犯人は、トランプのジャケットは防弾素材であるはずだと信じて、ヘッドショットにこだわったのか?

 James Powel 記者による記事「What to know about the AR-15, the style of gun used in Trump assassination attempt」。
   トマス・クルックが150mの狙撃に用いたライフルは「AR-15」、もしくはその類似品であった。
 セミオートマチック。

 米国は2004年(共和党のブッシュ子政権時代)に、アサルトライフル型の小銃の市販を、セミオート限定で解禁した。このおかげでアーマライト社は「AR-15」を売りまくり、大儲けができた。

 『ワシントンポスト』によれば、2023年時点で、米国の成人20人の1人が「AR-15」を保有しているそうだ。そして同紙によれば、全米の銃乱射事件17件のうち10件で、「AR-15」が使用された。

 「AR-15」を使えば、普通の射手が、500m先の自動車に命中させることは、じゅうぶんに可能。

 ※犯人が「8発射った」という初期情報があった。それを聞いて、犯人は「.30-06」を8発射てる「M-1ガーランド」小銃の銃身切り詰め型でも用いたかと思った米国人は、すくなくなかったはずだ。ところがじっさいには犯人は、遠距離狙撃向きの実包からまず選ぶという思考回路をもっていなかった。一生一度のパフォーマンスのために、軽量弾を使う「AR-15」を躊躇なく選んでいる「アマチュア性」は、逆にシークレットサービスらの、意表を衝いたのではなかろうか。

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 自衛隊体育学校は、「プッシュバイク」競技のルール策定につき、ベトナム軍との合同研究を始めるべきだ。

  こんなに人手が足りない時代に、自転車無しで、陸自に何ができるっていうんだ?

 『江戸風俗図説 第六巻 江戸物価事典』(S57刊)によると、東海道の登り坂で人足に担がせる荷物は5貫目=18.75kgまでだった。「本馬」でも36貫=135kgしか積載させなかった。

 今の陸自隊員が江戸時代の人足よりタフだとは、私は考えない。

 ベトナム軍式プッシュバイクなら、1人で200kgをやすやすと運送し、しかも飼葉も水も世話も要らない。

 自転車の全面導入は、日本国防史の必然だと思う。

 その暁には、オリンピックの各種自転車競技にも「本職=自衛官」を名乗る選手が、常連のようにして送り出されるようになるだろう。それは若い新隊員の募集面でも大きなプラスになる。

 体育学校は、さらに視野を広く持たなければいけない。プッシュバイクも「スポーツ化」できるのである。またそれが、とても望ましいことなのだ。

 道東で今も開催されている「輓曳競馬」は、ざんねんながら、見ている者を不安にさせてしまう。現代人の価値観から、甚だ乖離した競技である。
 しかし「プッシュバイク競走」に、不快感を感ずる現代人はいないと思う。
 わが国発の「Keirin」が国際競技に昇格したように、プッシュバイク競走も国際競技化されると、私はここで予言しておく。

 そのイニシアチブを、体育学校が執れ。秘密主義のベトナム軍には、それはできない企てだから。

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 「Railway Gazette International」の2024-7-13記事「Finnish EMUs to have propane-based HVAC units」。
   鉄道の客車用の冷房システムに、「プロパン」系の媒体を使えば、地球温暖化に加担する程度が激減するというので、その製品が開発された。

 ※フィンランドの列車にクーラーが必要なのか。冷蔵庫用?

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 「indomilter」の2024-7-14記事「Bentuk Pakta Pertahanan dengan Jepang, Filipina Ingin Dapatkan Sistem Rudal Hanud Toshiba Type 81」。
   どうも陸自が使っていた「81式短SAM」と「改良型ホーク」を、フィリピン軍に格安で売却する相談が進んでいるらしい。
 小野寺五典元防衛大臣がインタビューで認めたという。

 ※東芝製の短SAMはともかく、ホークは米国開発のライセンス生産品だから、第三者への移転には米政府と米議会の承認が必要で、ものすごく面倒な話じゃなかろうか。それと、短SAM改の頭部には、超小型のフェイズドアレイレーダーが載っているはず。その秘密保持に目途がついたのか。

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 Daily Sabah 記者による2024-6-26記事「Turkiye’s new combat drone reaches highest altitude so far」。
   トルコ国内で改良中の「バイラクタル TB3」が、飛行試験中に1万1000mまで上昇した。
 エンジンはトルコのTEI社製の「PD-170」である。

 ちなみにトルコの国産の双発プロペラ機である「バイラクタル・アキンジー」は、1万3700mの高度記録をすでに作っている。

 「TB-2」を折り畳み翼化した「TB-3」は昨年末、連続32時間の滞空ができることを、実証している。

 ※とは言いながら、一方でバイカル社は、ウクライナ製の良いエンジンをライセンス生産したいと考えていて、その交渉を進めている。つまりPD-170ではダメなのだ。だが輸出商売にさしつかえるから、そんなネガティヴな話は広報しない。

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 「Militarnyi」の2024-7-14記事「Ukraine Tests Bullet Jet Drone for Intercepting Enemy Air Targets」。
    ウクライナのメーカーが「Bullet」という名称の、空中衝突型のミニ・ジェット・ドローンを開発した。
 これが相手とするのは、露軍の固定翼偵察ドローンや、ロイタリングミュニションや、有人ヘリコプターである。インターセプター・ドローンだ。

 離陸は舗装滑走路からする。自動で着陸させて回収することも可能だ。ビデオが公開されたテスト飛行では、130km/時の速力を出している。これだと「空対空」用途には物足りない。しかしまちがいなく設計者は、その数倍の最高速力を狙って製作しているはずだ。

 「Bullet」の製作単価は、米ドルにして1万4000ドル。その価格の中に、地上管制局と、飛翔体×5機が、含まれているという。