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Ashish Dangwal 記者による2023-12-16記事「US Hails ‘Lethal Performance’ Of Israeli F-35 Jets; Confirms Providing ‘Mission Data Files’ To IDF」。
イスラエルがハマスから一斉奇襲を受けたのは10月7日だったが、米国政府はただちにF-35用の「ミッション・データ・ファイル」をIDF空軍のために用意してやり、おかげでガザ空爆にはF-35が大活躍しているという関連が分かった。これは米議会の透明性機能のおかげ。F-35事業部長のシュミット中将から証言を引き出した。
※「ミッション・データ・ファイル」には何が入っているか? ガザ地区のどこにどんな脅威があるか(ありそうか)の、電子「紐付け」マップである。衛星や電話盗聴を駆使して平時から米空軍はそういうものを作成しているのだ。しかしそれを外国のF-35ユーザーに渡すか渡さないかは米政府が決める。今回は渡した。もし敵が防空レーダーやSAMを持っている軍隊ならば、F-35はそれを避けたり先制破壊することができる。おそらく今回はハマスのアジト情報が詰まっていただろう。
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Boyko Nikolov 記者による2023-12-16記事「To Moscow: Ukraine boasts new simplified 750 km range drone」。
ウクライナの私企業「ターミナル・オートノミー」社は、前名「ワン・ウェイ・アエロスペース」社であるが、このほど、ツイッターに投稿。「AQ 400 Scythe」という、モスクワ攻撃用の片道自爆機を、宇軍に納品開始した、と。
※「スキタイ人」を意味する単語と思う。
なんと、いきなり、月産100機のペースで量産されている。このペースは、なるだけ早く、5倍にするつもりだ。
胴体断面は四角形。翼はテーパーも上反角も無し。きわめて量産本位だ。発進直前に、人手によって簡単に翼を取り付けられる。
最大離陸重量100kg。
ペイロード43kgで、そのうちの弾頭重量は32kg。
レンジは750kmだが、燃料を減らして近い目標に対して使うならば、ペイロードを最大70kgにできるという。
※MTOWの7割もがペイロードだと……? どんだけペラペラの機体なんだ?
プッシャー・プロペラは、水平対向2気筒空冷エンジンで回す。
ウイングスパン2.3m。
先尾翼型で、先尾翼の左右端には、下向きのウイングレットがある。
先尾翼は高翼配置。主翼は低翼配置。だから、正面から見ると、複葉機に見える。
垂直尾翼は、上にも下にも1枚。
急降下最大速度は144km/時。
積荷を最小にすると、滞空6時間半。
カタパルト射出と滑走離陸の両方に対応するとしているが、カタパルトの写真はホンモノらしく見えない。
そっちはまだ開発中なのであろう。
滑走離陸の場合、3車輪は離陸と同時に分離投棄するようになっていると思われる。3車輪は一体の構造に製作しておいて、その金具の1点で胴体下に臨時接合させておくことによって、上昇開始後、1輪だけ脱落しないで残ってしまうといったトラブルを予防することができたのだろう。
この3車輪は、専用らしい、凝った造りに見えるので、ホンモノだろう。使い捨ての脚だとは見えない。
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Richard Thomas 記者による2023-12-15記事「What is the Maritime Strike Tomahawk cruise missile?」。
米海軍は2024年から、SSNに「MST(マリタイム・ストライク・トマホーク)」を搭載する。
これは対地攻撃用の「TLAM」ブロック4をさらに改良したものである。
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Boyko Nikolov 記者による2023-12-16記事「US plans to deploy Tomahawk and SM-6 missiles aimed at China」。
米陸軍は、太平洋戦域に、来年中に、地対地巡航ミサイル「トマホーク」と、地対空ミサイルの「SM-6」を配備すると発表した。
これらは最低でも500km飛ぶ。トマホークは可能性としては2700km飛行させることもできる。
外野がみるところ、さいしょの配備先はグァム島になるのではないか、と。
中共は、日本に来るのではないかと、怖れている。
※日本政府が「12式SSM改」を前倒しで25年度から配備させると決めたのと、軌を一にする。2018年の「防衛力整備の大綱」は、米国と同盟国は数千発のオーダーで対艦ミサイルや対空ミサイルを準備せよと唱える2019年CSBAの「マリタイム・プレッシャー戦略」を、先取りしていた。同時に陸自はRIMPAC2018で実艦的に「12式」を当ててみせている。米日の対支プランは、公式発表のはるか前から密接連繋して進化中と見るべきだろう。
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The Maritime Executive の2023-12-14記事「Marshall Islands Shuts Down Insurer With “Dark Fleet” Ties」。
マーシャル諸島政府は、「Continental Steamship Owners Mutual Protecting & Indemnity Association」という海上保険会社を営業停止させんとす。
2020創立のこの会社はHPに住所も記載していない怪しさ満点の企業で、メジュロ島に活動拠点があるらしい。しかし国際電話番号からは、エストニアとのつながりが想像される。つまりはロシアのフロント企業だ。
ロイドのリストによれば、24隻のロシアの「ダーク・フリート」タンカーにこの会社が保険をつけている。錆びだらけのスエズマックス・サイズで、ヴェネズエラ産の原油を運んだりしている。
米国は、この商船隊がイラン石油も密売していると睨んでいる。
ちなみに、5月にマレーシア沿岸で抜錨しようとしてメインデッキが爆発して船員3名が死亡したタンカー『パブロ』号は、船齢26年で、過去5年間に船名を7回、変えている。イランが操る幽霊タンカーの特徴を備えている。
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2023-12-15記事「The South Korean government handed over 10 robotic demining platforms to the State Emergency Service of Ukraine」。
このほど韓国政府は、クロアチア製の地雷処理ロボット車両×10台を、ウクライナの国家救急局に贈呈した。