火曜日、ゼレンスキーは、国軍の参謀次長 Rostyslav Shurma を罷免した。

 ロイターによれば、副首相 Olha Stefanishyna も免職された。

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 Christopher Bing and Katie Paul 記者による2024-9-3記事「US voters targeted by Chinese influence online, researchers say」。
    中共のSNS工作部隊が、米国内の有権者になりすまして、11月5日の大統領選挙の投票結果を左右しようと奔命中である。

 スパムとプロパガンダを織り交ぜるので「スパモフラージュ」などと呼ばれることもある。
 米国でこの活動が始ったのは2017年。今日では50以上の投稿型ウェブサイト上で、数千のアカウントを駆使するまでに巨大化した。

 中共発のスパモフラージュは、米国の共和党にも民主党にも肩入れをしない。米社会と米政府に人々の最大の批判が向くようにけしかけている。

 大統領やその候補者の報道動画を変造したようなものは、各プラットフォームでも、削除やアカウント停止などの措置を自主的に講じている。大衆に与える影響が大きく、しかも悪質なので。

 ※雑報によると、ミル28NMがクルスクで活躍中というロシアの広報が怪しいので写真の中のレンズの反射を手がかりに場所を特定したら、そこはドネツクの村であることが分かったという。

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 Joseph Trevithick 記者による2024-9-3記事「Aerial Refueling Boom Pods That Could Go On F-15s In The Works」。
    米空軍は2つの企業に対して「バディ・ストアー」と称する、後付けポッドに一式まとめられた空中給油システムの開発を発注する。

 このポッドは、コバンザメのように、既存の軍用機や民用機の腹に貼り付けられる。たとえば旧式のF-15戦闘機にこのポッドをとりつければ、たちまちにして、米空軍の新鋭の戦術航空機に対する、高性能な空中給油機として、第一線に貢献ができるようになるのである。

 海軍機の場合、空中でホースを長く延ばす給油システムで、艦上戦闘機の「バディ給油」ができるポッドも早くからできていた。それに対して空軍機は、短いブームを斜め下に伸ばす方式。こちらのタイプは後付けポッド開発が容易ではなく、しかも大型機でなくては効率も悪いと考えられて、いままでは、顧みられていなかった。

 ※これは正しい方向だ。ブーム式の大型の空中給油機は、給油効率は良いかもしれないが、いまや超射程AAMを中共軍も手にするようになっており、被弾のリスクがまったく無視できなくなった。あまりに高額で数も少ないため、数機がやられただけでも、南シナ海での航空作戦計画が破綻しかねない。そのような可能性を放置しておいては、敵が元気づいてしまうから、その芽を摘む。これを『孫子』の言葉で「伐謀」と言う。

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 Harry Valentine 記者による2024-9-2記事「Re-evaluating Gas Turbine Engines for Future Maritime Propulsion」。
    商船用の「ガスタービンエンジン」が、すこぶるエコな新世代の主機として、登場する可能性が出てきたという。
 旧来のガスタービンは、最高温度で最大回転速度に達すると、出力が最大になると同時に燃費効率もいちばん高くなる。つまり低回転だと効率が悪くて燃料の損だし、さりとて高回転にすれば、燃費の数値はよくても燃料は馬鹿みたいに消費されてしまう。とても商船用には向かないキャラクターのエンジンだ。

 旧来のガスタービンエンジンで、1軸のスクリューシャフトを、全速の25%で回転させようとすると、エンジンのエネルギー変換効率は、全速時の半分に低下してしまうのだ。

 そこで、「外燃機関」でありながら「クローズドサイクル」でもある新種のガスタービンが、構想されている。
 「クローズド」の意味は、同じガスが、圧縮段とタービンを、なんどもぐるぐると回って、いつまでも「排気」されないから。

 この新基軸のメリットは、最大出力の25%でトロトロと回していても、良好な燃費効率を期待できるのだという。つまり商船向きである。

 ただしハードルがある。外燃機関だから、熱交換をせねばならぬ。超高熱に耐えてくれる素材が求められる。それ次第で、効率も最大出力も左右される。

 提案されている新エンジンは、圧縮段が2つにタービンが3つ、燃焼室が2つ、熱交換器も2つから成る。

 ※10年間、メンテナンスを重ねつつ乗用し続けてきたスチール製のママチャリが、さいきん「重い」と感じられるようになってしまったので、思い切って総アルミ製の26インチに買い換えたら、あまりの違いに驚嘆の日々。デザインは堺市の「サカモトテクノ」。軽さを欲して敢えてシングルスピードを選んだところ、これもまた大正解であった。「新車」は、前カゴあり、後部荷台もあり。この前駕籠に買出し物資を載せた状態で漕ぎ出すときの軽快感は、身体が予期に相違してバランスを崩しそうになるほどである。またヘッドライトが進化しているのにも感心。意図的に下方へも光を分割して、前輪のハブからリムまでビカビカに照り輝かせる設計なのだ。これによって、自動車ドライバーからの視認性は十全である。荷台には、百均店で調達した「Wフックロープ×2本入り」を巻きつけておく。12ロール入りのトイレットペーパーを買ったときに、一挙動で確実に固縛できるのだ。あと、百均の猫鈴も、どこかに吊るしておけば、前方の歩行者が接近を耳で察してくれる。

 ※「吊り上げ式」の駐車場が、水害対策として、これから、考えられるのではないか? 駐車場に鉄塔を立て、鉄塔頂部から放射状アーム。そのアームからワイヤーを垂らして、1台ずつ、車両を簀の子に載せて、吊り上げてしまう。二輪車だったら、ちょくせつフックで懸ける方式も可能だよね。駐車密度も上げられるからそれでペイするし、車両盗難だって、防げるんじゃないか?