なにしろ土地はありあまっているんだから、のびのびと企画したらいい。
マンモス狩りの槍投げ&石落とし体験(もちろんロボット使用)。
吹き矢でジャングル内サバイバルする体験(もちろん擬似)。
動物の着ぐるみを着て、罠にかかる体験(もちろんフェイク)。
レーザー猟銃でホログラム野獣を撃ちまくるトロッコ・ツアーや、ジップライン・ツアー……などなど。
人々に遊んでもらいながら、リアルの狩猟術や法令にも関心を高めてもらい、教育・啓蒙の社会効用をも期待する。
こんなコンセプトなら、客を飽きさせることがない。オールシーズン、幾度でも訪れよう、という気にさせるじゃないか?
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Stephen Farrell, Sharique Nasim, Seham Eloraby, Joe Bavier, Zoe Law, Vanessa Balintec, Deborah Kyvrikosaios, Rupam Jain and Kylie Maclellan 記者による2024-記事「Attacks in Lebanon: First pagers, now walkie-talkies」。
レバノン国内で、こんどは日本製のトランシーバーが同時一斉に爆発。水曜日に。ヒズボラの14人が死に、450人が負傷。
火曜日に、ページャーが3000台、一斉爆発したのに続く、イスラエルの反撃だ。
トランシーバー爆発が報告された場所は、ベイルート郊外(レバノン南部)と、ベカー高原に、集中しているという。
ロイターは、「メイド・イン・ジャパン」および「ICOM」というラベルが内側に貼られた、ウォーキートーキーの、爆発後の残骸写真を、報道している。
このトランシーバーをヒズボラは5ヵ月前にまとめ買いしたという。それと、ページャー(ポケベル)の大量購入は、ほぼ同時期であったという。
ページャーは、かつて海外では「ビーパー」とも通称された。「ビー」という音を鳴らして、メッセージがあることを知らせるデバイスだったので。
携帯電話の大普及後も、救急隊員とか、ヘルスケア関係者の世界では、ページャーが重宝され続けてきた。殊に、その電池が長持ちし、いつまでもバッテリー切れの心配が無いところは、卓絶した長所であった。
巨大病院の医師と看護師に持たせておくのにも、ページャーは最適だ。というのは、大病院では、厖大な人数の職員に対して、同時一斉に緊急メッセージを送信し、その返信は要求しないという「放送」を、ページャーを使って静かに確実にできることが、この上なくありがたいわけ。もちろん、特定少数の人に、「すぐに某地点へ行け」と指図するときも、ページャーを使えば手際がよく、確実である。
※余談だが「page」という名詞はこの場合、頁ではなく、「案内人」のこと。たとえば薄暗い大劇場内の指定座席がどこにあるか、客の先に立って案内をしてくれる人。髪型の「ページ・ボーイ・カット」とか、「ジミー・ペイジ」の姓も。もともとは王宮の小姓から発した職称なのだろうと想像す。
爆発したページャーは、ブランドは台湾の新北市にある会社「Gold Apollo」だが、同社はライセンスを売っただけで部品を製造していないという。ライセンスは、ブダペストに本社がある「ABC」というハンガリーのメーカーに供与したそうだ。
このたび爆発したのは日本のアイコム社の「IC-V82」というトランシーバーらしい。ただし、当該製品は2014年に生産を終了しているという。
※想像するに、イスラエルの海外工作機関がそれを集めて細工をし、バッタ屋を経由してヒズボラに格安で卸してやったのか?
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Deborah Haynes 記者による2024-9-18記事「Exploding pagers: How Israel is suspected of using technology against its enemies」。
一専門家いわく。ページャーの中に仕込める爆薬の量は、1オンス(=28.35グラム)~2オンスだろう。
※それは多すぎるでしょう。手榴弾並だよ、そんなの。動画の爆発は、そんなにデカくない。数グラムじゃないのか?
1972年、パリ市内で、PLOの代表であったマームード・ハムシャリが、電話機に仕込まれた爆薬の遠隔操作起爆によって、殺されている。
※有線電話の受話器内に爆薬を仕込んでおいて、相手が電話に出て話している間に特殊信号音を送って起爆させるという映画の表現があったはず。残念なことに、それを最初に映像化したのは何というタイトルで何年のことか、わからぬ也。おそらく、1972年よりは後の作品だと思う。
1996年に、ハマスの爆弾細工人 Yahya Ayyash が、携帯電話の爆発によって死亡している。つまりイスラエルにとって、こうしたデジタルリモコン爆殺方法は、目新しくない。
2000年には、ファタハの活動家、サミー・マラビが、カランディア難民キャンプ内にて、交話中の携帯電話機が爆発して、頭を吹き飛ばされて死んだ。
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Avi Cohen 記者による2024-9-18記事「Former IDF chief of staff, defense minister was target in terrorist plot」。
水曜日にイスラエル警察発表。2023年9月に、イラン製のクレイモア爆薬が爆発。場所はテルアビブ市内のヤルコン公園。前のIDF参謀総長にして国防大臣であったモシェ・ヤーロンを狙ったと考えられる――と。
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2024-9-18記事「Register of electronic military summons launched in test mode in Russia」。
ロシアでは「招集令状」を電子化する試みがスタートした。本格実施は11月1日だが、それに先行して。
充員招集の年齢上限はすでに30歳となっている。電子赤紙を送られた者は、慌ててロシアから出国しようとしても、空港で自動的に弾かれて捕まる。