この倉庫フロア部分は、トラックで運ぶ「20フィーター・コンテナ」を多数、楽々と置き並べられるような広々空間にし、しかも3~4フロアに重層化するのがよい。ビル全体は地上8階建てくらいになる。
ふだんは、何の物資も、上層の倉庫エリアへ蓄積しておく必要はない。
何にも使われていない多層のスペースやコンテナ容積が、そっくり、ユーティリティだからだ。
転勤シーズンが近づいたなら、転出予定世帯は、ひとつのコンテナ内にすこしずつ、家財道具を移し入れる作業を、ちまちまと進める。
かたや、そのアパートに転入してくる予定の世帯も、やはりすこしずつ、物品を先行発送しては、じぶん用に確保されているコンテナ内に、引越し荷物を暫時、放り込んでおくようにする。「レンタ・ロッカー」みたいなものだ。
このようにすることで、引越し作業はとても気楽になる。合理化もされるだろう。家族の気苦労は著減するはずだ。
すなわち、転出者は、引越しの当日に、すっかりパッキングのできたコンテナをトラックで運び出してもらうだけ。
転入者世帯も、ギリギリ最後まで残した家具等のみを、入居の当日に2トントラックで運んでくるだけでよくなるだろう。
広々とした上層倉庫階が、物流のアコーディオン現象を緩和するバッファーになるわけだ。
米軍基地ではふつうになされている行為だが、転出者家族が、不要家具や、ときには私有車を残置して、新来の転入者家族に使ってもらうという「譲与物品」類の一時的な溜め場としても、高層階倉庫部分は、役立てることができるだろう。
「防災拠点アパート」を標榜する以上、この上層階の倉庫スペースと地上とは、フォークリフトが自走して行き来ができるような「つづらおり通路」で結びつけるべきだ。
居住区画(1階~3階)にもどこにもエレベーターは設けない。エレベーターは広域激甚災害時には頼りにできないからだ。
屋上はヘリポート構造とし、大水害発生時には、そこに物資を届けてもらう。
念のため、小型のデリッククレーンのような装置を屋上に据えてもいいだろう。ワイヤーで屋上から物資を吊り下げたり、ぎゃくに地上から吊り上げたりができるように。その動力は、電池か、発動発電機とする。
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Sumantra Maitra 記者による2024-7-18記事「J.D. Vance: Foreign Policy Realist」。
レーガン時代に立ち上がった「国際共和党協会」は、米共和党内の国際派のあつまりだが、その重鎮、ミッチ・マッコネルが語った。JDヴァンスを輩出したオハイオ州の大先輩であるロバート・A・タフトを思い出そう、と。
※このタフト氏は、大統領のウィリアム・ハワード・タフトの実の息子。1889年生~1953年没。オハイオ州から連邦上院に送り込まれて53年に上院の多数党(共和党)院内総務に登りつめた。しかし大統領となる野望は潰えている。孤立主義者で、ニュルンベルク裁判は刑法の遡及適用で不適切だとも批判。
誤解するな。ヴァンスは、孤立主義者ではない。
孤立主義にはちゃんとした定義がある。それは19世紀の英国の政策に始る。
ヴァンスはそれにあてはまらない。
ヴァンスはこれまで、ラ米からやってくるドラッグと密入国者の対策に米軍を投入するべきだと何度も主張している。
ヴァンスの認識は公言されている。米国の未来は東アジアにある。今後40年はそこにフォーカスする。タダ乗り欧州野郎のために米国の軍事資産を割いてはいけない。ウクライナ国境の心配は欧州にさせろ。米国の足元で、ガラ空きのメキシコ国境から麻薬と犯罪移民が入り放題ではないか。そっちをまず防衛しろ。
フィナンシャルタイムズへの意見寄稿でも、ヴァンスは明快に強調している。西欧諸国は欧州を自力で防衛できるカネも生産力も技術もあるのに、その責任をまったくアメリカに負わせてきた。過去、数十年もそうやっている。それはもう許せない。
ロバート・タフトは、自分自身では「孤立主義ではない」と説明をしている。米国は「永久同盟」をどの外国とも結ぶべきではない、それは避けるべきなんだ、というのが彼の本意である――と。
