今回は、《敵がミサイル発射の準備をしている》という理由で「自衛」先制攻撃を為したと判明。詳報が待たれる。

 Howard Altman 記者による2024-1-16記事「First Preemptive Strikes Against Houthi Missiles Preparing To Fire Launched By U.S.」。
   米軍は、フーシの対艦弾道ミサイル×4基を、それが発射される前に地上で爆破したという。フーシはそれらのミサイルを火曜日に発射するつもりであったという。ソースはDoD。

 米軍の先制空爆は、火曜日の早朝に実施された。

 これは米国として初めて「急迫自衛攻撃(imminent self-defense strike)」を為したものであると。
 敵がミサイルの発射準備をしているのを偵知したとき、それを発射前に攻撃して爆破しても、自衛だという理論の、初適用である。

 ※戦時国際法学上の著名な先例となって行くと私は予想する。

 ※ちなみにフーシの「対艦弾道ミサイル」とやらは2023パレードで公知されている。「Tankil」という名称。その写真をみると、どうもATACMSもどきのように思える。

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 Dianne Pfundstein Chamberlain 記者による2024-1-15記事「Why Bombing the Houthis Won’t Work」。
    1月12日に米英軍はイエメン領内のフーシの拠点を経空攻撃した。第一波は16箇所に向けられ、その破壊目標は60以上だった。主に、敵のミサイル、レーダー、ドローン施設を狙った。

 第二波は、13日(土曜日)に、追加の12箇所に対して指向された。また、第一波が破壊しそこなったレーダーサイト1箇所も、再度、空爆した。

 爆撃後の評価では、目標の90%を損壊させたが、フーシは依然として空爆前の「四分の三」の自爆ドローンやミサイル能力を保持したままだ、という。

 記者は『Cheap Threats: Why the United States Struggles to Coerce Weak States』という単著を刊行し、その中で説明した。イラク、アフガン、リビアのような相手に対して米国が脅したり空爆しても米国の政治的目的はほとんど前進しない。その理由は、米国にとってスタンドオフ空襲は「チープ」なコミットメントであり、そのあとに「フォロー・スルー」は続かない、と敵がさいしょから足元を見ているからである、と。

 たとえば今、バイデンが、地上部隊でフーシを滅ぼそう、と欲しても、NSC戦略チーフのジム・カービィが止めるに決まっている。議会が承認しないからだ。

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 Rod Nickel and Tom Polansek 記者による2024-1-16記事「Crop-killing weeds advance across US farmland as chemicals lose effectiveness」。
   ホウキギ=コチア が米国の中西部から北部にかけての穀物畑で大問題になっている。バイエル社製の除草剤が効かないのだという。

 ※アカザ科の一年草。日本にも自生し、東北ではそのタネが食用にされたという。しかし日本の園芸種の「幼葉」と、ロイターが掲げている「幼葉」の写真の外見が、ぜんぜん異なって見えるのだが……?

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 2024-1-16記事。
   HIMARSから発射するロケット弾(終末GPS誘導)をオーストラリア国内で生産することになった。
 2025年から量産が始まるだろう。

 豪州はこれとは別に「プレシジョン・ストライク・ミサイル」も調達する。こっちはレンジが500kmある。そして、HIMARSとラーンチャーを共有できる。

 ※通販サイトの「アリババ.コム」にイラン製の「シャヘド136」自爆ドローンが出品されているというので、暇人どもが驚愕して騒いでいる。