Shannon K. O’Neil 記者による2024-7-10記事「Stagnant Urban Productivity Stunts Latin America’s Economic Growth, Plus Chinese Lenders Turn Away From Latin America」。
ラテンアメリカの経済成長スピードは、21世紀において、アジアの半分である。
世界銀行が最近、その理由を指摘した。ラ米は、その都市が、非生産的なのだ。
ラ米の農業分野と鉱山分野は、世界経済の拡大需要に引っ張られて、過去20年、商売が右肩上がりであった。しかし、都市部の商工業分野は、ダメダメである。
ラ米の工業化を過去35年、阻んでしまったのは、中共製の安価な輸入商品である。特に中共がWTOに加盟してからが、激増した。
製造業が低迷したとき、社会に生じた失業者を、金融や保険や情報産業のサービス部門が吸収するなどという話は絵空事で、現実にはありえない。それで、ラ米経済は今のダメ姿に堕ちた。
労働者たちが、地方から都市に移住しても、ラ米においては、大して所得が増えることにはならない。
低劣なインフラ、配慮の無い都市計画、公共交通の不存在が、過密都市の中に、流動性の乏しいスラムを増殖させるだけなのだ。
ラ米では行政がこれらの貧民に手をさしのべない。救済しようという気がない。それで巨大な闇経済が自然形成される。低所得者を公共が守ってやる法律は皆無に近い。
ラ米では、都市と都市の間の移動が、とても不便である。高速インターネット環境も貧民にはアクセスできないので、どこかに才能を持った個人がいても、その才能は狭いスラム内の埋もれ木として朽ちるのみ。
世銀は提言する。ラ米経済を良くするためには、なによりもまず都市部の貧民たちが利用できる公共交通を整備すべしと。
ラ米諸国は、1990以降、あまりにも少ない公共投資しか、この公共交通のためにしていない。それはGDPの3%である。そんなだから、東アジアの経済成長の後塵を拝し続けているのだ。
次に、低所得労働者が、デジタル・インフラストラクチャーを利用できるようにせよ。これだけでも、経済は成長するはずである。
中共のカネ貸しは、2010年代にラ米の未来を見限って、爾来、資金を引き剥がし始めている。中共資本はラ米には興味を失っているのだ。
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Kelsey Gallagher 記者による記事「Canada Is Arming the World’s Bullies」。
GACという組織の報告によると、昨2023年にカナダは21億4300万カナダドルの武器を、合衆国以外の外国へ輸出している。
ちなみにカナダ政府は、対米武器輸出に関しては、何の規制もかけていないし、また、何の公式報告もしない。
「フリーダム・ハウス」という団体によると、2023にカナダから非米地域へ輸出された武器のうち半分近くの10億400万カナダドル分は、サウジアラビアやUAE、カタールといった、民主主義からは程遠い政府が買い手である。
同団体は、外国の自由度を三段階に分類している。クウェート、タイ、モロッコを筆頭とする「部分的に自由な国」に、昨年カナダは武器を15億4400万カナダドル、輸出した。
サウジは「全く自由ではない国」に分類される。そこには9億460万カナダドル分の武器を輸出した。
過去十年ちかく、連続して、サウジがカナダ製兵器の筆頭輸出相手国である。
主力商品はLAVだ。ジェネラル・ダイナミクス社の陸戦兵器部門のカナダ工場製。