空母改装された『かが』は来年、米東海岸へ行き、海兵隊のF-35Bを使って調子を見る。

 海兵隊の『ワスプ』級がだいたい『かが』と同じ甲板構成。フラットで、カタパルトとバリアーがなく、エレベーターはある。

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 Philip Butterworth-Hayes 記者による2023-11-16記事「US warship “shoots down drone launched in Yemen during Red Sea patrol”」。
    米海軍のイージス駆逐艦『トマス・ハドナー』(アーレイバーク級・DDG 116)が紅海で無人機を1機、撃墜した。場所は公海上。

 この撃墜は「自衛」であったとペンタゴンは声明している。

 『ハドナー』は、空母『フォード』の輪形陣を構成していた。僚艦は他に、『ノルマンディ』『ラメイジ』『カーニー』『ローズヴェルト』。

 ドローンはフーシが放ったものと考えられるけれども詳細は不明。

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 Andrii Ryzhenko 記者による2023-11-15記事「Ukraine Uses Innovative Drone and Missile Tactics to Combat Russian Dominance in Black Sea」。
    ノヴォロシスク軍港で8-4に無人特攻艇(ケルチ橋橋脚を攻撃したのと同タイプで、炸薬1トン)にやられたロシアのLSTみたいな揚陸艇『オレネゴルスク・ホルニャク』。この揚陸艇の上には防備に必要な武器も兵員も映っていなかった。すなわち無防備。
 露軍は、そこが攻撃されるとは思っていなかったのだ。

 ※水中爆発によって、橋脚ではなく、水面から相当に離れた橋桁を破壊する方法があるんじゃないだろうか。気化爆弾を使えば。まず水中で「エアバッグ」のようなものを膨らませる。そのエアバッグは、パラボラ状で、キノコの傘の天地をひっくりかえしたようなシェイプ。起爆させると、パラボラの内側海面の水が高速ジェットとなって吹き上がる。

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 Ashish Dangwal 記者による2023-11-17記事「China Wants ‘Nuclear Parity’ With US; Could Achieve The Scary Milestone By Mid-2030s」。
    連邦議会の米国戦略態勢委員会は11月15日、中共は2030年代に、米国との「戦略核パリティ」を達成するだろうと予言した。

 いま、米露は互いに5500発~6000発の核弾頭を保管し、そのうち1600発はいつでも発射できる状態にしている。あと10年すれば、中国もまたそれに並ぶというのである。

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 Brian G. Chow 記者による2023-11-15記事「Deterring a looming Space Pearl Harbor through better public discourse」。
   宇宙のパールハーバーとは何か。
 それは中共が2008年いらい構築している奇襲テクニックで、平時に枢要な米国衛星の同じ軌道に、破壊工作用のストーカー衛星をつきまとわせておき、開戦劈頭に、一斉に米国衛星の機能を奪ってしまうというものだ。
 イーロンマスクもロシアからこれをやるぞと脅されたのである。

 予測では、2026年までに、中共は、この方法で、200個の米国衛星を、いちどに機能停止させることができるようになるだろう。

 「宇宙のパールハーバー」という用語は、2001にラムズフェルド委員会が初使用している。

 ※ゼレンスキーがアフリカのメディアに対して、米国製のM-1戦車は数が少なすぎて何の役にも立っていないと語った。この乞食はすべてがじぶんのせいだと理解する必要がある。何もかも貰うということは、有限なマンアワーが分散され、戦争が長引くということなのだ。それを慫慂したのはこのオヤジ本人なのだ。四人乗り戦車に必要な人数は、四人か? 違う。たった1両の戦車を貰っても、200人くらいはそれにかかりきりになってしまうはずだ。人的資源のこの無駄遣いは、ドナー国側でも同様に発生する。まさに幾何級数的に無駄な努力分散が強いられる。その皺寄せで、前線味方部隊が得べかりしロケット弾、迫撃砲と迫撃砲弾、弾着を観測するドローンと特攻ドローン、トンネル工事用機材などの戦力増強が、遅延させられてしまう。それらならば余計な人手は喰わない。貰えば貰っただけ、ストレートに、国家総力戦力を補強してくれたのに。馬鹿は死なねば治らぬ。F-16でもきっと同じ繰り言を聞かせてくれるであろう。

 ※戦史叢書のガダルカナル島の部・後編『南太平洋陸軍作戦〈2〉』を読んで考える事。《ゲル状糧秣》というものがあってもよいのではないか。まずUUVが海岸に近づき、波打ち際まで「チューブ」を延ばす。陸上でそれを引っ張りあげて、端末を林縁内まで引き込む。(機械力で引くためのキャプスタンとワイヤーと巻き上げ装置をあらかじめ用意。)そのチューブから液状糧秣が圧送されて出てくる。この液状糧秣が、「灯油燃料」であってもいいはずだ。離島作戦で、かならず重宝するだろう。