中共は無人機「WZ-7」を比島近海まで飛ばしてきた。

 Tyler Rogoway 記者による2024-4-19記事「Mystery Weapon Appears In Iraqi Field After Israeli Strike」。
 イスラエルは、地対地兵器の長射程ロケット弾「EXTRA」をASMに改造した「Rampage」を、今回、使用したと思われる。

 「EXTRA」は、米軍がGMLRSやHIMARSから発射させているGPS誘導ロケット弾のイスラエル版だと思えばよい。それを、イスラエル空軍が戦闘機に無理やり吊るして発射している。

 戦闘機はナップ・オブ・ジ・アース飛行で敵地に近寄り、急上昇してこのロケット弾をリリースしたら、すぐに避退する。あとはロケット弾が仕事をする。その弾道は抛物線飛行に近い。

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 Defense Express の2024-4-20記事「Potential Difference Between S-200 Versions Used to Take Down A-50 and Tu-22M3, Explained」。
    ブダノフは昨日『ウォー・ゾーン』に回答した。バックファイアを撃墜した距離は、SAMの発射点から308kmであったと。
 飛ばしたミサイルは旧い「S-200」だが、その誘導システムはウクライナがゼロから作り直したものであると。

 ※まったく報道されない部分に鍵がある。A-50やバックファイアの未来位置を、NATOのAWACSが精確にリアルタイムで教えてくれているから、このような長射程迎撃が可能になるのだ。さらに憶測すると、米軍がSBIRSの旧バージョン(4-19に新システムに移行したばかり)の赤外線情報をためしに使ってみた可能性もあると思う。露軍はとうぜんNATOのAWACSの動きを見ている。ここにかけひきがある。たとえば豪州軍のウェッジテイルがいなくなる。これで安心と露軍は思ってA-50を前に出す。それが罠なのだ。じつは別なAWACS、もしくはF-35、もしくはSIBRSがどこかから、監視しているのだ。それが何なのかは露軍にはわからせない。疑心暗鬼。露軍でこのザマなら支那軍はどうなる、と北京にも思わせる。深慮遠謀。