ピープルズ・ライブラリアン・アーミー(人民図書館司書軍)。

 Boyko Nikolov 記者による2024-5-23記事「Blackwater: Russians respond with geolocation and fire back in 2 mins」。
    ブラックウォーターの創設者であるエリック・プリンスが、ウクライナ戦線に送られた米式装備について論評している。貴重。
 聞き手は、タッカー・カールソン。

 超高額な米式装備は、ウクライナの最前線では、生き残れていない。

 プリンスは強調した。低廉な弾薬を搭載したドローンの値段は1500ドルほど。これで、数百万ドルの戦車が破壊されているのである。

 米国軍はこれまで、いわば、ぼんくらの後進ゲリラを相手にしてきた。
 ロシア軍は違う。

 また、紅海を見よ。
 フーシは1機が2万ドル~5万ドルの無人特攻機を放っている。

 米海軍の駆逐艦はその1機に対して2発の艦対空ミサイルを発射する。それ1発が200万ドルだ。
 5万ドルの無人機を撃破するのに、400万ドルの税金を投げているのだ。

 米国は20年間、アフガニスタンのタリバンと戦い、同じタリバンにアフガニスタンを引渡した。この大失敗の責任を、誰も取っていない。この調子だから、ダメなのだ。

 『NYT』は報じた。米軍のシンボルである「M1 エイブラムズ」戦車すら、ウクライナではドローンに手もなくやられてしまうと。

 プリンスの鋭い批難。米ドルが基軸通貨であるために、米政府は赤字を気にしない。それで軍事費も不足しない。その結果どうなったかというと、政治力のある兵器メーカーが受注額を最大化するように、米国の政策が誘導されてしまう。「戦争に勝つ」ことは二の次になってしまうのだ。だから役にも立たない超高額兵器ばかりになる。

 そしてついに米軍じたいが、与国に対する兵器セールスマンと化し、往々、それを買った国の軍隊が使いこなすことができず、維持することも予算的に苦しいような、超高額兵器を、売りつける機関として機能するようになった。

 プリンスは指弾する。米国はウクライナに対して、時代遅れな武器を売りつけている。10年前に製造されて倉庫に眠っていた在庫品を貨物便に載せて渡すのだが、その代金コストは製造時の5倍に計上され、軍需企業とその関係個人だけがハッピーだ。ペンタゴンは、調達のコスト度外視という点では、とっくに腐り切っている。米国から渡された兵器では、リアルな戦場の趨勢は変わらない。

 というのも、敵も、学習して適応・進化を続けて行くから。1年か半年で、こっちの新兵器や新戦術に、対抗するようになるのである。

 ※カールソンは米TV局の主流から放逐され、プー之介に取り込まれた、牢人ジャーナリスト。プリンスもそれに媚びた発言を最後に付け加えている。そこは彼の言いたい部分ではないだろう。ところで米国指導層の奥の院では、無論こんな皮相な物事の捉え方をしていない。米国を戦略核で潰滅させられる唯一の敵国ロシアの下部条件を長期的に傷めつける外交は、米国の国益である。

 次。
 Oliver Parken 記者による2024-5-22記事「Army Tests Quadcopter Swarm-Launching Uncrewed Ground Vehicle For Clearing Mines」。
   ジェネラル・ダイナミクス社の陸戦兵器部門が「S-MET」という無人車のデモ・ビデオを公開している。
 車体の上半分はフラットな荷台で、そこに4本の柱が立っている。各柱は、じつは、5機のクォッドコプターを積み重ねた「塔」だ。

 すなわち、1台の「S-MET」から、20機のドローンのスウォームが飛び立つ仕組み。

 この1機のドローンが、それぞれ、1個の対戦車地雷をみつけて、自爆することによって殉爆させてしまう。 だから、味方の戦車が前進する路上の、20個の対戦車地雷を、処理することができるわけ。

 すでに旧ソ連の「TM-62」型地雷を夜間に処理できることが実験で証明されているといい、その動画も公表されている。

 次。
 Jennifer H. Svan 記者による2024-5-22記事「Air Force prosecutors win appeal of ruling that tossed out anime images in child pornography case」。
    米空軍の軍事法廷(控訴審)で3対0の判決。

 被告の曹長は、そのスマホの中に、33の静止画像とビデオを入れていた。
 それらはいずれもロリコンアニメ絵であった。
 描かれているキャラクターは、どうみても6~10歳にしか見えない。

 「軍事裁判の統一法典」によれば、アニメ調のイメージであっても、それが、児童の猥褻な、性的に明示的な行為を表現しているのならば、禁止である――と控訴裁判所は判示した。

 ※英米法圏では「判例」によって事実上の法律が創られて行くから、これは重要。

 2021年3月には別な空軍の整備兵が90日の重営倉を申し渡されている。こやつは、身長4フィートで思春期前の女児にしか見えないセックスドールとたわむれていたと――いうので軍法会議にかけられていた。

 ※このニュースを読んで、たちどころに「未来」が見えてしまった。明瞭な成人のプロしか出演していない「健全な」アダルト作品に、クラウドのAI変態変換ソフトを噛ませることによって、それを再生しているあいだ、そのユーザーの目にのみは、特定の変態好みのアマチュアの「禁止性交」が再生されるのである。今のAIなら、面相も体形も一括して加工変換できるだろう。これならば「所持」罪で告発され得ない。さらにその先がおそろしい。このクラウド変態変換ソフトを他人の端末に注入しひそませてやることにより、その他人を恥ずかしい冤罪に陥れてやることができるようになるであろう。