「無バス」の高校通学難区に対しては、原付免許に特例のサブカテゴリーを設けて、低馬力ATVによる通学を許認するべきである。

 まずは北海道からこの制度を試験的に導入するとよい。
 旭川市ではついに、地元のバス会社のドライバーが老年退職で半減したことにより、高校の通学バス路線が維持できなくなった。

 あの土地の拡がりと冬季の凍結路面、除雪前の積雪のことを考えると、普通の2輪の原付バイクではまるで非実用的で、問題外だ。しかし3輪のATVや4輪のATVならば、その状況でも自力通学が可能な生徒が、一定数いると考えられる。だったらそれは救済になるだろう。

 大馬力のモノではマズいが、125cc.相当の性能なら、特例として認めてよいのではないか。

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 David Choi 記者による2024-9-27記事「Intelligence branch warns lawmakers of potential North Korean nuke test after US election」。
   韓国の情報部は、同国の国会議員に対して、北鮮は米大統領選挙の直後に核実験する可能性があると話した。

 また、北鮮は、短距離弾道弾のペイロードを、最近では、4.5トンまで増量しているという。

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 Joseph Trevithick 記者による2024-9-26記事「Third Marine XQ-58 Valkyrie Flight Test Uses Link 16 For Control」。
    ジェットエンジンでしかもステルス形状の無人機「XQ-58 ヴァルキリー」。
 米海兵隊は、このジェット無人機に「リンク16」の通信機能を持たせたなら何が可能になるか、すでに飛行テストを3回実施したと公表した。

 「リンク16」が確立できないと、たとえば米海兵隊所属のF-35有人戦闘機との合同作戦は難しい。

 「リンク16」が確立できれば、「ヴァルキリー」を単独で前進させて、ハイレベルなEWをさせることもたやすい。

 また、「ヴァルキリー」を、最前線の特攻自爆無人機と、はるか後方の地上リモコン係との、中間空域にロイタリングさせておき、双方向のデータ中継無線局として、活用することも、たやすくなるだろう。

 第3回目のテスト飛行は、フロリダ州エグリン空軍基地にて、9-20に実施されたという。
 エグリンは、2019年いらい、空軍が「XQ-58」(MQ-58)をテストするときの、中心的な拠点になっている。

 海兵隊は、「リンク16」によって、地上と空中の作戦一体化がめざましく容易になると言っている。

 ヴァルキリー(ワルキューレの英語圏呼称)のメーカーは、クラトス社である。

 F-35の3軍バージョンと、これから就役するB-21ステルス爆撃機は、MADLというデータリンクのソフトウェアを搭載する。F-22の空中データリンクだけ、ちょっと違うが、空軍は、ヴァルキリーがそのいずれのデータリンクにも入る実験をとっくに開始している。

 F-35も「リンク16」で送受信ができる機能は有している。しかし「リンク16」の電波には指向性が無いため、F-35からこれで送信すれば、遠くの敵のESMに察知されてしまい、ステルス機の意味がなくなる。

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 Joseph Trevithick 記者による2024-9-26記事「Was A Mini “Sword Bomb” Just Used To Strike A Car In Lebanon?
    ベイルート郊外で空からのミサイルに直撃された自動車の残骸写真が憶測を呼んでいる。「十字型」の切れ込み痕が、凹んだフロントウインドウにありありと残る。しかも車内には燃えたような跡が皆無。運転者は重傷を負って病院にかつぎこまれたそうだが、その後、死んだ可能性がある。

 これは、ヘルファイアの無炸填ギロチンブレード型「AGM-114R9X」のコンセプトを、さらに小型化したような、イスラエル製の新型暗殺ミサイルの初仕事ではないかという。

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 2024-9-27記事「Armed Forces of Ukraine eliminated invaders on a jet ski」。
    最前線のドニプロ河で、ジェットスキーに2人乗りして遊んでいた露軍の兵隊が、後方から接近してくるFPV自爆マルチコプターに気付かず、至近距離での爆発をくらって、投げ出される動画が、SNSに出た。ジェットスキーは浮力があるので、しばらくは沈没しない。生き残ったかに見えた1名も、別の自爆ドローンがやってきて、水面でトドメを刺されている。

 このドローンの名前がすごい。「Shuriken 10」というそうだ。十字手裏剣ではなく、ブレードが10インチなので「10」。

 ※2017年デビューのヘルファイアの無炸填型も「ニンジャ・ボム」と呼ばれていたっけな。

 露軍は2024-5に初めて、ジェットスキーをドニプロ流域に持ち込んだ。そして、クラスニコフスキイ島という中洲の味方陣地に物資を届ける業務に役立てていた。

 また、農業用の、40kgの荷物を15kmも運搬できる、特大のマルチコプターも、最近は補給用に飛ばしている。

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 2024-9-27記事「Talon DT-300 multifunctional drone tested in UK」。
   英国のロイヤルマリンズは、「タロン DT-300」多機能ドローンをテストした。「REMPUS 2024」軍事演習の一環として。

 このバートルヘリ型のツインローターVTOL機は、英国企業Rotronの製品だ。

 搭載力が大きく、いちどに12発もの81㎜迫撃砲弾を吊下して出撃できる。しかもその81㎜砲弾は、軍艦内で、3Dプリンターによって急遽、製造したものだという。

 「ジャヴェリン」のラーンチャーを吊下して、空中で発射するテストも、すでに成功している。

 この無人機の最大速力は80km/時しかないが、30kgの兵装を吊下して、45km航続できる。高度は6000mまで荷揚げできる。

 ※中共軍に関する英文記事で「zhou」と書いてある場合、それに該当しそうな文字としては、肘、帚、咒、昼、宙、胄、周、州、舟、洲……などがある。

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 Boyko Nikolov 記者による2024-9-23記事「Turkey phasing out S-400s while negotiating F-35 acquisition」。
    トルコはやっぱりF-35の方を選びたくなって、その障碍になっている「S-400」を、これから引退させるという。

 ※CBSの「60ミニッツ」によると、フィリピンが領有を主張し、国際司法裁判所もそれを支持するスプラトリーの特定岩礁を奪い取るために中共は251隻もの艦船で当該海面に圧力をかけているという。