コンテナ貨物が紅海を迂回しようとして、船から船への積み替え仕事が急増したシンガポール港がパンク状態。

 ILLIA NOVIKOV 記者による2024-6-21記事「Ukraine claims three oil refinery strikes inside Russia as Moscow says naval attack thwarted」。
    金曜日のウクライナの発表によると、ロシアの黒海艦隊に給油してやる施設に対して前夜、海空から一斉にドローン攻撃が実施された。精油施設×3箇所が被弾。同期して水上無人特攻艇も襲撃を加えた模様。

 また、ロシアがライセンス生産している「シャヘド」自爆機の貯蔵倉庫がある「Yeysk」町にも複数の無人機が特攻空襲した。

 露側では、特攻機を百数十機撃墜した、とフカしており、このことから、今次戦役で最大規模の無人機空襲が実行されたのだと分かってきた。 ※プー之介がベトナムを訪問したのは6-19で水曜日。北鮮を訪問したのは18~19で火・水曜日。その前の金曜日ということは、この空襲は6-13夜に実施され、14日昼に発表されたのか。

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 Ellie Cook 記者による2024-6-20記事「Russia Approaches Grim Milestone in Reported Tank Losses」。
   火曜日にウクライナ軍が公表した統計を信ずるなら、もうじきロシアは、今次戦役で破壊された戦車のトータルが、8000両の大台に達するだろう。

 発表の時点では、7987両を破壊しているそうである。

 英国のシンクタンク、IISS=国際戦略研究所 の独自の集計では、2024-2月時点で、露軍は3000両以上の戦車を喪失。この数は、2022-2時点で露軍が持っていた現役戦車の総数よりも多いのだという。

 また英国の国防大臣レオ・ドチャティは4月後半に語った。露軍は3000両弱の戦車を失った。装甲車なども含めたAFVトータルだと、1万両以上を失っている、と。

 オランダに活動拠点があるオープンソース解析集団Oryxの見立てでは、2022-2いらい露軍は、すくなくも3139両の戦車を失った。これは写真によって確認ができる車体のみのカウントである。

 2024-1月後半、英政府が推定したところでは、ロシアは現在、月産100両のペースで、戦車を製造できているようだと。

 げんざい、露軍が保有するいちばん性能が確かな戦車は「T-90」だが、それすらも宇軍のFPVドローンで手もなくやられているのは公開動画の数々が示している通りだ。

 ※雑報によると「T-14」の試作車にはげんざい、152㎜砲の搭載が試されているという。最前線に出ることは諦め、はるか後方から野砲弾を発射するプラットフォームにするしかない、との判断か……。

 Oryxによれば、露軍はこれまで144両の「T-90」を破壊されたことが、確認できているという。

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 Defense Express の2024-6-21記事「ATACMS is Better Than Storm Shadow, IISS Says After Seeing Impact of Both in Ukraine」。
   ロンドンのIISS(ミリバラの発行元)の2人の研究者が、結論している。
 クリミア半島での戦果を比較するかぎり、ウクライナに援助して著効があるのは「ATACMS」であつて、「ストームシャドウ/SCALP」空対地巡航ミサイルではない、と。

 ATACMSはすでに、ベルベク飛行場のミグ31×2機を吹き飛ばし、コルヴェット艦『Tsiklon』を撃沈し、ケルチの渡船桟橋を破壊した。

 ストームシャドウは実証された実戦レンジが250kmしかない。ATACMSの方が実用レンジが長い。これが決定的である。

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 2024-6-21記事「Pink Russian MiG-31s spotted in Crimea: What could this color mean?」。
    クリミア半島のベルベク航空基地はこれまで数度、ウクライナ軍による爆撃を蒙っているが、そこに、ピンク色の「ミグ31B」が2機、駐機しているのが民間衛星写真で分かるという。

 これはじつは、迷彩ではない。

 「ミグ31」は、塗装の「下塗り」(プライマー・コート)の一環で、コクピット周辺などに独特のピンク色のシール剤を使うようなのだ。ピンクで下地を塗ったあと、その上から、本格的な迷彩を塗装するのだろう。

 ちなみに、一般に、飛行機のプライマー塗装は緑色か黄色である。

 ※まさかATACMSで破壊したと思われた「ミグ31」が、生存していた?

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Steven Hermans 記者による2024-6-17記事「Can sea lettuce breathe new life into the Philippines’ seaweed sector?」。
   フィリピンの陸上での「アオサ」の養殖産業が、有望である。
 比島で海藻類の養殖が試みられたのは1970年代以降のこと。

 ただし養殖海藻の中でも「あおさ」が比島で着目されたのは2012年以降である。この年、ヨーロッパ市場に向けて、乾燥させた「アオサ」が輸出された。(アオサは「シーレタス」の名で流通中。)

 比島内では、家畜の餌にまぜるものとして需要がある。
 また中国のアワビ養殖場で、その餌にもされる。

 日本では2020年に「あおのり」の供給が止まるほど収穫量が記録的に減り、あわてて某食品会社が養殖場に投資した。

 ※年間平均の海水温が逐次に上昇すると、日本の沿岸養殖業はどうなっちまうのかと心配されるが、そのためにも、比島での養殖に注目する価値がある。つまり、あそこで収量の減らないものを、いちはやく日本にもってきておいたら、海水の温暖化に先手が取れるわけだ。

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 John Kemp 記者による2024-6-19記事「China’s hydropower generation surges and coal ebbs」。
   今年中国には大雨が降ったので、各地のダムは満水となり、それを反映して5月には石炭火力発電量を減らすことができている。

 2023-5の水力発電量が820億キロワットアワーだったのに対し、2024-5の水力発電量は1150億kWhに達した。逆に言うと、ことし4月以前の河川の渇水が酷かった。

 ちなみに中国で過去、1ヵ月間の水力発電量のレコードが記録されたのは、2022年で、1220億kWhである。その年も、春に大雨があった。