ウクライナの国内でようやく「ランセット」のコピー品の量産に入った。

 雑報によるとこれまで半年、研究開発を続けてきた。レンジは40km以上に達する。それにしても、半年で本格派のロイタリングミュニションの完成かよ! 戦時体制の真骨頂だね。

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 Defense Express の2024-2-7記事「Zircon Missile Used For Strike on Kyiv: Apparently, the russian “Wunderwaffe” Was Shot Down」。
    2月7日のミサイル空襲。ロシアはこのなかに1発、「3M22 Zircon」を混ぜてきた。それはキーウを狙って発射された。

 道路脇のなにもないところに大クレーターを掘ったこのミサイル、ロシア最新のハイパーソニック弾で、1発の値段が米ドルにして2億1000万ドルのものであるという。

 このミサイルは宇軍のSAMで邀撃された結果、コースが逸れたのだともいう。

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 2024-2-7記事「Russia Strikes Kharkiv with North Korean Hwasong-11Ga (KN-23) Missiles」。
   ハルキウ市には北鮮製の「KN-23」ミサイルが撃ち込まれた。工場に命中し、それにより老人2名が負傷した。
 この弾道弾は、すでに12月30日と1月2日にも露軍によって発射されている。

 ※雑報によるとロシアのイジェフスク市(ウラル山脈に近く、ヴォルガ河に沿う)のICBM「トポルM」の製造工場「Votkin」で大爆発が起きた。この市にはカラシニコフ社もある。

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 Defense Express の2024-2-7記事「Jet-Driven Shahed-238 Disassembled: Engine From Chechia, Satellite Navigation Tools From Canada」。
    ウクライナ軍は、撃墜した「シャヘド238」のジェットエンジンがチェコ製であったことをつきとめた。
 そのメーカーは「PBS Velka Bites」社という。
 18.9kgのターボジェットで、1500ニュートンを発生する。径272ミリ、長さは518ミリだ。

 PBSアエロスペース社のHPによると「PBS TJ150」のパラメータは以下の通り。発電出力は650W、外径10.71インチ、全長25.04インチ、エンジンの重さ37.7ポンド、高度2万9528フィートまで運転可、高度1万3123フィートでの再点火可、飛行最大速力0.9マッハ。

 このエンジンにより「シャヘド238」は、時速520kmで巡航できる。この速度値は宇軍の防空レーダーが探知した数字なので、信用できる。

 航法衛星の電波を受信するアンテナは、カナダの「Tallysman」社製のものが組みつけられていた。


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 Defense Express の2024-2-7記事「russia Got belarusian Furnaces to Produce Engines for T-72B3 and T-90M Tanks」。
     ベラルーシの工場に発注していた「窒化炉」が、チェリャビンスクの戦車工場である「ウラルトラク」内に据え付けられた。
 この設備投資により、MBT用の「V-92S2」エンジンを増産するという。

 ※どうもよくわからないのだが、窒化炉で表面硬化するのは装甲鈑ではないのか? エンジンと関係あんの?

 ※2022-2に露軍は3417両のMBTでウクライナに侵攻し、2023なかばまでに、その60%を喪失した。ウクライナ側のMBTはもともと露軍の量の三分の一以下である。

 ※米GD社が米空挺師団のために新開発したM-10戦車は、エンジンがディーゼルで800馬力。主砲は105㎜で、台湾にやってくるシナ軍相手にはこれで十分だと言っている。ただし砲塔は紛う方無き有人砲塔。できたとたんに時代遅れなんじゃ……?

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 ストラテジーペイジの2024-2-7記事。
   2023年の下半期、ロシアの石油輸出収入は144億ドルで、過去最低を記録した。

 ※雑報によると稠州商業銀行〔浙江省の?〕は従来、中共からロシアがモノを輸入するときの決済機能を果たして来たが、このほど、そのロシア国内での仕事を停止した。水曜日にロシア国内のSNSに第一報が出た。想像されること。これは米国からの経済制裁をおそれたからか。

 ※タッカー・カールソンはEU圏内のいくつかの国から入国拒否や経済制裁を喰らうおそれがあるという。テロリストたるプー之介のしもべとして活動開始したので。