テント小屋群は燃えるに任され、きれいさっぱり灰と化した。
次。
2023-11-132023-記事「The new version of the Iranian Shahed-136 loitering munition received a jet engine and its own optical sensor for targeting」。
イランでドキュメンタリーTV番組が放映され、その中で、「シャヘド136」のエンジンをジェット化し、機首に下向きの光学センサーをとりつけた新型が登場。実写かどうかは不明。
「シャヘド136」は、自動車の屋根に載せて、その自動車を疾走させることで、ロケットモーターを使わずに離陸させることもできるといわれている。その動画も公開された。分析したところ、自動車は、時速190kmまで増速する必要があるようだ。つまり、このやり方では、ほぼ実用性は望めなかったのである。
シャヘドのエンジンを、従来のピストンエンジンから、タービンエンジンに換装すると、巡航スピードは上がるが、ひきかえに、レンジは縮んでしまう。
宣伝では、シャヘド136は2000km航続するという。露軍がウクライナで飛ばしている実用距離も、1000kmを超えている。
これはプリプログラム飛行だから、電力も余計に消費せず、可能になっていた航続距離だ。光学センサーを積んだり双方向通信するようになったら、それなりの電力が要る。ますますレンジは縮む。
しかも、相当の高空を飛ばすのであっても、地上との見通し通信距離は100km台がせいぜいのはず。それ以遠まで飛ばしてリモコンしようと思ったら、あるいはもっと低空で運用しようと思ったら、衛星中継通信が必要になるが、イランはそのネックを解決していないはずだ。
次。
Frank Furedi 記者による2023-記事「How multiculturalism fuels hate」。
英国の内務大臣、スエラ・ブラヴェルマンは九月にDCにて、「多文化主義はヨーロッパに於いて失敗した」と宣言した。
マルチカルチュラリズムが標榜されると、欧州国家内に流入してきた異域の集団民が、ホスト地域の慣行を尊重する必要をなんら感じなくなり、ホスト地域の中に、まったく融合することのない異文化占領区を確保することになる。
ホスト地域の社会の安定と安全を覆してやろうと狙う、敵国の破壊工作チームにとり、この環境は理想的である。
ドイツのメルケルも2010-10に認めた。ドイツにおける多文化主義は、まったく失敗におわった、と。
2011-2にデイヴィッド・キャメロン(当時首相)も指摘した。欧州でこんなに爆破銃撃テロが横行している理由のひとつは、国家公認の多文化主義である、と。
米国は「メルティング・ポット」だと言われる。これは多文化主義を意味していなかった。どの地域からやって来た移民だろうが、WASPの流儀に溶け込むことで、社会がうまく回っていたのだ。〔たとえばローズヴェルト家はオランダ系、ケネディ家はアイリッシュ、ラガーディアはイタリア系、アイゼンハワーやニミッツはドイツ系である。〕然るに1970年代に米国でも多文化が称揚されるようになって、それ以降、社会の分断が進む一方になった。
※たしかに「セサミストリート」の中でスペイン語を教えていたのはまずいと思っていた。あそこから崩壊が始まっている。
マルチカルチュラリズムは、市民間のしぜんな結合と、尊重される価値観の成長を破壊する。敵国陣営の社会を分断して、近代民主主義を弱めてやるための政治武器なのである。
※スナク首相が閣僚1名を罷免した。この閣僚は、英警察が「プロ・パレスナ」のデモ隊に寛容過ぎると苦言を呈していた。
次。
Boyko Nikolov 記者による2023-11-13記事「23 percent of 383 Israeli armored vehicles were destroyed in 5 days」。
地上進攻開始から5日にして、イスラエル軍のAFVが88両、やられた。
※ショイグは、ドニプロ河右岸の露軍は左岸へ「転進」したと声明していた。撤退である。ところがこれを月曜日に報道したロシア国営メディアは、同じ日のうちに、その記事を削除した。