Boyko Nikolov 記者による2023-11-1記事「Russian light armored vehicle to launch FPV drones in Ukraine」。
ロシア国営の「ロステック」が抱えているドローン製造会社「ハイプレシジョンシステムズ」の工場内動画がSNSに出ている。家内制工場でも自爆用クォッドコプターをおびただしく量産できることがよくわかる。
モーターやローターなどの基本パーツは、どうも最初から揃っている様子。中国からの取り寄せだろう。FPVリモコン用のゴーグルや無線機も同様だろう。しかし、基盤の配線のハンダ付けだけは、手作業でしなくてはならないようだ。
完成品のテストは、屋内で簡単に済ませてしまう。
機体に爆薬を縛り付けるのは、最前線部隊が、使用の直前に行う。
兵隊にこの操作法を教えるにさいし、やはり最後は、実機で標的にぶつけて実爆させるところまで、やらせなくてはいけない。だから、新人オペレーター1人を育成するために、最低1機は、オシャカにされるわけだ。
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Jeff Goodson 記者による2023-11-1記事「Flood the Gaza Tunnels」。
記者は90年代に米国公務員としてガザ地区の「開発支援」を監督していた。インフラや住宅を建設してやっていたのだ。
世界中の僻地開発に携わってきた彼が今、提案する。地中海からポンプで海水を引き込んで、ガザの地下トンネルを水浸しにせよ。さすれば地上の建物を空爆で破壊する必要もあまりなくなる。
ガザ地区は、海岸からいちばん奥まったところでも7.5マイルしかない。多くはその半分というところ。だから、小径のパイプラインで海水を導入する作業は雑作も無くできる。ただし満水にするまでの時間は数ヵ月を要するので、とっととプロジェクトをスタートさせるべし。
ハマスの宣伝では、トンネル総延長は300マイルだという。過去40年間、掘り進めていた。
記者は推奨する。イスラエル軍がいったん水没させたトンネルを、ハマスは、復活させることはできない。その排水作業を空爆で妨害することはたやすいからである。その排水作業じたい、とてもコストがかかるので、ハマスとしては、別なトンネルを掘った方が早い。
この戦法の有効性は、エジプト政府が証明済みである。2015年に、ハマスがガザ南部のエジプト国境に掘った37本の密輸用トンネルを、エジプトは水没させている。
もともとガザ地区で井戸を掘ってもその95%は塩分が高すぎて飲用とはならない。
だからガザ地区では従来から、上水は「蒸留」して得てきたのである。
エジプトの例でも、トンネルを海水漬けにしても、他の井戸への影響はみられなかった。
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2023-11-1記事「Using Lasers to ‘Heat and Beat’ 3D-printed Steel Could Help Reduce Costs」。
古代の青銅器時代、職人は、銅素材を熱して柔らかくし、ハンマーで叩いて硬くするという加工をしていた。これをレーザーで代行させれば、工場をずいぶん省エネ化できると、ケムブリッヂ大学の研究者が言っている。
なにかと宣伝される3D金属プリンターだが、そんなに好いものならば、どうして第二次産業を席捲するほどに普及してはいないのか? 製品内部に靭性等の特性を付与するための熱処理を、あとからする必要があって、そのコストがやたら嵩むのだ。
現段階の3Dプリンターでは、生成した金属部材の内部構造を、最初から狙い通りにすることはできない。柔軟さ、堅さ、粘りなど。
そこで、レーザーを、顕微鏡レベルの「ハンマー」として用いる。3Dプリントしながら、レーザーパルスで叩いてやることで、硬くしかも強靭なパーツも仕上がる。
当面の目標。部材を焼成炉の中でいちいち再加熱するプロセスを省けるようにする。これで工場が使うエネルギーはものすごく節約できる。
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Ian Ralby 記者による2023-10-30記事「China is Fighting the Third Opium War ―― With Fish」。
むかしから英米人は「イカ」を食品として好んでいたとは言えない。しかし誰かがイタリア語の「カラマリ」を米国のレストランで通用するように宣伝して、烏賊フライ料理が大普及した。
これは誰を利したか? 中共の漁業界である。中共は世界最大のイカ輸出者でもあるのだ。
※皆様、地方情報をありがとうございました。恙無くお過ごしくださいませ。
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Bakyt Torogeldi と Baktygul Chynybaeva 記者による2023-10-31記事。
中国~キルギスタン~ウズベキスタンをつなげる「CKU鉄道」を新規に建設しようという話。熱心なのはキルギスの大統領。しかし、途中にはトンネルが50、橋梁が90必要で、標高3000mのキルギスの山脈も超えねばならない。
げんざい、中共の商品は、カザフ~ロシア~ベラルーシ経由で西欧へ運ばれている。
その鉄道ルートからはずれているキルギスとウズベキスタンは、通過料収益にあずかれないので、損した気分だ。だから新線を欲するのである。
総延長454kmのうち、キルギス領内は280kmである。
この夏まで、キルギス政府は540万ドルを使って路線の調査をした。結果、このプロジェクトの総工費は47億ドルかかると出た。
2021年においてすでにキルギス政府の負債はGDPの6割に達している。キルギス政府の総負債額のうちの4割は、中共からの借金である。
中共のカネは、発電所や送電線や道路の建設にも使われているが、どこでもキルギスの腐敗役人が資金を中抜きしていて、評判が悪い。
中共としてはすでにキルギスは乗っ取ったも同然だから、これ以上、貸し込むことに意義を認めていない。
しょうがないのでキルギス大統領は、他の国々を回って投資を呼びかけているのである。
CKU鉄道のウズベク内区間は100kmなので、そのくらいの費用はウズベキスタン政府はいつでも分担できる。問題は、キルギス区間なのだ。長さだけでなく、標高が2000m以上と、高すぎる。
※イスラマバードの「Quaid-i-Azam」大学で調査をした結果、パキスタンでは55~60%もが「いとこ婚」であることが明らかにされた。調査済みの国のなかでは、これは世界一の率。