トルコが本格的なターボファン動力のステルス無人機を初飛行させた。「アンカ3」といい、三角形の全翼スタイル。

 Thomas Newdick 記者による2023-12-28記事「Turkey’s ANKA-3 Flying Wing Unmanned Combat Air Vehicle Flies」。
   初飛行は1時間10分続いた。高度は8000フィートまで昇った。スピードは150ノットであった。

 弾倉内には兵装を計2800ポンド、収容できる。他に、機外に220ポンド吊るすことも可能。

  ※立派な戦略爆撃機ですね。

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 Illia Novikov & Hanna Arhirova 記者による2023-12-29記事「Russia Fires 122 Missiles and 36 Drones in What Ukraine Calls the Biggest Aerial Barrage of the War」。
   ロシアは122発のミサイルと、36機のシャヘド系無人特攻機を1晩で放った。ウクライナの18の都市がその空襲を受けた。2022-2の開戦いらい最大の規模だという。

 ウクライナの参謀総長は、ミサイルのうち87発、シャヘドのうち27機は撃墜したと主張。

 近過去の数ヵ月、露軍は巡航ミサイルの消費を控えているように観察された。これは、心理的に敵に打撃を与えるためには、いちどに多数をぶちこむ必要があり、その「量」を実現するためにミサイルを蓄積していたのだろうと西側分析者たちは見ている。

 このたびのミサイル空襲は、木曜日の午後からスタートし、夜通し続き、スタートから18時間後に已んだという。

 今回の空襲では、潜水艦から発射できる「カリブル」が加わっていないことが注目されている。

 ※雑報によると、この空襲の晩に、1機のツポレフ-22M3(バックファイア)を宇軍は撃墜したというのだが、続報がないのでガセか。

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 Defense Express の2023-12-29記事「russia Spent At Least $1.27 billion on Friday’s Massive Air Attack on Ukraine」。
   ウクライナの一機関による試算。このたびの大空襲にロシア政府は12億7300万ドルの戦費を注ぎ込んだであろうと。

 巡航ミサイルのうちわけは、「Kh-101/555/55」空対地型が90発以上。
 「Kh-22/32」が8発。

 地対地弾道弾の「S-300/400/イスカンデルM」が14発。

 空対地弾道ミサイルの「キンジャル」が5発。

 対レーダー・ミサイルの「Kh-31P」が4発。

 「Kh-59」が1発。

 『フォーブズ』によるとロシアの「X-101」ミサイルの単価は1300万ドルだという。
 ※ツポレフ95MSから発射する「Kh-101」のことか。

 キンジャルも高額で、1発1000万ドルはするはずだ。

 地対地弾道ミサイルの「イスカンデルM」は1発が300万ドル。

 「Kh-22」は安い。1発が100万ドル。
 もっと安いのがKh-31PとKh-59で、50万ドルだという。

 シャヘド136/131は、いちばん安い場合が2万ドル、高い場合は5万ドルというところ。これが36機、放たれた。

 ※総力をかきあつめた空襲に36機ということは、案の定、ロシア国内ではぜんぜん量産ができていないという実態がバレた。内製化したとかいう宣伝写真は、すべて空虚な嘘であった。

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 Boyko Nikolov 記者による2023-12-29記事「Polish SAM didn’t catch a Russian Kh-type missile entering Poland」。
    ポーランド領内に「Kh-101」もしくは「Kh-22」が着弾した。ポーランドの防空SAMがこれに反応できなかったというので、ちょっとした騒ぎになっている。

 ※着弾点は、ウクライナの西国境から西へ20kmほどポーランド領に入った村らしい。

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 2023-12-29記事「Ukraine Found a Way to Get More of 155 mm Shells That It Needs」。
   ウクライナ軍はいま、毎日、8000発から1万発の十五榴の砲弾を発射している。

 NATO軍事委員長のロブ・バウアー提督が、155ミリ砲弾の単価の推移を語っている。今は1発8000ユーロしている。2022-1時点では、1発2000ユーロであった。2023-1時点では、3000ユーロ~4000ユーロというあたり。
 このように砲弾単価がどんどん値上がりしているのは、それだけ品不足になっているということ。需給が逼迫している。

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 ストラテジーペイジ の2023-12-29記事。
   自重30トンで、25粍弾を600発搭載しているM2ブラドリーは、夜間視察装置が超高性能なので、歩兵にとってすこぶるたのもしいが、すでに、ウクライナ軍が受領したうちの2割は、戦場にて損耗してしまったという。

 まったく無傷のM2も1両、ロシアは鹵獲した。無傷のブラドリーをこれまで露軍は検分するチャンスがなかった。

 M2の単価は300万ドルである。M2の前の、単純なAPCの「M113」は、その最後期型でも単価は20万ドル。

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Samantha Patrick 記者による2023-12-28記事「Albatrosses May Use Ultra-Low-Frequency Hearing to Navigate」。
   アホウドリは、人の耳には聞こえないような低い周波数の音響(海鳴り)によって自己位置を把握しているんじゃないかという研究。

 波が岸に打ち寄せるところから、海嘯が生ずる。その聞こえ方の変化を、アホウドリは、ナビゲーションに使っているのではないかと。