アラスカの漁業が急速に縮小に向かっている。諸費用が高騰し、鮭はいなくなり、ロシア漁船はダンピングし、利潤が無くなったため。

 Guillaume Ptak 記者による2024-10-15記事「In the middle of war, Ukraine’s defense industry stages stunning rebound」。
    ヴァジニア州にある「アエロヴァイロメント」社は、ウクライナの1企業と合意した。ウクライナ国内で「スイッチブレード600」を量産する、と。

 ※豪州陸軍は「M1A1」×49両を退役させる。そのすべてはウクライナへ送られる。もちろんこうした移転には米政府と連邦議会の承認が必要で、それは既に済んでいるようだ。

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 Maya Gebeily, James Pearson and David Gauthier-Villars 記者による2024-10-16記事「How Israel’s bulky pager fooled Hezbollah」。
   爆発するページャー。
 その仕掛けがだんだんわかってきた。

 イスラエルの工作機関は、ページャー内部の電池に少量のプラスチック爆薬と起爆剤を入れた。金属部品は追加されておらず、したがってX線を当てて見てもそれとはわからなかった。

 中国製の市販品にそっくりのバッテリーパックの中には、リチウムイオンのセルが2つ。そのセルで、6グラムのプラスチック爆薬(=PETN)のシートと、それよりもずっと少量の、高燃焼性の起爆薬〔記事では詳説されていない。デトネーターの機能を果たしたという〕を、サンドウィッチした。

 35グラムのリチウム電池ならば、ほんらい、8.75ワットアワーの給電容量がある。しかしイスラエル工作機関がこしらえたものは、2.22ワットアワーの給電容量しかなかった。すなわち、差分の容量が、爆発毀害力に置き換わっていたのだ。

 ふつう爆弾の起爆装置は雷管で、それは金属部品だから、X線で見えてしまう。
 しかしこの電池爆弾の起爆メカには金属が使われていない。だからX線を当てても、不審には思われない。

 匿名の2人の爆弾専門家いわく。まず電池でスパークのようなものを生じさせ、それで起爆剤に点火し、それがPETNを轟爆させる仕組みだったのではないか、と。

 ※カーリットならば加熱だけでも轟爆現象に至るのではないか。ただし猛度が低いから、威力を最大化してやるために、爆速の高いPETNを主剤に置いた……とは考えられないだろうか。

 ある時点でヒズボラは「ヤケに電池の減りが早いな」と気付いた。しかし、それだけだった。

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 Rachel S. Cohen 記者による2024-10-16記事「Aerovironment’s New P550 Flies Five Hours On A Charge, Drops Two-Pound Guided Bombs」。
   1回充電すると、連続5時間も飛んでくれる固定翼偵察無人機「P550」をアエロヴァイロメント社が初展示。ワシントン州で開催された米陸軍協会の年次総会で。月曜日に。

 爆装も15ポンドまで可能で、たとえば1発2ポンドの精密誘導爆弾を複数、高空から投弾できる。

 離着陸には垂直マルチローターを使うので、ユーザーとしてはこの上なく便利だ。

 ウイングスパンは17フィート。全長9フィート。自重は55ポンド。「グループ2」のUASにカテゴライズされる。

 お披露目は、「シュライク」というL3Harris社製の2.5ポンドのGPS誘導爆弾を2発、吊下した姿で展示された。

 4月にアエロヴィロメントが公表しているところでは、同社は、UAV用のソフトウェア開発を「Parry Labs」社に頼んでいる。ミッション・システムをユーザーにとって平易なものにするために。ゲーム機でいわゆる「プラグ&プレイ」――電源を入れたらすぐにスタートできる――の感覚に近くしなくてはならぬ。

 製造部長のクリス・コーネルいわく。ウクライナ戦争から学べること。とにかく環境の変化が早い。だから、無人機のセットアップは、その変化にただちに追随できるようにできていなくてはならん。

 「P550」は、工具なしで、兵隊が、大きく3つのパーツに分解できる。そうすれば中型の軍用トラックで運搬できる。

 歩兵大隊長は、航空偵察の必要を感じてから、わずか10分後には、こいつを飛ばして、40km先の敵情を探らせることができる。

 米陸軍はとりあえずこのクラスのVTOL偵察無人機を600機、調達したい。

 ※この機体は滑走によるSTOL離着陸はできない。ランディングギアはどうなっているかと見ると、主翼の下に細い「つっぱり棒」を2本スウィングダウンさせて、犬のおすわりのような姿勢で着地するようだ。尾輪や尾橇は無く、胴体の尾端底面をじかに接地させるのだと思しい。

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 Clarence Oxford 記者による2024-10-16記事「Space Development Agency awards major contract to Iridium and GDMS for Enhanced Ground System Integration」。
   イリディウム通信会社は、米国宇宙開発局SDAと、4億9160万ドルの契約。相棒としてジェネラルダイナミクスミッションシステムズ(GDMS)社。

 陸上部隊が使えるLEO衛星デジタル無線環境を構築する。

 ※イーロン・マスクの企業1社に依存なんかできるかい、という当然の警戒心を、陸軍も持っているのだ。