天吊りクレーンを使うと、ステージ上の生きた人間をマリオネット化できる。登場人物全員を吊って動かしたなら、異次元のインパクトのダンスパフォーミングが可能になるはず。

 大型トラックの荷台の天板内側にとりつけられた「天つりクレーン」は、パレット化されていない荷物の積み込み作業、ならびに卸下作業を、人手に頼らずロボット化してしまえる、そんな期待をこれからかけていいアイテムだ。

 つまりゲーセンの「クレーンゲーム」の大型機と考えればいい。

 今から予言できるが、いずれそこから枝分かれした進化バージョンが、「介護施設」屋内の普通のデバイスとなっているだろう。

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 ストラテジーペイジ の2024-5-1記事。
    今次戦役で露軍はすでに1000発の弾道ミサイルを発射した。
 また自爆特攻機は2800機飛ばした。
 GPS誘導爆弾は7000発、落とした。

 これらのうち、ウクライナの軍事目標を狙ったのは3%にすぎない。残り97%はすべて、民間目標を狙った。

 特に発電設備と送電網の破壊に注力している。これを破壊できれば軍需生産も止まるし、上下水道も機能しなくなる。

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 Boyko Nikolov 記者による2024-5-1記事「Ukrainian fighter’s high-stakes clash with Russian Kh-101 missile」。
    ウクライナ空軍機がAAMによって、露軍の「Kh-101」巡航ミサイルを撃墜する模様がビデオに撮られ、ネットにUpされたという。

 AAMは、巡航ミサイルの後方から追い討ちで発射された。

 「Kh-101」の最初の撃墜事例は、2022-4に報告されている。このときは、地上から、ありふれた自動火器を命中させたのだそうだ。

 今次戦役の初盤では、露軍の巡航ミサイルの主役は「カリブル」艦対地ミサイルだった。しかしそれは涸渇し、今では「Kh-101」空対地ミサイルが数的な主役である。

 こうした巡航ミサイルの量産のネックは、エンジンである。「カリブル」と「Kh-101」は、同じターボファンエンジン「TRDD-50」を搭載している。

 「カリブル」が退場しつつある理由は、直径の制約にあると思われる。もともと533ミリ径の魚雷発射管からも運用できるようにと、「カリブル」の外径は魚雷と同寸に抑制されている。それに比して「Kh-101」の外形は742ミリあり、余裕が大きいわけである。

 ※Kh-101の胴体断面は、円形ではなく、三角おむすび形。

 カリブルの飛翔体の重さは1770kgなのに比して、「Kh-101」は2300kgある。
 カリブルが主翼を展張すると、ウイングスパンは3.1mなのに比し、「Kh-101」のウイングスパンは4m。

 カリブルの内臓燃料は560kgである。他方、「Kh-101」の内臓燃料は1250kgあり、それに加うるに、空中発射だから、そもそも初期の加速のために燃料を浪費する必要がない。ますます遠くへ飛ばし易い。

 Kh-101が5500km飛ぶのに比し、カリブルは、2000km~2500kmしか飛ばない。

 Kh-101のナビゲーション方式は、INS+航法衛星電波利用+陸地等高線照合 だが、その回路基盤には、米国製の市販品のチップが35個も使われている。

 Kh-101の弾頭重量は今のところ400kgほどである。

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 Boyko Nikolov 記者による2024-4-29記事「Ukraine fires 12 ATACMS at Crimea, Russia downs 6 in defense」。
    4-29の夜に宇軍はクリミア半島内の3箇所の露軍空基地をATACMSで攻撃したようだ。

 露軍は、飛んできたATCMSのうちの6発はSAMで阻止したと主張。また、10機の特攻無人機と、2発の仏製「Hammer」滑空爆弾も、撃墜したと主張。

 ロシア人の軍事系ブロガー氏の投稿によると、直近の2週間にクリミア半島に向けてATACMSが30発以上、撃ち込まれているという。

 ※雑報によると、ルハンスクの「Mozhnyakivka」にある訓練場に4発のATACMSが落下し、露軍に甚大な損害を与えた模様。

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 2024-4-30記事「France Increases Artillery Gunpowder Production」。
   フランスの火薬メーカーである「Eurenco」社は、大砲の発射薬を、薬包にして年産50万個まで増やす。重さにして1200トン/年となる。工場は、ベルジュラク市にあり、この増産のための設備投資額は5億ユーロ。

 量産が軌道に乗るのは2025年になる見通し。

 155ミリ榴弾砲の場合、薬包を6個つらねて装填するのが最強装薬。それが50万包ということは、最大射程で155ミリ榴弾砲を9万5000回、発射できる勘定になる。

 フランス政府の計画では、2026年には、年産120万包=最大射程で20万回発射分 を予定する。

 仏国防相のルコルニュが3月末に語ったところでは、2024年にはフランス国内で10万発の155ミリ砲弾を製造したい。

 その10万発のうち8万発は、ウクライナへ供与するつもり。残り2万発が、仏軍用にとっておかれる。

 「Nexter」社は、現状、年に4万数千発の155ミリ榴弾を仕上げて納品しているが、これを増産するため設備投資中で、3年以内にはラインが稼動するであろう。

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 2024-4-30記事「Scholz’s botched China trip should be a wake-up call for Europe」。
    かつて中共党の大物は「アウディA6」で公式移動していたが、今は、それは非愛国的だと看做されている。

 2016年にドイツ政府は、中共が「Kuka」社を買収することを許した。同社は最先端の産業用ロボットメーカーであった。いまや中共は、ドイツから工作機械を輸入せずとも、工場をオートメ化できるようになっている。

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 The Maritime Executive の2024-4-30記事「USS Boxer’s Breakdown May Take Two Months to Fix Without Drydock」。
   米海軍の揚陸艦『USS Boxer』は、舵が壊れて、サンディエゴ軍港に4月前半に曳航されて戻ってきたのだが、同軍港近辺には、空いているドライドックがない。
 そこで米海軍は、これを海面に浮かべたまま、ダイバーを使って修理させることを決めた。工期は2ヵ月を予定する。

 商船の修理では、ときたまこの手を使うことがあるが、軍艦では珍しい。

 なお、舵の故障の原因は、調査中だという。

 2023-6には主ギヤーを無注油で2時間も回していて、その報告を艦長が受けたのが翌日だったとか、この艦はどうも救いが無い。そんなこんなで一向に、作戦復帰できないままだが、それにも理由があるのだ。

 『ボクサー』とその姉妹艦6隻は、米海軍が保有する、最後の「非核のスチームタービン船」なのである。とてつもなく古い。ゆえに、古い仕組みに詳しい乗員が退役してしまうと、新世代の水兵にはそんな古い機械の知識は何も無いわけ。

 姉妹艦はほとんどが「シーリフト」へ移管されていて、現状はレイアップ(艦内を除湿しながら係船していること。乗員は置かない)である。