外国同士の揉め事に「恒常介入」するのも下手な大戦略だ、とロバート・タフトは言っている。
米国の自由にとってヴァイタルな案件だと米国が判断したときだけ、軍事干与するべきだと。
※1940のスパイクマンの地政学を「メタレヴェル」とすると、このロバート・タフトやトランプやヴァンスの条件付き孤立主義は「一階層下」の認知状態で、その天井から首を突き出して空間と時間を眺めることはできないようである。彼らはスパイクマンより後の世代なのに、スパイクマンが普通の言葉で説明してくれたことが頭に入らないのだ。不思議千万也。しかしこういう想像は可能か。その認知力の謎めいた不自由さゆえに、彼らはいつも英国やイスラエルに利用されてしまうんだと。
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2024-7-18記事「Poland is investigating the presence of Polish components on Shahed drones」。
ポズナニにあるポーランドのメーカーが燃料ポンプをイランの「モトルサザン」社へ密輸出し、それが「シャヘド」自爆機に搭載されている疑いが浮上して、ポーランド警察が捜査中。
※ジャレド・ダイアモンドが『昨日までの世界』の中で宗教の信徒についてこう説明している。そんなことあるわけねえだろといいたくなるようなトンデモ教義を、文字通りに心の底から信じること。それが、仲間を裏切らぬ信徒のたしかな証しになるのである、と。たとえばカトリック教会であるならば、マリアの処女懐胎や処刑後のイエスの蘇りを、新訳の福音書の文字通りに信じぬ者は、断じて信徒ではない。そんな手合いは、いつ、教会を裏切って他宗の手先になるかも知れん危険分子だから、早々に排除して集団の安全が保てるというわけだ。その段で行けば、J・D・ヴァンスはトランプ教の信者として100%合格の太鼓判が押された、認定資格者なのだと呑み込める。トランプはあくまで無謬なのであり、嘘八百を広めているのは敵陣営とマスメディアなのだ。そういうことを、恥も良心の咎めも感ぜずに、大聴衆の前で幾度でも演説ができないようでは、トランプ政権の要職にはありつけないのだ。
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Caitlyn Burchett 記者による2024-記事「Damaged steam turbine contributes to Stennis overhaul delays, Navy officials say」。
ニミッツ級原子力空母の『ステニス』と『GW』の修理が遅れに遅れている。どちらも、スチーム・タービンの故障が連続している。
核空母といえども、8基のスチームタービンをフル稼働させないと、電力を生み出せないし、飛行機を飛ばす蒸気カタパルトもフル回転しなくなってしまう。
※しかも機械室が水線下の底に近いデッキにあるから、部品交換のためには上層の多重デッキか側面の多重防弾鋼鈑をパッカリと外さなければならぬ。それだけでも半年や1年はドライドックを占有し続ける。人手不足で造船所があっぷあっぷしているときに、これは持続可能かという話。
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Daniel Kane 記者による2024-7-18記事「Diatom surprise could rewrite the global carbon cycle」。
海の中の珪藻類。従来、珪藻がカーボンをキャッチするのは光合成反応だけだと思われていた。
新発見があった。
ある種の珪藻は、光合成とは別の反応サイクルで、海の中から炭素を捕獲してバイオマスに変えている。
この発見により、地球温暖化の予測計算をまたやりなおさなくてはならなくなった。
※このタイプの珪藻を人工的に増やして生簀から回収したら、海の中から「薪燃料」が得られるようになるかもしれないわけだ。それをいくら燃やしてもカーボン・ニュートラル。森林伐採の必要はもうなくなる。最高か?