USスチールの近代化に期待できないなら、オーストラリア西部のピルバラ山塊に巨大一貫工場群をぶっ建てた方が、未来の自由世界の安全強化につながるだろう。

 というのは、これから人口と経済ののびしろが莫大らしいアフリカ市場にとても近い。何兆円ものカネを動かすなら夢も大きい方が面白い。ゼロから最新工場をつくればいい。

 豪州西岸なら、砂漠みたいな土地が余っているだろうし。

 豪州には、あとひとつかふたつの「海軍工廠」も必要になるはずで、そこへも資材をサクッと供給できよう。

 スエズ運河はこれから完全閉塞されそうだから、豪州のどこかに大きな寄港地ができてくれることを、世界の商船業界も望んでいる筈。

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 Howard Altman, Joseph Trevithick 記者による2024-9-5記事「The Story Of Sailors Secretly Installing Starlink On Their Littoral Combat Ship Is Truly Bonkers」。
    2023年に西太平洋に配備されていたLCSの『USS マンチェスター』に乗っていた古手の兵曹たち(ただし2交替組のゴールド・クルーの一派)が、こっそりと私的にスターリンクのアンテナを艦橋に取り付けて、映画のストリーミングを観ていたことがバレた。艦長はまったくあずかり知らないでいた。

 スターリンクのアンテナは受信だけでなくインターネットの送信もするから、ESMを備えた敵軍がこのLCSの位置を探知できてしまう状態であった。

 兵曹たちは申し合わせて醵金し、スターリンクの契約をして、そのアンテナを「0-5 ウェザーデッキ」〔おそらく艦橋のどこかにある庇状の構造体の上面部〕に固定した。そこは下から見上げても直視はできないエリアであった。
 取付け工事をしたのは、仲間の最古参の女性兵曹で、経営学修士号を有していた。この女は今年、軍法会議にかけられている。

 こんなことをされてはLCSのエミッション・コントロールは無いもどうぜんだし、場合によっては艦内のスパイが敵に機微情報を通牒できてしまうわけである。

 またその私的ネット回線を通じてマルウェアが届けられ、それが艦内に蔓延してしまう恐れもゼロではない。

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 Boyko Nikolov 記者による2024-9-6記事「Ukraine adopts ground drones for evacuating wounded soldiers」。
  ウクライナ軍は、負傷兵の後送に、無人装軌車を実用し始めた。

 このUGVは、「FOXTAC」という国産品である。
 車高はたったの40cmしかない。

 通常、無線リモコンは700m内でするが、電波を10km届かせることも不可能ではない。
 有線リモコンのオプションもあり。
 また、車両は自車の「軌跡」を記憶しているので、敵のEWのせいで無線リモコンが切れたとしても、患者後送作業は続行される。

 2023年夏の激戦では、連日、400~500人の負傷兵が発生した。

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 ストラテジーペイジの2024-9-6記事。
   今、最も多数のロシア兵を殺しているタイプのFPVドローンの1機のコストは、500ドルくらいである。

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 Paige Oamek 記者による2024-9-6記事「Unsealed FBI Doc Exposes Terrifying Depth of Russian Disinfo Scheme」。
   水曜日に米司法省は、2024大統領選を偽情報によって左右するべくロシアが開設していた32のインターネット・ドメインを押さえたことを発表した。

 ロシアの工作名は「ドッペルゲンガー」。
 AIでどんどんフェイクニュースを濫造させる。そして、トランプを当選させる。

 ロシアはそのプロパガンダを拡散させるために2800以上の「インフルエンサー」のリストを持っており、それも司法省は公開した。その「五分の一」は合衆国内に住所がある。

 ロシアからの観察では、米国内の右翼運動のカギは、ゲーマーとチャット利用者どもなので、それをターゲットにしなくてはならない。