※雑報によると最前線の塹壕陣地では露兵は1ヵ月間、洗濯ができていないそうだ。
Thomas Corbett, Matt Bruzzese and Peter W. Singer 記者による2024-2-26記事「China is building its own Starlink?even as questions surround Musk’s constellation」。
昨年中共は67基の商用宇宙ロケットを打ち上げた。米国は116基。スペースXがスターリンクを打ち上げる回数が特に多い。
注目されたのは11月23日に西昌から打ち上げられた商用ロケット。ここから放出されたのは、「スターリンクもどき」のLEO周回通信衛星群であった。
つまり中共版スターリンクの構築が始められている。
米空軍は北極圏での作戦にスターリンクの通信インフラが頼りになると考えている。
また2023-10にポルトガル沖でNATO海軍は、空中にあるUAVがスターリンクに通信を接続させる実験を済ませている。
マイク・ギャラガー(下院中共問題委員会の委員長。ウィスコンシン選出共和党員)は、マスクが中共政府からの圧力に屈して、台湾周辺でのスターリンクのサービス提供を差し控えることがあるだろうと考えている。米政府とスペースX社との間の契約ではそんな勝手はゆるされないのだが、マスクは自己都合を優先するだろう。
中共の宇宙大手企業CASCは2018からスターリンク対抗品を考えていて、2020には中共政府がそれにお墨付きを与えた。
ある中共のアナリストの試算。中国国内の衛星通信市場は、2024から2025にかけて倍増し、320億ドルに達するであろう。現在、ブロードバンド環境が整っていない僻地や海洋において、普通にインターネット通信を利用できるようになるだろうと。
中共には急ぐ理由がある。LEOの通信衛星が使用する周波数帯は、先占した者勝ちなのだ。ぼやぼやしていると、スターリンクがほとんどの周波数帯を確保してしまって、後から参入するシナ企業が使える好い周波数帯がなくなってしまう。
CASCは最初の試験衛星群を2023-7に軌道投入している。ついで11-23、12-6、12-30と、たてつづけにロケットが打ち上げられた。すべてスターリンクもどきの機体を投入した。
専門家いわく。ふつう、さいしょの試験機を周回させてから2年後には、実用機が軌道投入されるものである、と。
とすると2024末以降、中共版スターリンクの本格構築が、スタートするだろう。
ある資料によれば中共版スターリンクは、LEO衛星を12992機、回すつもりだという。これはスペースXの計画である4万機+と比べれば半分以下だが、それでもとてつもない数である。
大問題がある。
LEO衛星は、寿命が短い。投入後、5年したら、もうその機体は更新しなければならぬ。これは何を意味するか。中共は、その衛星群を維持するために、毎年、数千機の追加投入を、継続しなければならない。それを、永久に続けて行く必要があるのだ。
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Kris Osborn 記者による2024-2-27記事「US & Japanese Aegis Missile Defense Warships to Form Protective “Shield” Around Taiwan」。
米日合同演習の「リジリエント・シールド2024」において、BMD能力を備えた米日のイージス艦が、中共が放つ弾道弾を台湾沖で連繋して迎撃する手順を確認する。洋上から台湾にBMDの傘をさしかけようというのである。
ただし標的ミサイルを飛ばしたりはしない。基本的にコンピュータ・シミュレーション。
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Boyko Nikolov 記者による2024-2-27記事「Australia deploys smart sea mines against Chinese naval threat」。
ラインメタル傘下でイタリアに本拠がある「RWM」社に、豪州海軍は、最先端のスマート機雷を発注していた。それができたらしい。数量その他は秘密。
契約では、今後、技術移転もなされるという。つまり、完全に内製化する。
非公開ながら、総額の推定がされていて、それは5億ドルから10億ドルの間だろうと。
この機雷は、沈設したあとからリモートで活性化させることができ、また、不活性化させることも自在である。
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2024-2-27記事「Russian invaders again used the territory of Moldova for transit of Shahed drones」。
モルドバ国内に蟠踞する露軍がそこから「シャヘド131/136」を発射してオデッサを攻撃した。
多くは途中で撃墜されたと。
※雑報によると27日、ロシア政府はガソリンの輸出制限を決めた。3月1日から半年間、ガソリン輸出を禁ずる。これはウクライナのGURとSBUが相次いでロシア領内の精油プラントを攻撃破壊した成果である。経済制裁を喰らっているロシアは、それらプラントの修理に必要なパーツを西側から輸入できない。