五十代の予備自衛官には、最低限「自転車」が必要だよね。WWII末期のドイツの「国民兵」と同じだから。

 Ritu Sharma 記者による2024-1-27記事「Thousands Of ‘Forrest Gumps’ To Join US Navy As It Struggles To Attract Recruits; Doors Now Open For High School Dropouts」。
    ベトナム戦争中、ペンタゴンは「low-IQ」の志願兵を募集した。
 これらの兵隊は「McNamara Morons」とあだなされた。

 国防総省が定めた徴兵検査で、基準以下として不合格になる境界線の青年たちを、それでもリクルートしたのである。映画の『フォレストガンプ』は、この史実を踏まえた作品だったのだ。

 米海軍は今、かつてない人手不足に苦しんでおり、このマクナマラ長官時代の制度を、再導入しようと真剣に考えている。

 これはAPがすっぱぬいた。
 高校を卒業できなかった者や、GED(高校卒業程度の学力があるかどうかを判定する米国政府機関の公式テスト)の合格証をもってない者でも、これからは海軍は歓迎するという。

 すでに2022-12に米海軍はそれを試行した。水兵の資質基準判定テストは99点で合格なのだが、その不合格者であっても、50点以上を取れているのなら、海軍内で何とか使いものになる、という結論が得られた。だから今後は高校ドロップアウツたちにリクルートのターゲットを合わせる。

 2023年に、米海軍の募集事務所は、2442名の青年たちを、入営資質基準テストに不合格であったとして、追い返している。海軍人事局の次長氏いわく。「すぐに呼び返せ!」。そのうち500人は、新基準を適用すれば、即採用なのだ。

 次。
 Defense Express の2024-1-26記事「Seeking to Make a Flying ATGM, russian Mounted 9K111 Fagot on a Drone, But Will It Really Work」。
    ソ連時代の対戦車ミサイル「ファゴット」は、三脚付きのラーンチャーこみで34kgだが、その三脚を除去したものを、大型の電動マルチコプターに載せて発射するという実験をロシアが宣伝している。

 これには難題がある。ファゴットは射ち放し式ではない。誘導員は、クロスヘアの中に標的を捉え続けている必要があり、同時にまた、誘導装置側の光学センサーも、ミサイルの尻のランプの光源を追い続けていないと、ミサイルを正しいコースに乗せることはできなくなる。

 誘導装置側の光学センサーも、空中でフラフラしているマルチコプターに載っているので、おそらくこの方式では、ATGMを標的に当てるのは無理だろう。

 マルチコプターとATGMを組み合わようとする場合、かろうじて有望なのは、レーザー・セミアクティヴ・ホーミングだろう。
 これは攻撃ヘリコプターが使っている方式である。

 ※タレス社はもう少し考えた。マルチコプターをテザリングして、射ち放し式の誘導弾を高所から発射させるシステムを試作中。