ことし5月前半、露軍は、宇軍が利用しているスターリンク衛星通信に電波ジャミングをかけることに成功していた。

 そのせいでスターリンクが、ウクライナ戦線では一斉に使えなくなっていたという。「ストラテジーページ」が伝えているのだが、詳報が無い。

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 Naval News Staff による 2024-6-20記事「Swiss company Tecpro unveils VIDAR FP USV at Eurosatory 2024」。
  ユーロサトリにスイスの企業が、多機能無人作戦艇を出展した。舷外に沈底機雷を複数個くくりつけて、機雷敷設作戦に使えることをPRしている。

 後甲板には、短魚雷の発射管まで背負わせている。

 バルト海で開発テストが進められている。というのも設計チームはラトビア人なのだ。スイスの「TecProテクノロジーズ」社は、その販売を担当しようというわけ。
 2基の日本製の30.9kW出力の、軽油ディーゼルエンジンを搭載。航続距離は2000浬という。

 最高速力9ノット。
 ボーフォート・レベル9の荒海もOK。

 全長10.48m。
 吃水1m。乾舷0.6m。
 ペイロードは4トン可能。

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 Mike Memoli 記者による2024-3-5記事「Michelle Obama’s office says the former first lady ‘will not be running for president’ in 2024」。
  ※古い記事です。

   民主党内には、ミシェル・オバマがバイデンの代りに大統領候補に立ってくれれば……という期待が根強い。
 なにしろ現職大統領は足をひきずっている。

 共和党のトランプ支持者は、オバマの動きをずっと警戒している。

 ミシェルは何度も声明を出し、2024大統領選挙に候補者として出ることはないと繰り返している。

 ミシェルは、大統領府や米国政治中枢の絶え間ない「戦い」の生活をまた何年も続けるのは御免なのだそうである。だからそこに飛び込むつもりはサラサラないのだ。

 昨年、ネットフリックスの特番で、ミシェルがオプラ・ウィンフリーに説明している。――政治というものはハードなものなのです。そういうハードな政治の活動が、心の底から好きな人間だけが、政治の世界に入るべきなのです。なぜなら、政治は大事な仕事だからです。

 ミシェルはじぶんがハードな政治は好きでないと知っている。したがってまったく政治には向いていないので、政治の世界にそもそも入っていくべきではないと考えているわけだ。

 ミシェルは2022のBBCのインタビューに対しては、次の大統領選挙に自分が出るかどうか、質問されることからして忌まわしい、と回答している。

 2020年には、バイデンが副大統領候補としてミシェルを抜擢するのではないかという予想も飛び交ったものだ。

 しかしバイデンの取り巻きチームは、そうなることを酷く嫌っている。

 ※4ヵ月前の時点では、2024選挙にはいっさい関わらないのが、ミシェル・オバマにとっての賢明な人生選択だった。しかし今は違う。2024-11の投票は、民主党候補の大敗に終ることが確定しているのだ。となると、意義のある敗戦処理を組み立てなくてはならない。それにはバイデンを自発退場させた上で、ミシェル氏を大統領候補に立てて玉砕させるのが、次の中間選挙を見据えた最善の手になるだろう。これまでのファンドライザーの顔を潰すことなく、またミシェル陣営としては新規にカネをほとんど集めることなく、大きな「気分の高揚」「與論の結集」を、民主党の名の下に産み出すことができそうだから。尤も、ご本人にとっては、おおきに迷惑な話だろうね。

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 Jill Filipovic 記者による2024-6-28記事「Opinion: Jill Biden Must Step Up Now to Help Oust Her Husband」。
   われわれ民主党は今、じぶんたちの葬列を作って町なかを行進中である。バイデンの2期目などもはやあるわけがあろうか。

 副大統領のカマラ・ハリスには〔民主党内ですら〕人気がなくて、とても現大統領の代りになれない。その問題も放置されてきた。
 ※現職大統領が中風になったりしてその任に堪えないと認められれば、合法的に解職することもできるのだが、その場合、カマラ・ハリスが自動的に大統領となるしかなく、民主党として自殺である。とても11月にトランプと勝負するどころではなくなってしまう。だからこの手も使えない。

 破滅を避けるためのキー・パーソンは、ファーストレディのジル・バイデンだ。この人だけが、じいさんに出馬を自主的によしなさいよと仕向けることができる立場にあるので。

 全民主党員は数ヶ月前から、バイデンが2024選挙から降り、別な候補が立つことを望んでいたのだ。

 ※これは正確ではない。民主党の各州での議決や投票の手続きが何年も先行している。つまりバイデン爺さんは「選挙で選ばれて来ている」のである。それを、非選挙的な方法で今ひきずりおろしたら、「民主主義をないがしろにしているのはどっちだ」とトランプ陣営から揶揄されてしまう。ゆえに、本人が「降りる」と言うしかないのだ。しかしそれができない。ファンドライザーたちに巨大すぎる借りがあるからだ。いわば、政治的な借金まみれなので。ミシェルはそういう世界も嫌っているわけだ。

 もう時計を戻すことはできない。

 今から、バイデンの出馬を止められるのは、インナーサークルしかありえない。家族や近親者、古くからの盟友などだ。
 ※だからNYTのあの寄稿が載ったのだね。素早いぜ。

 もちろん、民主党の先輩大統領のオバマとクリントンも、引導を渡す役割りを引き受けられるだろう。

 ※ここに来るまで、巨億の選挙資金集め運動に、女房も駆り出されている。拝み倒してカネを寄付させた人々が無数にいる。それを考えたら、ジル・バイデンたるもの、いまさらどうしてバイデン下ろしの実行役になどなれようか。すべては遅すぎるのだ。こんなことが米国で起きるのだ。

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 Philip Elliott 記者による2024-6-28記事「Inside Biden’s Debate Disaster and the Scramble to Quell Democratic Panic」。
   27日のアトランタ市でのディベートでは、あらかじめ準備して練習してきたはずのフレーズを再生するのにもバイデンはてこずっていた。誰もがこの耄碌じじいはもうダメなのだなと理解した。

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 Annie Linskey, Laurence Norman and Drew Hinshaw 記者による2024-6-28記事「The World Saw Biden Deteriorating. Democrats Ignored the Warnings」。
   昨年10月に、EUと米国政府のサミットがDCであったのだが、それに立ち会った欧州人2名による証言。バイデンは何を話そうとしているのかよくわからない場面がしばしばあり、それを脇からブリンケン国務長官が代弁して助け舟を出していたと。

 木曜日のディベートの直後、ポーランドの外相はマスコミに語った。バイデンは、マルクス・アウレリウスのように見えると。すなわちローマのまともだった5人の皇帝の最後の1人。そいつの失政のおかげでローマ帝国も衰滅に向かった。