9月7日、ベラルーシからラトヴィアに無人機が越境して墜落した。場所は国境から50マイルの「Rezekne」市郊外。機体は「シャヘド136」系統であった。

 Malte Humpert 記者による2024-9-8記事「In Desperate Move Russia Sends First-Ever Conventional LNG Carrier Through Arctic」。
   ロシアのLNG生産企業ノヴァテク社は、西側制裁のおかげで砕氷船仕様のLNGタンカーが傭船できないものだから、非砕氷船仕様のLNGタンカーを北極海航路へ送り出した模様。

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 Defense Express の2024-8-9記事「Ukraine Launches Domestic Production of F-1, RGD-5 Hand Grenades, the Ordnance’s Already in Use With the Army」。
   ウクライナ国内の工場で、「F-1」手榴弾と「RGD-5」手榴弾の内製が始っている。

 F-1は、もう100年近く前のロシア軍のデザイン。しかし実用性はあるという。

 「F-1」は1915年の設計。赤軍は1928年に採用した。破片が多く、したがって、防禦用。すぐに物陰に伏せないと、投げた人間が危ない。
 これ自体は英軍のミルズ手榴弾からインスパイアされているが、「F-1」もまた米軍の「Mk2」パイナップル手榴弾に影響を与えたのだという。

 「RGD-5」はソ連軍が1953年に採用した、軽量でつるつるの、攻撃型手榴弾である。破片が飛ぶ範囲を抑制してある。

 ここで人々は疑問に思うはず。なぜ、ソ連末期の「RGN」および「RGO」手榴弾のほうを生産しないのかと。
 この2種類の手榴弾は信管が進歩していて、時限の他に、着発でも起爆させられるのだ。

 理由は、要するに、兵隊が慣れていてあらためて教育する必要がないことや、部品が手に入りやすいことの方が、重視されたのである。

 ※あと、ドローンから投下するときの設備設計ね。重量や発火方式が変わると、すべてやりなおしになってしまう。今までの実戦ノウハウの蓄積がパーになる。

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 AFPの2024-9-8記事「Drought sinks longest Polish river to record-low level」。
   ポーランド国内を流れる最長の河川は「Vistula」川である。1000km以上。バルト海に注ぐ。
 この水位が、統計史上、最低にまで減り、さらに下がるかも……。同地では、モロッコなどとは逆に、旱魃なのだ。

 ワルシャワ市のある測定点では、水位は25cmしかなかった。2015年には26センチという記録がある。それを破った。

 傾向として、2015年いらい、ずっと旱魃なのだという。これからもっと酷くなるだろう。

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 Konstantin Toropin 記者による2024-9-6記事「Amphibious Ship Suffers Breakdown, Marking at Least Third Navy Mechanical Issue This Year」。
   『USS イヲージマ』の調子がよくない。木曜日にまたノーフォーク軍港に戻ってきた。推進系ではない部分――水圧系かもしれないし発電機かもしれないし給水設備かもしれない――で機械故障があったと公表されている。

 3月には『ワスプ』も、出航してすぐに引き返してきたが、こっちの故障はスクリューの軸であった由。
 4月には『ボクサー』が、舵の不具合を理由に10日で港に戻ってきた。

 ※大金をかけ何年も費やして改装工事した強襲揚陸艦だが、艦齢30年以上で土台がガタガタなのか、それとも近年の米国造船所に人がいなくなっているせいなのか、ちっとも戦列を満たしてくれない。これなら、昨日紹介した「HIGH BULK 40E」型のような、8ヵ月で1隻新造できる安価な大型貨物船の方が、来たる対支戦ではずいぶん役に立ってくれるだろう。この型、動かすだけなら船員24人で足りてしまう。そしてなんといってもデッキ上の自前のクレーン1基で30トンをやすやすと持ち上げてしまえる。それが4基もついている。水陸両用兵員輸送装甲車の「AAV7」は自重26トン+貨物4トンだ。これを1度に4両ずつ、泛水させられるわけだよ。現代の二重船底の貨物船は、万一中共の対艦ミサイルが命中しても、沈みはしない。これでリスク分散を極大化し得るはずだ。