ウクライナ空軍が動画を公表。露軍が使用中であるところの「スターリンク」の地上局を偵察UAVによってつきとめ、爆砕した。

 John Vandiver 記者による2024-2-21記事「Pentagon lacks plan for Ukrainian soldiers to maintain weapons the US sends, IG says」。
    DoDの監察官ロバート・ストーチの指摘。
 米国は宇軍にペトリオット、ブラドリー、ストライカー、エイブラムズを渡したが、そのメンテナンス要員を育成するプログラムがゼロなので、ほとんど戦争の役に立っていない。のみならず、そのメンテの面倒を米陸軍から誰かが出張してやらなければならないから、今後、米陸軍のレディネスに悪い影響がある、と。

 現状では、もし米国から出張して整備の面倒を見てやっている者たちが引き揚げたなら、爾後、宇軍はそれらの装備を自力で維持することはできない。

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 Laura He 記者による2024-2-21記事「 Preparing for war, social unrest or a new pandemic? Chinese companies are raising militias like it’s the 1970s」。
    人民武装部は、企業内の私設軍隊である。会社の従業員の身分でありながら、必要に応じて軍服に着替える。すくなくもこれまで16の企業が、この組織をもっている。

 目的は、戦争が起きたときに国内の治安を維持すること。国外へは出ない。
 労働者暴動の鎮圧が、これから期待されている。

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 Nicole Goldin 記者による2024-2-16記事「Youth unemployment in China: New metric, same mess」。
 中国では、若い有能な労働者には「9-9-6」が普通に期待される。朝9時始業、夜9時退社、それを週に6日間やれ、というものだ。

 これで燃え尽きてしまう者が、失業者の群に加わるのである。

 なかには「プロこども」となる者もいる。実家でごろごろし、親にずっと養ってもらうのだ。

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 Max Hunder 記者による2024-2-22記事「Ukraine outnumbered, outgunned, ground down by relentless Russia」。
    いま、ウクライナ兵は80万人。
 これに対してプー之介は昨年12月に17万人の追加徴兵を命じたから、露軍はこれから130万人になるだろう。

 ロシアが投じている戦費もでかい。2024年には10900億ドルとなるだろう。これに対してウクライナが計画している軍事費は438億である。2倍以上のカネを使う気だ。

 ウクライナのウメロフ国防相がEUに送った書簡によると、宇軍は1日に最低6000発の砲弾を必要としている。しかし現状では2000発しか発射できないという。これは『FT』のとくだね。

 ※Murzのハンドルネームでロシア語圏では有名であった国家主義ブロガーのアンドレイ・モロゾフ君は死体で発見されたと報道されている。アウディウカの攻防で露軍将兵1万6000人が戦死したこと、AFV×300両も破壊されたというインサイダー情報を天下にバラしたのはこのブログであった。そのためロシアTVのプロパガンディストがMurzを激しく非難し処罰を叫び、モロゾフ君は四面楚歌に陥っていた。写真を見るとこの青年は2014侵略戦争に従軍した復員兵のようだ。

 ※ノヴォスチ通信はゲラシモフ参謀総長がアウディウカで兵隊に勲章を授与したと報じたのだが、たった1枚の不鮮明なスチル写真が添えられていたのみ。そのスチルはロシア国防省の動画からのキャプチャーであるように装われているが、ロシア国防省の公式ウェブページのどこにもそんな動画もニュースも出ていない。ますます、ゲラシモフは死んでいる説が補強されてしまっている。

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 Defense Express の2024-2-21記事「Ukrainian EW Manufacturer Commented on Appearance of Drones With Machine Vision On Battlefield」。
   すでに宇軍も露軍も、一部の特攻無人機にAIを搭載し、全自動で標的を探させて即時に攻撃させている。
 いわゆる「マシン・ヴィジョン」。露軍がこれを搭載したFPVドローンを使っているという宣伝動画が、今年の1月にSNSにはUpされている。

 「マシン・ヴィジョン」を自爆機に搭載すると、自爆機の価額は上昇してしまうが、それを補うメリットがある。ひとつは、リモコン操縦者の育成訓練の面倒が軽減される。もうひとつは、EW妨害を受けなくなる。

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 Boyko Nikolov 記者による2024-2-21記事「Yemeni Houthis ‘seized’ US Remus 600 AUV, sparks Iranian probe」。
   フーシが最新ビデオを投稿。米海軍の「Remus 600」UUVをイエメン沖で鹵獲したことが確実である。

 このUUVはサイドスキャンソナーによって深度600mまでの海底の精密立体地図を作成し、危険な機雷などの存否を衛星通信経由で友軍の艦隊に知らせてくれるハイテク品だ。頭部には水中カメラもある。その実物がイランの手に渡ったと考えられるのだ。

 このUUVは長さ3.25m、径32.4センチの魚雷形である。
 5ノットで70時間、潜航できる。286kmは航続する。
 ペイロードは40kg。

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 Boyko Nikolov 記者による2024-2-21記事「US seeks Arctic-ready UAVs: RQ-7 Shadows fail cold weather test」。
    『Jane』の報道によると、米軍は北極地方で「RQ-7 シャドウ」を運用できるかどうかテストしたが、この機体ではダメだということが分かったという。摂氏マイナス40度でも使えるドローンの設計を、米軍はこれから模索する。

 寒さに強い合金としては「インコネル718」が知られている。ニッケル系。
 「オーステナイト300」系のステンレス鋼も使える。
 チタン系の「Ti-6Al-4V」もいいという。

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 ストラテジーペイジの2024-2-21記事。
    いま宇軍が作戦させているUSV(無人特攻艇)は3種類ある。「シーベイビー」(これはウクライナ語では「マリュク」と呼ぶ物)、「マザー」(同じく「ママイ」と呼ぶ物)、そして「MAGURA」(海洋自動護衛無人ロボット装置、の略号)。

 「シーベイビー」と「マザー」を開発したのはウクライナのSBU(ウクライナ情報局)+海軍である。
 これを運用しているのは「第385分遣旅団」。

 MAGURAを開発したのはGUR(主力情報統制機構)+国営の「SpetsTechnoExport」社である。

 マリュクは炸薬850kgを積み、ケルチ橋を損傷させた。
 MAGURAは炸薬320kgを積む。ママイは450kgを積む。

 マリュクの航続距離は700km。60分持続できる。最高速力は70km/時。
 マグラも同様。

 ママイの航続距離は公表されていないが、すでにクリミアから1000km離れたノヴォロシスク港を攻撃している。

 ウクライナは半没のUAVも2023年前半にデビューさせている。「Toloka2 TK-150」と称する。
 これは全長2.5mで、軽く爆装できる。

 これより大きい全長6mの「マリチカ」は最新型の半没無人艇。幅は1m。

 これらの無人艇によるこれまでの戦果の一覧表は次の如し。※略す。

 いま、フリゲート艦を1隻建造すると150億ドルくらいだろう。この同じ予算でUSVを、5000艇も製造できる。
 駆逐艦の価額は、フリゲート艦の2倍と見ていいだろう。