AFPの2024-5-22記事「France tests updated air-launched nuclear missile」。
フランスはロシアの核の脅しに対抗して、ラファール戦闘機から「ASMPA-R」空対地戦略巡航ミサイルを発射する実験を挙行した。
この空対地ミサイルには、有事には、核弾頭を取り付けることができる。
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Megan Eckstein 記者による2024-5-18記事「Marines, special ops test MRZR vehicles that add power, payload capacity」。
米国のポラリス社は、同社製品のオフロードバギーである「MRZR アルファ」に「車外へ電力を取り出して利用させられる機能」を後付け可能にする。もうじき量産する。同時に、そのもう少し強力な機能を最初から車体内に組み込んだバージョンも開発中。海兵隊と、SOCOMが、これらに興味を持っている。
会社のプログラム・マネジャー氏いわく。海兵隊は昨年、レーダーや通信システムその他のために軽オフロード車の車載動力から電気を車外に供給できるようにすることに、いちばん熱心であったと。
ポラリス社はこのリクエストに応えるべく、1キロワットの電力を車外へ供給できるシステムを、「後付けキット」として生産することにした。これは既存のMRZR用である。
そしてさらに、5キロワットを発電して車外システムへ給電できるサブシステムを、新型のMRZRには最初からビルトインすることに決めた。
どちらの機材も「直流→直流」である。MRZRにもともとついている発電機から24ボルトをエクスポートする。
たとえば、車両が走行中にも衛星とデータリンクを維持することを、海兵隊は求めている。そのためには、今まで以上の発電力が必要だ。
そして海兵隊としては、新たな電力取り出し装置のために「荷室」が狭くなるようでは困る。追加設備は、「隙間」に詰め込んで欲しい。
「アルファ」には2席型と4席型がある。荷室積載量は600ポンドである。
「アルファ」はV-22の機内荷室に収めて空輸可能。
※読者はこういう疑問をお持ちではないだろうか? Kawasaki が陸自に納入している4×4バギーと、たとえば「ジムニー」を比べたなら、大差はあるのか――と。全地形踏破能力に限定して言えば、大差があります。これはじっさいに操縦した人が口を揃えて言う。そこで空想をします。どこかの自動車雑誌でプロドライバーを連れてきて「比較特集」すればいいのに……と。しかし、日本では難しいのでしょうね……。大人の事情がある。
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Isabel van Brugen 記者による2024-5-22記事「Pentagon’s Russian Oil Red Line Questioned」。
ウクライナがロシア領内の石油精製プラントをドローンで空襲し始めたのは2024-1月からで、これまですくなくも13回、成功させた。
今月のペンタゴンの推計ではロシアの原油精製能力の14%はこれによって阻害されていると。
英紙『フィナンシャルタイムズ』が匿名の米高官から聞き出したところでは、米国内のガソリン小売価格が値上がりするのはバイデン政権の米国内人気にとって不利だから、その攻撃はやめろと米国からウクライナへ要求したそうだ。
米大統領選挙の年にはかならずこういう話が出てくる。
※米エネルギー省が5-21に発表したところによれば、米政府の国家備蓄である「北東部ガソリン供給リザーブ」のうち100万バレルをバイデン政権は市場放出する。これを夏のドライブシーズン前に実行することにより、ガソリンの市価を抑制し、政権が不人気になるのを禦ぐ。うまくいけばまた、ウクライナ軍も精油所爆撃を拡大できるだろう。
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The Maritime Executive の2024-5-21記事「Two Men Suffer Asphyxiation in Cargo Hold Full of Palm Shells」。
日本の海保によると、石巻港で、ばら積み貨物船の船倉内に降りた港湾労働者×2名が窒息した。 その積荷はパーム椰子殻(アブラヤシの油を搾取した残り)であった。
事故は5月20日の朝に発生。貨物船は『Ever Felicity』。
2名とも救急搬出の後、病院で息を吹き返している。
※この船倉に入った救急隊員らも、命がけだな。むろんボンベを背負っていたに違いないが……。
パーム椰子殻は、バイオマス燃料になる。
注意すべきなのは、搾出しきれなかった油が少し残っている。それが空気中の酸素とゆっくり化合し、酸化する。その結果、船倉内には一酸化炭素やメタンが充満してしまうのだ。ちなみにその際、発熱反応も起きている。火災の危険すらある訳也。
※もし第三次世界大戦が始まったら米国内にはガソリンがなくなるから、まず農村のトラクター用に木炭ガス・エンジンを普及させるしかないと米政府が音頭をとって1989年から本格的に「自作可能品」を研究させている。ただし薪ガス/木炭ガス/石炭ガスの主成分は一酸化炭素なので、英文資料だと《ぜったいにひとりで運転してはならない》といった注意書きを添えている。これに対してネットで参照できる日本語の「薪ガス・エンジン」関係文献には、この注意書きが見られない。そこが怖いと私は思う。そこを考えると、大災害がわが国の冬季、北国で突発した場合に、過疎の僻村に対して援助するのに適する生存保障システムは、「暖房+発電+給水(融雪による)」をカーボンニュートラルに、且つ比較的安全に実行できる「スターリング機関+熱電発電」しかないのではないか? 燃料は、そこらに生えている雑木の柴と、倒壊家屋の木材。冷熱源は、雪なので好都合かと……。
※ぜんぜんかんけいないが、パイナップルの皮(乾燥させてないもの)を、外皮を上にしてテーブル上に伏せ、その上から、1000度に赤熱した鉄球を載せても、鉄球は皮を焼き破ることなく、そのまま冷えてしまう。そういう実験動画がSNSにある。この「バイオ耐熱構造」の秘密は何なのだ?