を「台車」上に仮り緊定して、牽引によってどこかの陣地まで運搬。そこで土中に半分埋め、「天蓋付きのトーチカ(休憩スペース付き)」とする。主砲が取り去られた防楯の孔からカニ眼鏡で見張るくらいはできるだろう。まあ、そろそろゼレンスキーもわかったろう。常続的な「メンテナンス」が必要な重厚長大装備は、新同品であったとしても、人手不足の小国にとっては、お荷物になるだけだと。

 次。
 ストラテジーペイジの2023-9-21記事。
   米陸軍はM1をもう一段階進化させるつもり。59トンに軽量化する。オートローダーにより乗員は3名に削減。砲塔内は無人化し砲塔は小さくする。「M1E3」と称す。

 ちなみに今の「M1A2 Sep4」は、78トンもある。

 「M1E3」はすぐには戦列化しない。テストが10年くらい必要だろう。
 それまでは、既存のM1A2を「Sep4」に改修する工事を続ける。

 M1A3の無人砲塔は二階建てになる。上の段は、30ミリ機関砲のリモコン銃塔だ。

 ※グーグルAIのロシア語版は、プーチンについてのネガティヴな質問は回避する仕様だという。グーグル社員はいつからevilの手先なのだ、と『デイリーメイル』の9-21記事は揶揄している。

 ※CITという調査集団が木曜日に発表。徴兵された露兵は、赤紙を受取ってから平均して5ヵ月弱で戦死しているそうだ。

 次。
 Joseph Trevithick 記者による2023-9-20記事「Bizarre Iranian ‘Loitering SAM’ Shown To Russian Defense Minister」。
   イランはこれまで、イエメンとイラクにいる手下のゲリラたちに、「358」というコード名で知られる激レア装備を供与している。これがなんと「ロイタリングSAM」らしい。イランを訪問したショイグに展示品を見せている動画が出てきて、細部がわかってきた。

 米海軍はすでに「358」の実物を押収済みである。それは2019年のことで、イランがフーシに送り届けようとした積荷を海上で奪ったのだ。英海軍も、押収している。

 全長9フィートくらいのSAMなのだが、そこから生えている空力フィンを見れば、空中でかなりの機動をさせる設計だとわかる。

 センサーは、赤外線を探知するらしいものが複眼のように胴回りに並んでいる。

 「358」は、大型トラックの荷台から、まず固体ロケットモーターで打ち上げられ、その燃焼が終ると、尾端の小型ターボジェットエンジンを回して滞空を続ける。上空で8の字を描いて飛び続けるという。