ラインメタル社はルーマニア国内に、装薬と炸薬のケミカルプラントを建設する。

 場所はFagaras市だが、もう一箇所、Victoria市にも造られるかもれしない。
 1年以内に操業開始するだろうという。

 EUが4億7000万ユーロを融資する。ラインメタル社とRomarm社がそれを借りて新工場を建て、砲弾用の火薬と爆薬を量産する。

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 Defense Express の2024-3-19記事「Using BMP-3 Vehicles as “Assault Guns” is a New russian Trend Worth Noting」。
   ロシア軍は、歩兵戦闘車である「BMP-3」に野砲を載せて、間接射撃専門の自走砲へ改造しつつあり。

 ポーランドの軍事メディアがいちはやく報じている。

 じつは現状でも「BMP-3」は、その備砲(100ミリ砲と同軸30ミリ機関砲)による間接射撃(最大レンジ4km)しか、できることがなくなっている。

 だったら、歩兵の攻撃を、その少し後ろの位置から火力支援してやる「突撃砲」に任務転換してしまえ、というノリだ。

 ちなみに100ミリ砲弾は40発内臓。30ミリ機関砲弾は500発だ。

 WWII中の「SU-85」や「SU-100」自走砲と、榴弾の炸裂威力に関しては、遜色がないわけである。

 次に来るのはBMPシャシへの152ミリ榴弾砲の無理やり搭載だろう。じつは2023-9にコンセプトが公開されている。「Pat-S」という名称でプロトタイプ車両の写真がある。

 ※『自転車で勝てた戦争があった』は、作業工程が再校ゲラまで進んでおり、絶好調です。大災害突発時に、「独歩不能者」を1人の健康な成人が無動力で運搬してやれる《改造プッシュバイク》の提案については、ざんねんながら今回は間に合いませんでしたので、次以降の別企画で探究しようと思います。ひきつづいて、その協力者を募集します。コンセプトを一目瞭然の3Dで提示するために、《模型》を製作してくれる人がいると、とても有り難いのですが……。