《航空燃料全国スポット給油サービス会社》があってもいいはず。

 なにも空中給油サービスだけに限定する必要はない。
 STOL性のある中型の民航貨物機内に「油槽」を固縛し、短い滑走路に着陸して、燃料を必要とする旅客機のために燃料を売ってやるだけでも、商売になるだろう。

 航空燃料が手配できないためにインバウンドを呼び込めないというネックに頭をかかえている需要家は、割高でもいいから緊急に燃料が欲しいと切望している。そこへ空から「燃料配達機」がやってくる。日本の最北端から最南端まで、1社で面倒をみられる。

 こういうSTOL輸送機は、いざというとき、離島からの住民エバキュエーションにも使える。そんな用途を予約させることと見返りに、政府は一定の補助金を毎年、出してやる。これで、会社の経営基盤は堅くなる。

 「油槽」は、チヌークのようなバートル型輸送ヘリコプターの機内にも設置できる。その場合は、現地に飛行場など皆無でもかまわないわけである。

 ヘリコプターによる臨時給油サービスの場合、「輸槽」まるごとを、地上に置き去りにして、すぐに飛び去ってもいいわけ。荒天の合間を縫う日には、これが便利。

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 Defense Express の2024-9-15記事「325 km/h: While Ukraine Breaks New Speed Record For Armed FPV Drone, Let’s Take a Look at the World’s Fastest」。
    ウクライナ国内のFPVドローンのワークショップである「ワイルド・ホーネッツ」社が、3Dプリンターで試作したクォッドコプターを、垂直に離陸させてから上空で横に寝かせて加速させ、水平スピード325km/時を記録した。
 証拠の動画が14日にSNSに投稿された。

 すでにクォッドコプターは、露軍の無人偵察機や、有人ヘリコプターに空中で衝突させて撃墜する用途に活躍中だが、この製品もいずれはそうした兵器のひとつになるかもしれない。

 ワイルドホーネッツは、前にもスピード記録を誇示しており、そのときは、時速260kmであった。

 露軍の固定翼無人偵察機「オルラン-10」は、巡航速度が110km/時で、最大速度が150km/時である。ワイルドホーネッツの製品は、「オルラン-10」の局地インターセプターとして好適だ。

 じつは、マルチコプターの構造でありながら機体全体をロケット形にして空気抵抗を減らし、横に寝かせて水平速度記録を狙った試みは、8年くらい前から世界各地にある。そして2024-9には南アフリカの「Luke and Mike Bell」が時速480kmを記録したという。

 ※2022-10に徳間書店さんからリリースした拙著の140ページで私は「Quadmovr」についてご紹介した。その時点で200km/時が達成できており、私はやがてこのスタイルがATGMを価格破壊すると予言した。それから2年も経つのだが、未だATGMを代置できるほどの重さの製品はどのメーカーからも発表されていない。本製品も、自重はQUADMOVRと近似の、超軽量型と見える。ということは、どうも、このスタイルで弾頭をちょっと重くすると、俄然、ハードルが高くなり、老舗の武器メーカーすら、開発を中途で断念してしまうのだと疑えるだろう。しかし記事にもあるように「SAM」の下位装備だと考えるならば、無炸填/微量炸薬の「衝突体」にも目がある。たとえば、電池式モーターに加えて、上昇時に「圧搾空気」でローターを回すしくみとしたら? ボンベは上昇し切った時点で投棄してしまい、あとは電力で水平飛行を持続するのだ。これなら、歩兵が敵UAVやAH(有人)を逐い払う道具にできるだろう。

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 Olena Harmash 記者による2024-9-16記事「Polish minister, visiting Kyiv, calls for end to benefits for Ukrainian men in Europe」。
    ポーランドのシコルスキー外相がキーウを訪れて、提言した。
 徴兵適齢なのにウクライナ国外に逃げているような奴らに西欧各国は便益を恵むべきではない、と。

 2024-1時点で410万人ものウクライナ国民が、EU圏内に逃散している。その22%は成人男子である。ふざけた話だ。

 外相いわく。ホスト諸国は、そんな徴兵逃れのクズどもに社会保障費を付けてやる必要はありませんよ。
 《国民の国防の義務》を果たさぬ不埒漢に、経済的インセンティヴを与えたら、西欧は滅亡する。

 徴兵逃れの脱走者に人権はない。したがって給付金などありえない。ポーランドではそう考えている。

 ウクライナ外相もいわく。EU諸国は、逃亡ウクライナ人をウクライナに送還するプログラムを早く作って欲しい。