フロリダ州のジャクソンヴィル沖でLCAC同士が衝突したらしい。訓練中に。

 乗っていた水兵と海兵隊員のうち30人が負傷。うち5人の水兵はヘリで病院へ運ばれたがそのうち4人はレベル1の軽傷であったらしい。

 LCACの1隻は強襲揚陸艦『ワスプ』から吐き出され、もう1隻はドック型輸送揚陸艦『ニューヨーク』から吐き出されたもの。

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 TARA COPP 記者による2024-5-3記事「An AI-controlled fighter jet took the Air Force leader for a historic ride. What that means for war」。
    このたび、AIが操縦するF-16に、空軍長官のフランク・ケンドール(文官)が命を預けた。
 このデモンストレーションはエドワーズ空軍基地で催行。取材はAPとNBCのみが招待された。

 中共もAI戦闘機は研究しているだろうが、まだシミュレーターの段階にとどまる。米空軍の研究は、機上のAIが、シミュレーションではなく、じっさいに飛んでいる機体の挙動からリアルタイムに「学習」をする段階を進みつつある。

 少尉や中尉のパイロットが空戦する前に、実機飛行からしか学べない呼吸がある。AIも同じだ。

 実験機の「VISTA」(F-16ベース)は、すでに2023-9に、AIによる空戦機動を実機で試し始めた。シミュレーターではわからない「呼吸」が、急速に、蓄積されつつある。

 VISTAの学習水準は、今日では、生身の人間パイロットが操縦するF-16に空戦で勝ってしまう域に到達。

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 Jon Harper 記者による2024-5-2記事「 Army getting extra funding from multiple sources to accelerate LASSO kamikaze drone program」。
    LASSOは、「低空ストーキング&攻撃兵器」の略で、米陸軍が研究中のロイタリングミュニションである。
 陸軍は最初のLASSOとして「スイッチブレード600」を選んだ。

 陸軍が「レプリケーター」のためにいくら予算を得て無人特攻機をいかほど製造するかの細部は秘密だが、先週に議会を通過した追加支出法のおかげで、ざっくり、総額1億ドルにはなった。

 そのすべてが「スイッチブレード600」に行くわけではない。
 とはいえ「スイッチブレード600」は今年の初頭において、「レプリケーター」用に最初に選ばれている。


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 Defense Express の2024-5-3記事「Ukraine Won’t be Running Short of ATACMS: Production Rates and Stock Estimates」。
    2023-6時点で米国はATACMSの対宇供与を渋っており、その理由は数に余裕がないからだと説明されていた。
 ところが今では、月産「数十発」となっていて、供与に不安はないそうである。

 ある人のみつもり。ロッキードマーティンはこれまで各型トータルして4000発のATACMSを製造した。そのうち訓練や実戦で射耗されたのは600発である。よって、在庫は3400発あるはずだと。
 ちなみに米軍がこれを実戦配備したのは1990年だった。

 まちがいのない事実。2007-4時点で、米陸軍のATACMSの在庫は約2100発だった。
 各型毎の数量も詳細に分かっている。※付表あり。略す。

 2020年から2023年までのあいだ、ロックマートのATACMSの月産は12発で一定。
 しかし2024年になり、いっきょに「数十発」に増産されたようだ。

 ところで今、「PrSM」というATACMSの後継の地対地弾道ミサイルが、量産一歩手前の段階まで開発が進んでいる。こいつのレンジは500km~600kmだ。

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 2024-5-3記事「Myanmar Army and Insurgents Turn to FPV Drones」。
    ミャンマーの反政府ゲリラ連合MNDAAと、政府軍は、どちらも、FPV自爆ドローンを使い始めている。

 ミャンマー国軍は、中共のPTL02の輸出バージョンである「WMA-301」に「コープ・ケージ」を架設しているが、それでも特攻ドローンにやられてしまっている。その動画がSNSに投稿されている。
 この車体は中国製の「ZSL92」兵員輸送車を流用。

 ウクライナが過去にミャンマーに売った「MT-LBMSh」や「BTR-3U」も、炎上したり、ゲリラに鹵獲されたりしている。

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 ストラテジーペイジ の2024-5-3記事。
   セルビアは陸封国であり、人口は660万人にすぎない。にもかかわらず常備軍は2万4500人。
 国防予算は年額15億ドルである。

 セルビア人は、ロシア人と同じ、スラヴ民族。
 しかし言語が微妙に違う。ウクライナ人はロシア語をそのまま理解することができるが、セルビア人はもはやロシア語やウクライナ語は理解できない。

 セルビア人は、隣国のクロアチアやボスニアで話されている言語は、聞いて理解ができる。方言ぐらいの違いしかないので。ただし、宗教とアルファベット表記法は、まるで異なる。

 セルビア人のほとんどはギリシャ正教。セルビア語はキリル文字で書かれる。
 クロアチア人のほとんどはローマン・カソリック。その文字はラテン・アルファベット。
 ボスニア人はムスリム。文字はキリルとラテンを組み合わせたような独自のもの。その語彙にはアラブ語・トルコ語から借りたもの多し。

 かつてセルビアは、バルカン半島におけるロシアの手先であった。
 ところが、2022のプー之介のウクライナ侵攻を見て、この構図がガラリと変わった。セルビア人は、断然にウクライナを支持し、反露に転じたのである。

 セルビアは、ロシアから正面装備を買うのを止め、フランスから買うようになった。
 UAVについては、もとから、中共製とイスラエル製を買っている。