今年の3月23日に、日本の防衛省が開発した「弾道ミサイル」のテストをカリフォルニアでやっていたことが公表された。

 2024-7-4記事「Japan has tested a domestically developed ballistic missile at a missile range in California, USA.」。
   これは島嶼防衛用のハイパーソニック弾道弾になるもので、飛翔途中でコースがフラフラすることで敵の予見を難しくし、最後は標的にダイブするタイプである。

 実用化は2028年を予定している。その時点で代りにMLRSが退役する。
 レンジは最低でも300km以上と見られている。

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 Greg Hadley 記者による2024-7-3記事「Air Force Will Swap in F-15EX and F-35 Fighters on Japan」。
    ペンタゴン発表。嘉手納にはF-15EXを置き、三沢にはF-35Aを置く。
 すでに1年半前に、嘉手納の48機のF-15C/Dを米本国に呼び戻すと公表されてはいたが、その代わりに何を置くつもりなのかは語られたことがなかった。

 三沢にはこれまでF-16が配備されていた。それがF-35で更新される。米空軍の在外基地としては、まず英国のレイクンヒース基地で同様の機種更新が実施されている。三沢はそれに次ぐ基地になる。

 配備機数は変更される。嘉手納はこれまで48機常駐だったのが、36機のEX型常駐に減らされる。三沢はこれまで36機常駐だったのが、48機のF-35に増やされる。

 F-15EXが置かれている米国内の基地は、オレゴン州のポートランド州兵空軍基地、フロリダ州のエグリンがあり、予定としては、ルイジアナのニューオリンズにある統合予備軍用の海軍航空隊地と、加州のフレズノ州兵空軍基地。

 F-35が置かれている基地としては、アラスカ州のイールソン、ユタ州のヒル、アリゾナ州のルーク、ネヴァダ州のネリス、英国のレイクンヒース、フロリダ州のティンダル、ウィスコンシン州のTruax、アラバマ州のダネリー、加州のエドワーズ、ヴァーモント州のバーリントンがあり、今後置かれる予定としては、テキサス州のフォートワース、フロリダ州のジャクソンヴィル、オレゴン州のキンクズリー・フィールド、マサチューセッツ州のバーンズ空軍州兵基地、ジョージア州のムーディ空軍基地。

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 ストラテジーペイジ の2024-7-4記事。
   インドのGDPは、米・支・独・日につぐ世界第五位である。インドの軍事予算は、米・支・露につぐ世界第三位である。インドの人口は、世界第一位である。

 にもかかわらずインドはまともな兵器を国産するのに苦しんでいる。

 インド政府が兵器の独立に向けて本格的に機構改革に乗り出したのは2014年だった。理想は、政府組織ではなく私企業が、主要兵器を開発・量産できるようになること。その道が、まだ遠い。

 今もってインドは、サウジアラビアに次ぐ、世界第二位の武器輸入国。そしてロシア製兵器の最大のバイヤーである。これではいかん。

 インド軍は、国内兵器メーカーをまったく信用していない。じっさい、それらの業界とそれに群がる役人と政治家は腐敗し切っているので。それで2004年に「FTP(ファスト・トラック・調達)」という制度がスタートしている。これは軍が外国と随意契約してマトモな兵器をいちはやく買い付けられるような道を合法化した。

 インドの国内兵器産業界はいまだに腐敗している。そのためFTP制度が今でも軍の命綱であり続けている。

 「なんでも国産奨励」のモジ路線は、インド軍としては、迷惑この上ない。国産の航空機では、ヒマラヤで中共軍と対決することは不可能だからだ。
 FTPも政治家からの圧力はまぬがれず、最速でも調達に数年かかるのである。

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 Boyko Nikolov 記者による2024-7-4記事「China promises Indonesia ‘German’ MTU engine in its submarine」。
    『ジェーン』によると、中共国営造船所CSSCの幹部とインドネシアの国防大臣が6月28日にジャカルタで会談。
 テーマは、中共製の「S26T」型潜水艦の売り込みだが、焦点の主機について、CSSCは「独MTU社製エンジンを据え付けますよ」と請合ったらしい。ドイツ政府はそれを禁じているのだが。

 「S26T」は、もともと、タイ海軍が買おうと言っていたのだが、2023年にドイツ政府の意向で「MTU396」エンジンが載らないことがわかり、「そんなもの買うか馬鹿」と、10月にキャンセルされていた。ちなみに中共国内でMTUエンジンのマルパク(不完全ライセンス)エンジン「CHD620」が生産されており、それでどうかという話であった。

 しかしタイ国軍にはその後、さらなる工作が奏功した模様で、5月にはふたたびタイ海軍が「S26T」を買いたいと言っているらしい。CHD620はMTU396とイコールなんだから、というフカシにまるめこまれた。

 「CHD620」は、これまで、どの潜水艦にも実装されたことのない、商船用のディーゼルエンジンである。潜水艦用としての試験すらされていない。そんなものにタイ海軍の乗員の命と国家安全保障を賭けようと言わしめたのだから中共の工作力はさすがである。

 また、中共の「Yuan」級に使われているのとおなじAIPを、タイ海軍は、「S26T」に組み込んでもらうつもりでもいた。そのために2017年に3億6650万ドルも払いましょうという契約をしていたのだった。

 ※AIPは、かろうじて海底で「生存」を続けられる程度の動力源にしかならない。AIPでは、水中で機動して敵艦に先回りすることはできない。潜水艦用としては、スターリング機関は、夢のエンジンではなかった。しかし、森林の樹木を燃やす「焚き火」を熱源にした、僻村の冬季(積雪期)の緊急用の発電機としては、こんなに重宝するメカは無い。真冬の限界集落で「暖房」「給水」「給電」が1台でできる。それはコンパクトであり、山の中の消防団の倉庫に何年も仕舞っておいても、誰もそんなものを盗まない。灯油やガソリンや軽油の燃料タンクを別に設ける必要もない(それには維持コストと盗難リスク&火災リスクが伴ってしまう)。能登半島地震のような田舎災害が起きたとき、これさえあったならば、中央からの救恤の初動がもたついてしまいがちな最初の数日間を、現地の「自助」だけで、軽々と凌げるはずである。予算も圧倒的に安価で済む。みんな、頭を使えよ。

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 David L. Chandler 記者による2024-7-3記事「MIT researchers identify routes to stronger titanium alloys」。
   チタニウム合金は硬いのだが「延性」には乏しかった。このほどMITチームが外部企業と合同で、堅さと延性を両立させた、新チタン合金を開発した。

 ※日本海側の寒村の民家に「瓦屋根」なんか許可しちゃダメだ。チタンコーティングの金属屋根、それも、「かまぼこ形」ハーフ・ドームを推奨して、平時からそこに手厚く公金補助するのが、最も合理的なのだ。初期費用こそかかるが、何十年もメンテナンスフリー。軽量だから地震で家作が揺れても倒壊しにくく、もし柱がひしゃげても、屋根だけは残って雨、風、雪を防ぎ続けてくれる。屋根の中央部では、人は押しつぶされることなく、助かる。公費で崩れ家を解体するだとか、半壊家屋の住民の行くところがないとか、そんな延々と長引く困った問題が初めから起きないように、住宅被害を劇的に抑制できるのだ。みんな、頭を使えよ。

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 Antonette Bowman 記者による2024-7-4記事「The Surprising National Security Role of America’s “Best Idea”」。
   プー之介が5月に国務院の長官に指名した男は、プー之介の元ボディガードで、あるとき山の中で熊に遭遇し、寝ているプー之介を置いて逃げた過去があるという。