とびゲラー。

 『The War Zone』 staff 記者による2024-4-14記事「Iran’s Retaliatory Strikes Have Begun」。
    今後、イランの巡航ミサイルのコースを迷わせるために、イスラエル上空のGPS信号は、意図的に攪乱されることがある。これはイスラエル政府の中の人が注意喚起した。

 IDFいわく。こんかい飛来したイラン製ドローンは、少なくも1800km、飛んできた。だから着弾までに数時間かかった。

 ※謎だ。ネゲブ砂漠からイラン領土まで計っても1200km弱しかないはずだ。オマケの600kmは何の為?
 イスラエル国境からイラン国境までは、最短で1000km弱である。
 今回イランは、イスラエルの防空アセットを飽和させるべく、すべてのドローンが同時弾着するように攻撃プランを組んでいた。その発進点を極力拡散するには、余裕の航続距離が必要であった。

 この大空襲をうけて、イラク、ヨルダン、レバノン、エジプトは、民航機の自国領空利用を一時、禁止した。もちろんイスラエルとイランの領空も、民航機は飛べない。

 こんかい米軍は、SBIRS(宇宙展開赤外線早期探知衛星群)をISRに役立てたことが強く推定される。これは弾道弾発射のブラストの赤外線を探知するのが第一義の用途だが、もっと微かな巡航ミサイルの赤外線も探知できるのだと噂されている。ただし、それがドローンまで及ぶのかは不明。

 イランは民間目標を狙っていない。今回は軍事施設に対してのみ、空襲を仕掛けた。

 イランは、ディモナにあるイスラエルの核施設も狙った。エイラート港も。

 ヒズボラは、ゴラン高原に対して短距離ロケット弾を撃ちかけているという。ただしイランの空襲開始よりも遅く、それを開始した。

 イラン国防相は警告した。イスラエル軍機の対イラン空襲のために領空を提供した第三国に対してはイランは断固たる対応を取る、と。

 CNNによれば、飛来した70機のドローンと3発の弾道ミサイルは、米軍がインターセプトした。

 米軍艦は「SM-3」を初めて実戦で使用した模様。SM-3はもともとABMとして開発された。そのほんらいの目的で、初めて実戦発射された。

 イスラエルの発表によると、イラク領内、および、イエメンから発射されたドローンがある。
 ※だから1800kmか。

 対巡航ミサイルと対ドローンの防空には、イスラエル空軍の「F-15 I」が活躍したのではないか。「AIM-7 スパロー」は、イスラエル空軍機が敵のドローンを撃墜するのには、とても使いやすいAAMだという。これを目視の近距離AAMとして用いるのである。もちろん、セミ・アクティヴ・レーダー・ホーミングで当てる。イスラエル空軍は、巡航ミサイルもドローンも領空の外側でことごとく撃墜したと自慢している。

 ※ストラテジーペイジによれば、イランはレンジ700kmの新型の巡航ミサイルを完成していると。これは走っている車両から発射することができると。またイランは、全長8mのスピードボートから、レンジ30kmのミサイルを1発、発射させることができると。「ファタ110」地対地弾道ミサイルは、自重3.5トンの固体ロケットで、レンジ300kmあり、弾頭重量は500kgだと。なお、ロシアが手にした「シャヘド」特攻機はもうじきトータルで4000機になるだろう、とも。

 次。
 Jonathan Snyder 記者による2024-4-15記事「Landing gear failure damages stealth fighter at Air Force base on Okinawa」。
   3-28にヒッカムから嘉手納に飛来していたF-22Aのうちの1機が、トーイング移動中に脚を破損した。月曜日発表。

 次。
 Shankhyaneel Sarkar 記者による2024-4-15記事「Fact Check: Viral Post Says Jordan’s Princess Salma Shot Down Iranian Drones, Here’s The Truth」。

 「X」に複数の偽ニュースが投稿されている。ヨルダンの「サルマ・ビント・アブドゥラー」王女が戦闘機に搭乗して、このたびイランから飛来した無人機を5~6機、撃墜した、というもの。
 このプリンセスは、現ヨルダン王の第三子。

 王女が飛行服を着ている写真が偽ニュースに添えられているが、これは2023-12にヨルダン空軍がガザに対して物資空中投下ミッションを実施したときの一枚である。

 2020年にこのプリンセスは、ヨルダン女性として始めてヨルダン空軍のパイロット養成コースを卒業した。これは事実。