ラトビアの犬どもが鎖から解き放たれた。

 Maija Olsteina 記者による2024-6-26記事「Stricter pet-keeping rules in force as of July in Latvia」。
   ラトヴィアで新法が発効する。こんご、2023年8月31日以降に生まれた犬を鎖でつなぐことは、まかりならぬ。
 ただし、狩猟時などは適用外。

 犬囲いの広さも法定される。体重10kg以下の犬には、すくなくも4平米の自由移動平面が与えられなくてはいけない。10kgを超え、20kg未満の犬には、6平米。30kg以上の犬には10平米が与えられるべし。

 またその空間に屋根をかける場合、地上高は1.8m以上あること。

 猫についても、不妊化されていて0.5歳以上の猫は、飼い主の空間の外に居る自由が与えられねばならず、マイクロチップとデータベース登録も義務化される。

 ただし、いかなる場合にも自宅の屋外には出さない猫については、マイクロチップは非義務。そのかわり、もし窓から落下して迷い猫となった場合は、登録がされていないので、収容所送りとなってしまうだろう。

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 Gary Warner 記者による2024-6-30記事「Ripple effects from construction, maintenance delays of carriers cause housing crunch at Naval Base Kitsap」。
    米海軍のキッツァプ軍港では、アパートの家賃がインフレで暴騰しているために、水兵や、工廠の工員をじゅうぶんに集められず、空母の新造や、退役原子力艦の解体工事を進捗できなくなっている。

 基地内にある居住棟にはこれまで、退役軍人や予備役兵が住むことが許されていたが、軍港司令いわく、それらの契約更新は認められなくなった。そこには空母にともなって移動してくる新来の現役水兵の家族を入居させたいので。

 この住宅難問題は、『ロナルドレーガン』が横須賀を引き揚げてこの夏に9年ぶりにキツァップに戻ってくることで急浮上した。

 キツァプ海軍基地には、「ピュージェット・サウンド」海軍工廠が包含されている。『ロナルドレーガン』はその工廠のドックに2年間入って、オーバーホール工事を受ける。

 『レーガン』の代わりに横須賀へ行くのは空母『ニミッツ』。同艦は、ワシントン州のブレマートン軍港の工廠にて、6ヵ月かけたメンテナンスを先週終了した。

 じつは『ニミッツ』は解体予定だった。1975就役という、米海軍現役最古の核空母ゆえ、2025に大西洋のノフォーク軍港へ回航してそこで退役させる計画だったのだ。

 だが今のやりくりでは、『ミニッツ』のお役御免は、早くても2026以降に先延ばしされる。

 『ニミッツ』の後継は、フォード型の『J・F・ケネディ』となるはずであった。だがJFKの工事は遅れている。新コロの影響に加えて、電磁カタパルト設備が技術的に未成熟なのだ。

 米海軍の核動力空母の1号艦であった『エンタープライズ』は、2012に退役、2017に除籍された。にもかかわらず、今もニューポートニューズの「ヒル造船所」に繋留されている。原子炉をバラす人手が足りないのである。

 海軍は『ニミッツ』の解体請負業者を探しているが、どうも見つからない様子だ。そんな人手は、もうアメリカにも余っちゃいないのである。

 ※ということは、これから「核の廃空母」が溜まって行く一方じゃないか。まさかUSV化して渤海湾へ特攻させるわけにもいかないし、たいへんなお荷物だね。

 キッツァプは、米国第三番目の海軍基地だ。1位はノーフォーク。2位はサンディエゴ。
 キツァープの敷地は1万2000エーカー。その中に1万人の現役将兵、7500人の民間契約業者、1万8000人の軍人家族、3万5000人の退職者が、敷地内に暮らしている。

 『ニミッツ』は作戦中には艦内に5200人も乗せているが、メンテナンス工事中は2800人だけをとどめている。

 その残った2800人のうち、特別な訓練プログラムや研修に「出張/留学」させられるのはごく僅か。
 これは何を意味するか?
 何年もかかる空母のメンテナンス入渠期間中に、そのおびただしい乗員のプロフェッショナルらしいスキルは、着実に漸減してしまうのである。

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 Sofiia Syngaivska 記者による2024-7-1記事「Unique Case: Ukrainian FPV Unit Hits Locomotive Far Behind Front Line, Disrupting Crucial Supply Route」。
    宇軍が放った「ローニン」という名称の特攻ドローンが、ロシア領内で燃料タンク列車を牽引していた機関車に命中するビデオがSNSに出ている。

 場所は、両軍対峙線から30kmも露側に入った鉄道線路で、そのことも注目されている。もし30km飛翔して命中したのであれば、記録された戦果として「戦史上初」だという。

 そこは、ドンバスからクリミアへ軍需品を輸送する兵站線になっている。トムスク市の近く。

 小さなドローンが正面から直撃したところで、276トンもある「2TE116」型機関車が深刻なダメージを受けることはなかろう。しかし、30km飛んでFPVドローンが走行中の貨物列車を直撃できたという事実が、今後の展開を疑いもなく予言する。

 当該の鉄道線路と列車に対するドローン攻撃は、今後、激化するだろう。

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 2024-7-1記事「Ptashka Drones Launches Homing System Enabling Autonomous FPV Drone Operations」。
   ウクライナのメーカー「Ptashka ドローンズ」社は、全自動で特攻ドローンが目標をターゲティングする新システムを完成した。

 オペレーターは、特定標的について、上空から離れて監視し続けろ、というコマンドを送ることもできるし、別な目標を探せ、というコマンドを送ることもできる。
 しかし攻撃のさいにドローンを「操縦」する必要はない。たんに、攻撃を許可するコマンドを出すだけ。これにより、FPV特攻ドローンオペレーターの育成は、ものすごく簡単化する。

 もっか、このシステムは1個のボードに200ドルのコストがかかり、しかも、自社製のドローンにしか、対応ができていない。

 特攻ドローンは、最後のフェイズでは超低空まで降りねばならない。ところが地表に近づくほど、遠くのオペレーターとのデータ通信の電波は、つながりにくくなってしまう。地形・地物に「見通し空間」が邪魔されるので。

 だから、最後の急降下中にコントロールを喪失して失中するというケースが、これまではたくさんあった。

 これを解決したのが「マシンビジョン」と、それを補強する、こうしたシステムである。

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 2024-7-1記事「Heavy 6-motor FPV drone in service with 3rd Assault Brigade」。
   敵軍が隠れている塹壕や建物を爆破するためには、特攻ドローンは5kgくらいの爆装をするのが望ましい。そのためには「ヘクサコプター」=6軸マルチコプター にしなければならぬ、というので、このほど宇軍はそれを採用した。

 敵が拠点化している家屋を攻撃するときは、2機を飛ばす。まず1機が屋根で自爆して、「通路」をあける。その穴を、サーモバリックを抱えた2機目がくぐりぬけて、内部で轟爆。

 この「重ドローン」のコストは4万UAH=984米ドル。それがすでに100機も寄付されているという。